内藤陽介 Yosuke NAITO
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World Wide Weblog
 世界の国々:ノルウェー
2015-12-23 Wed 10:57
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2015年12月23日号が先週刊行されました。僕が担当したメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はノルウェーの特集です。その記事の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・ミンククジラ

 これは、2000年に発行されたミンククジラの切手です。

 ノルウェー西岸では、夏になるとミンククジラがフィヨルド内にまで回遊してくるため、古くから捕鯨がさかんに行われ、鯨肉が食されてきました。初期の捕鯨は、網でフィヨルドの入口を封鎖して閉じ込め、小舟で近づいて毒矢でしとめるという方法でしたが、19世紀半ば以降、スヴェン・フォインが開発した捕鯨砲と動力式捕鯨船を使用した“ノルウェー式捕鯨”が世界各国に広がることになります。その後、ノルウェーの漁師たちは、ミンククジラを求めてアイスランド、さらには北極海にも進出しました。現在でも、ノルウェーは北東大西洋でのミンククジラの捕獲を継続しており、鯨はノルウェー国民の生活に欠かせない存在として、今回ご紹介のような切手も発行されたというわけです。

 さて、 『世界の切手コレクション』12月23日号の「世界の国々」では、ノルウェーの独立までの経緯とアムンセンの極地探検についての2本の長文コラムのほか、リレハンメル五輪、フィヨルド、作家イプセン、ムンクの『叫び』、ノルウェー・サーモンの切手などもご紹介しています。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧ください。

 なお、僕が担当する「世界の国々」は、次回は12月22日発売の12月30日号でのオランダの特集になります。こちらについては、来週以降、このブログでもご紹介する予定です。
 

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 スピッツベルゲン
2015-12-20 Sun 16:12
 北極圏のスピッツベルゲン島西部のロングイェールビーンで、きのう(19日)、雪崩が発生して約10軒の民家が巻き込まれ、1人が死亡、9人が負傷したそうです。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々には心よりお見舞い申し上げます。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・スヴァールバル

 これは、1925年にノルウェーが発行した“スヴァールバル条約発効”の記念切手です。

 スヴァールバル諸島は北極圏のバレンツ海にある群島で、主島のスピッツベルゲン島をはじめとする不毛の島々から構成されており、スピッツベルゲン島最大の町であるロングイェールビーンは、人口1000人以上の町としても最北に位置しています。

 大航海時代の主役であったスペインとポルトガルが南回りの航路を独占したため、後発組の英国やオランダは北周りの航路を開発せざるを得ませんでしたが、その過程で、1596年、オランダ人探検家のウィレム・バレンツがスヴァールバル諸島を発見。さらに、その近海にホッキョククジラが多数生息していることが明らかになると、1611年、英国が同諸島の主島であるスピッツベルゲン島に大規模な捕鯨基地を設置すると、オランダやドイツ、ノルウェーやデンマークなどがこれに続きました。

 ただし、厳しい自然環境のゆえに沿岸部にしか人が訪れない状況が長らく続き、主島であるスピッツベルゲン島の内陸部に人類が初めて人が踏み入ったのは1896年のことです。

 20世紀以降は石炭の採掘がはじまり、米国、英国、スウェーデン、ロシア、ノルウェーなどの会社が進出するようになると、採掘権争いや労働争議などが起きるようになったため、1920年に調印されたスヴァールバル条約(わが国も原加盟国のひとつです)によって①スヴァールバル諸島をノルウェーの統治下におく、②全ての加盟国は同諸島で等しく経済活動を行う権利を有する、③同諸島は非武装地帯とすることなどが定められました。なお、条約の発効は1925年8月14日のことで、今回ご紹介の切手はそれを受けて発行されたものです。

 第二次世界大戦中はソ連に向けて英国の物資を輸送するルートの途上にあったため、連合国軍はスピッツベルゲン島を占拠しましたが、ドイツも同諸島第2の島である北東島に上陸して気象観測隊の兵士を送り込み、秘密裏に測候所を設置していました。ちなみに、1945年5月、ドイツ本国が降伏した後も北東島のドイツ軍測候所は活動を続け、同年9月4日、同島を訪れたノルウェーのアザラシ漁船の船長に降伏しました。これが、第二次世界大戦で最後に降伏したドイツ軍兵士とされています。

 スピッツベルゲン島といえば、最近では、映画『アナと雪の女王』の原案となったアンデルセンの童話『雪の女王』の舞台とされるとして紹介されることも多いのですが、日本人としては、2008年に世界の農作物種の保存を目的に同島に設置された“スヴァールバル世界種子貯蔵庫”のモニュメントを、日本人彫刻家の田辺光彰が手掛けたことも、同島の話題としてもっと注目されてよいのではないかと思います。

 
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 南極の日
2015-12-14 Mon 11:02
 きょう(14日)は、1911年12月14日にノルウェーの探検家・アムンセンと4人の隊員が人類で初めて南極点に到達したことにちなみ、“南極の日”です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・アムンゼンの南極到達

 これは、1961年にノルウェーが発行した南極点到達50周年の記念切手で、南極点に立つアムンセン一行が描かれています。

 19世紀末のフリチョフ・ナンセンによる北極探検に刺激を受けて探検家になることを決意したロアール・アムンセンは、1897-99年にかけてベルギーの探検船ベルジカ号の航海士として南極海の航海に参加。流氷に閉じ込められ、結果的に、世界最初の南極越冬を体験することになりました。

 1903年、アムンセンは大西洋側からアメリカの北を回って太平洋側へ抜ける“北西航路”の航海の横断に向けて出発し、北極諸島を横断してアラスカに到達。1906年、3度の越冬の後、ベーリング海峡を通過し、アラスカ太平洋岸のノームに入港し、史上初の北西航路の横断航海に成功します。

 さらに、アムンセンはナンセンが北極探検に浸かっていたフラム号を譲りうけて北極点到達を目指しましたが、1909年4月6日にロバート・ピアリーが北極点に到達すると、目標を南極点に変更。1910年8月、ノルウェーを出航し、1911年1月14日、南極大陸に上陸。フラムハイム基地を建設し、越冬と探検の準備の後、4台の犬ぞりで同年12月14日、人類初の南極点到達を達成。翌1912年1月25日、フラムハイムに帰還しました。

 南極探検から帰還した後も、アムンセンはドルニエ・ワール飛行艇や飛行船ノルゲ号による北極点通過を行い、人類初の両極点到達など、探検家として精力的に活動していましたが、北極を飛行機で探検中の1928年、近くで遭難したイタリア探検隊の捜索に向かう途中で行方不明となり、現在にいたるまで、その遺体は発見されていません。


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 ヘイエルダール100年
2014-10-06 Mon 23:05
 コンティキ号の航海で知られるノルウェーの人類学者・探検家のトール・ヘイエルダールが1914年10月6日に生まれてから、今日(6日)でちょうど100年です。というわけで、今日はストレートにこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・ヘイエルダール100年

 これは、今年(2014年)4月28日、ノルウェーで発行された“ヘイエルダール生誕100年”の記念切手のうち、航海中のコンティキ号を取り上げた1枚です。国内書状基本料金(20グラムまで)用の無額面永久保証切手ですが、ノルウェーの現行料金だと10クローネ(今日のレートで約160円)となります。

 さて、ヘイエルダールによるコンティキ号の航海は、南米のインカ文明とポリネシア文明との相似点が多いことから、ポリネシア人の祖先が南米から海を渡って渡来したインディオであるとの仮説を立証するため、インカを征服したスペイン人たちが描いた図面に忠実にいかだを作り、実際にいかだでの航海が可能かどうか検証するために行われました。なお、コンティキという船名は、インカ帝国の太陽神ビラコチャの別名にちなんだものです。

 いかだは、1947年4月28日(切手の発行はこの日附にちなんでいます)にペルーのカヤオ港を出発し、フンボルト海流にのって西進し、8000km弱を航海した後、1947年8月7日、仏領ポリネシアのツアモツ諸島ラロイア環礁で座礁。ポリネシア人の祖先がアメリカ・インディアンである可能性が否定できないことを明らかにしました。ただし、彼の航海は、実際には、軍艦に曳航されて陸地から約80kmの地点から漂流実験を開始しているなど、実験上の不備があったほか、現在では、遺伝子分析などの結果も踏まえて、古代社会において南米からポリネシアへの移住はなかったとする見方が支配的になっているそうです。

 ただし、自説の証明のために体を張って大海原に乗り出したヘイエルダールのチャレンジ精神については、研究上の成果という点はともかく、現在なお、多くの人が称賛を惜しまないのは周知の通りで、そのことが今回、彼の祖国ノルウェーでの記念切手発行につながったことは言うまでもありません。


 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★

      チャンネルくらら写真

 インターネット放送・チャンネルくららにて、10月第2週より、内藤がレギュラー出演する新番組「切手で辿る韓国現代史」が毎週水曜日に配信となります。とりあえず、10月4・5日は、その前宣伝として内藤のインタビューが配信となりました。前篇後篇、それぞれ、青字をクリックしていただけるとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)
 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:10月7日、11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(詳細はそれぞれ講座名をクリックしてください)

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 初回開催は10月7日で、講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 ノルディック複合で渡部が銀
2014-02-13 Thu 13:41
 きのう(現地12日)のソチ五輪は、ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルで渡部暁斗が銀メダルを獲得しました。この種目での日本勢の個人メダルは、1994年のリレハンメル五輪での河野孝典(銀メダル)以来、20年ぶりのことです。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       ノルディック複合・リレハンメル特印

 これは、前回、日本選手がノルディック複合でメダルを獲得したリレハンメル五輪の際に、現地で使われた記念印のうち、ノルディック複合をデザイン化したものです。ちなみに、押印に使われた切手は、開催国ノルウェーが1992年に大会の事前周知を兼ねて発行した記念切手で、消印の日付の2月18日はノルディック競技が行われた当日です。

 ノルディック複合(ノルディック・コンバインド)は、クロスカントリースキーとスキージャンプを組み合わせて行う競技で、クロスカントリーでは持久力、ジャンプでは瞬発が求められることから、総合的な運動能力を競う者となっており、ヨーロッパではこの種目の王者は“キング・オブ・スキー”と呼ばれています。

 ノルディックスキーの世界選手権は、1924年にフランスで行われたシャモニー五輪を第1回大会として、以後、1939年まで毎年開催されていました。第二次欧州大戦による中断を経て、1948年以降は偶数年に1度の開催で、1984年のサラエボ五輪までは、五輪開催年は五輪と世界選手権を兼ねての開催となっていました。その後、1985年からは奇数年に1度の開催となり、昨年(2013年)はイタリアのヴァル・ディ・フィエンメで開催され、今回銀メダルを獲得した渡部選手は個人ノーマルヒルで9位という成績でした。

 クロスカントリースキーのみを描いた切手やジャンプのみを描いた切手というのは沢山あるのですが、1枚で両方を取り上げた切手は意外と少なく、日本では発行されていません。そこで、どうやって日本選手と関連づけようかと考えて、今回は、前回のメダル獲得時にちなむモノをご紹介したという次第です。


 ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★   

 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。次回開催は3月4日13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。(4月以降の講座については、近々、ご案内いたします)


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 『蘭印戦跡紀行』広告

 日本の兵隊さん、本当にいい仕事をしてくれたよ。
 彼女はしわくちゃの手で、給水塔の脚をペチャペチャ叩きながら、そんな風に説明してくれた。(本文より)

 南方占領時代の郵便資料から、蘭印の戦跡が残る都市をめぐる異色の紀行。
 日本との深いつながりを紹介しながら、意外な「日本」を見つける旅。

 出版元特設ページはこちらです。また、10月17日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿南店で行われた『蘭印戦跡紀行』の刊行記念トークの模様が、YouTubeにアップされました。よろしかったら、こちらをクリックしてご覧ください。


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 ノルウェーの総選挙
2009-09-14 Mon 22:31
 任期満了に伴うノルウェー議会(定数169)選挙の投票が、一部を除き、きょう(14日)行われます。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

 ノルウェー議会100年

 これは、1984年11月15日にノルウェーが発行した“議会制度100年”の記念切手で(ということは、今年はノルウェー議会125周年ということになりますな)、第1回議会開会の時のようすが取り上げられています。

 立憲君主国のノルウェーでは、1814年憲法では「議会または首相を含む内閣は国王により任命される」とされていましたが、1884年の憲法改正で、内閣の発足には議会の承認が必要とされるようになり、議院内閣制が成立して、国王による内閣の任命は形式的なものとなりました。今回ご紹介の切手の場合も、議院内閣制100年というほうがしっくりくるかもしれません。

 ノルウェーの国会は2院制なのですが、4年に1度、全議員165名を19の州から比例代表制選挙で選び、選挙後、当選議員を両院に割り振るという変則的な制度となっています。わが国でいうと、衆参ダブル選挙をやって当選するまでは、衆議院議員になるのか参議院議員になるのかわからない、という感じですな。まぁ、真に両院が対等で、議員は国家全体のために働くというのであれば、それでも問題がないような気もしますが…。

 改選以前の議席数は、ストルテンベルグ首相率いる労働・左派社会・中央3党による中道左派連立政権が87に対して、保守・キリスト教民主・自由・進歩の野党4党が82となっていますが、各種世論調査による予想だと、与党3党が84、野党4党が85と両者は完全に伯仲しています。

 ところで、福祉国家として名高い北欧諸国でも、高福祉を維持するための過重な負担に反発する国民が福祉政策の見直しを求めることが多く、主要国で唯一左派政権が残っているのがノルウェーだけなのだとか。 わが国では、あさって(16日)にも“中道左派”の民主党政権が発足しようかという状況ですが、次の選挙では与野党伯仲という状況になるのかどうか…。


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 北極の日
2009-04-06 Mon 22:50
 きょうは、いまから100年前の1909年4月6日にアメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に“到達”したことにちなみ、“北極の日”なんだそうです。というわけで、北極がらみの切手の中から、こんなモノをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 アムンゼンの熊

 これは、1925年、ノルウェーが自国の探検家ロアール・アムンセン(日本では英語読みのアムンゼンと呼ばれることが多いようですが、言語ではアムンセンと濁らないようです)の北極飛行を支援するために発行した切手の1種で、ホッキョクグマと飛行機が描かれています。

 アムンセンといえば、1911年12月14日、人類初の南極点到達を果たしたことで有名ですが、彼のそもそもの目的地は北極点到達でした。ところが、1909年4月のピアリーによる北極点到達の知らせを知り、目標を南極点に変更し、結果的に、偉業を達成することになったというわけです。なお、ピアリーに先を越されたので行き先を変更したというのではスポンサーを納得させるのは難しいと考えたのか、当初、彼は「南極点に到達したのち北極探検」として計画を拡大したと主張しています。ただし、北極点に最初に到達したとされるピアリーですが、実際に彼が到達したのは北極点から6キロの地点だったことが後になって判明。したがって、アムンセンが本当に北極点を目指していたら、ピアリーの業績というのは否定されることになっていたかもしれません。

 南極探検から帰還した後、アムンセンはドルニエ・ワール飛行艇や飛行船ノルゲ号による北極点通過を行い、人類初の両極点到達など精力的に活動しました。しかし、北極を飛行機で探検中の1928年、近くで遭難した飛行船イタリア号によるイタリア探検隊の捜索に向かう途中で行方不明となっています。

 それにしても、この切手は切り絵風のデザインがなんともいい雰囲気ですな。こういう切手を見るにつけ、北欧のデザインセンスには素直に感心させられます。


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