内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 キリバス独立20年
2009-07-12 Sun 23:21
 1979年7月12日に南西太平洋の島国・キリバスがイギリスから独立して今日でちょうど30年です。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 タラワのカバー

 これは、第2次大戦中の1944年11月14日、現在はキリバスの首都となっているタラワ(当時は英領ギルバート&エリス諸島の首府)からアメリカ・ニューヨーク州のオネオンタ宛てに差し出されたカバーです。裏面に押されている中継印などの情報も総合すると、このカバーはタラワで差し出された後、イギリス当局によって検閲を受け、その後、12月11日にスバ(フィジー)、翌1945年1月19日にアメリカ・カリフォルニア州のサンペドロ、1月30日にニューヨークを経由して、1月31日に目的地のオネオンタに到着しています。この間、アメリカ到着時にはアメリカ側の検閲も受けています。

 現在のキリバスは、ギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一などを領土としており、その範囲は赤道付近に3800平方キロにも散らばっています。このうち、ギルバート諸島は隣のエリス諸島とともに1892年に英領となりました。その首府となったタラワでは、1943年11月20日から25日にかけて、この島を要塞化した日本軍とアメリカ軍との間で壮絶な戦いが繰り広げられた“タラワの戦い”の舞台としても知られています。

 第二次大戦後の1971年、ギルバート&エリスは英連邦内の自治領となりましたが、1978年にエリス諸島がツバルとして独立。翌1979年に残りの地域が、周辺にあった米領の無人島とともにキリバスとして独立し、現在にいたっています。独立後のキリバスでも、第二次大戦がらみの周年記念切手は発行されていますが、それらについては、いずれ機会があればご紹介したいと思います。

 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★  
   
 異色の仏像ガイド決定版 
 全国書店・インターネット書店(アマゾンbk17&Yなど)・切手商・ミュージアムショップ(切手の博物館ていぱーく)などで好評発売中!

 切手が伝える仏像  『切手が伝える仏像:意匠と歴史』 彩流社(2000円+税)       

 300点以上の切手を使って仏像をオールカラー・ビジュアル解説
 仏像を観る愉しみを広げ、仏教の流れもよくわかる!
スポンサーサイト
別窓 | キリバス | コメント:0 | トラックバック:2 | top↑
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/