内藤陽介 Yosuke NAITO
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 春節深夜の香港で騒乱
2016-02-09 Tue 15:24
 春節のきのう(8日)深夜、香港の繁華街、旺角で香港警察による屋台の取り締まりをきっかけに、これに反発する市民と“本土派(中国大陸から来る中国人を排除して自分たちの“本土”である香港を守ろうと訴えている民主派グループ)”が合流して数百人規模の騒乱が発生。警官隊はデモ隊への催涙ガスに加え、空に向けて2発の威嚇発砲を行いました。香港のデモで警官隊の発砲は極めて異例のことで、9日朝までにデモ参加者ら24人の身柄が拘束され、44人が負傷しました。というわけで、きょうは香港警察がらみでこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・警察ラベルカバー  香港・警察ラベルカバー(裏)

 これは、1967年6月15日、九龍から米国宛の書留便で、香港の警察官を描く“国際観光年”の宣伝ラベルが貼られているのがミソです。ラベルの製作者としては、警察官のラベルによって香港の治安が良いことをアピールしようとしたのでしょうが、このカバーが差し出された時期の香港は、“六七暴動”と呼ばれる大規模な左派騒乱の最中にありましたから、何とも皮肉な組み合わせともいえそうです。

 1966年5月、共産党支配下の中国大陸でプロレタリアート文化大革命(以下、文革)が正式に発動されます。これを受けて、同年9月、文革指導部は華僑への宣伝を担当する“文化宣伝隊”を設立。香港もその工作対象とされました。

 はたして、10月に北京で開かれた国慶節祝賀会には、香港の代表が招待され、他地域の華僑の代表者とともに熱烈な歓迎を受けたほか、11月には香港左派の代表が“孫中山誕生100周年記念式典”に参加し、帰国後、紅衛兵運動を盛んに賞賛するようになります。

 現在の視点から見れば、文革の本質は権力闘争でしかなく、その主張も荒唐無稽なものですが、当時の香港には、大陸から渡ってきた左派の煽動を受け入れるだけの素地があったことも事実です。

 すなわち、1950年代以降、香港経済が目覚しい高度成長を遂げている一方で、それを支えてきた難民労働者は極端な低賃金・長時間労働を強いられているという現実がありました。そうした彼らには、既存の秩序を根本的に否定し、社会の極端な平準化を要求する文革派の主張は、一定の説得力を持って受け止められる面もあったのです。

 こうした状況の下で1967年1月4日、香港における左派系市民の後ろ盾となっていた中国共産党広東省委員会第一書記の陶鋳が失脚します。

 陶鋳は1926年に中国共産党に入党した古参の党員で、中華人共和国の成立後は広東省委第一書記、中央政治局常務委員、書記常務所書記、国務院副総理、中央宣伝部部長などを歴任。中央政治局内では、毛沢東、林彪、周恩来に次ぐ序列第4位の大物でしたが、文革が発動されると、陶鋳は失脚した陸定一に代わって中央宣伝部部長に就任。江青ら文革四人組に対しては批判的な立場をとり、文革の行き過ぎにブレーキをかけようとしていました。このため、紅衛兵によって“中国最大の保皇派”と宣告され、陳伯達、康生、江青等からの批判を受けて事実上失脚したのです。

 “広東王”とも呼ばれ、広東省から香港・マカオにいたるまで強い影響力を持っていた陶鋳が失脚したことで、香港の左派系市民は、陶鋳の目指していた穏健路線を放棄し、急進路線をとらざるを得なくなります。もちろん、極左路線の信奉者は、この事態を歓迎しました。

 かくして、1967年早々から、海運会社やタクシー会社、繊維工場やセメント工場などで労働争議が頻発。社会的な緊張が高まり、同年4月に入ると、啓徳空港の北側、新蒲崗のホンコンフラワーの工場でも文革派の煽動によってストライキが発生しました。

 ストライキに突入したホンコンフラワーの工場では、文革派の煽動もあって、労働者たちが毛沢東語録を振りかざして工場を取り囲み、工場は操業停止に追い込まれました。そこで、5月6日、商品を運び出そうとする経営側が労働側と衝突すると、警官隊が労働側を強制排除。労働側に多数の負傷者が出たほか、24名が逮捕される騒ぎとなりました。

 この事件に対して、親大陸系の左派市民は労働者を支持し、大規模な反英デモを行います。デモ隊は、これまた毛沢東語録を振りかざし、香港総督官邸の周囲には抗議の大字報(壁新聞)が貼りだされるなど、大陸の紅衛兵運動と全く同じパターンが展開され、背後にいかなる勢力があるのか、誰の目にも明らかとなりました。

 さらに、5月12日には、“香港・九龍各業種労働者迫害反対闘争委員会”が成立し、香港政庁に弾圧停止・逮捕者釈放・当局の謝罪などの四項目の要求を突きつけます。15日には英国を非難し、闘争委員会とほぼ同内容の五項目を要求する中国外交部の声明も発表されました。

 これに対して、英当局は5月22日から反撃に出て、香港政庁によるデモ隊鎮圧によって166名が逮捕され、多くの死傷者が発生。さらに、翌23日、香港政庁はデモの許可制・総督への請願の郵送制・大字報の禁止などを定めた緊急法令を発し、断固として暴動を鎮圧する姿勢を示しました。さらに、26日にはシンガポールから英海軍の空母が来航し、大規模な軍事演習も行われ、暴動に参加していた左派市民を威嚇しています。

 もっとも、共産党系労組の幹部や一部の極左教員(教員の中に極端な左翼思想に走る者が一定の割合で発生するのはどこの国でも一緒のようですな)こそ英国の香港支配を転覆しようと本気で考えていた節があったものの、暴動に参加していた左派市民たちの多くは、あまりにも拡大した社会的な不平等への不満をぶつけているだけで、体制そのものを転覆しようとは考えていっませんでした。

 じっさい、暴動で一番激しい攻撃を受けたのは、今回ご紹介のラベルに描かれているような中国系の警察官でした。彼らには「お前たちも中国人じゃないのか」と罵声が浴びせられ、塩酸や尿の入ったガラス瓶または火炎瓶を投げつけられたほか、警官隊に向けられたアジ演説のスピーカーは「英国人はそう長くはここに留まっていられないだろう。彼らが本国に帰るとき、お前たちを連れて帰ってくれるとでも思っているのか」とがなっていました。

 一方、北京政府は「英帝国主義の挑発に断固反対する」との声明を発していましたが、本音では、香港の“現状維持”を放棄するメリットは何もないことを十分に承知していました。もちろん、江青らは香港奪還を主張したものの、それが毛沢東の支持を得ることはなく、中国は英国が中国に敵対する政策を取らず、軍事的に利用しない(中国は米軍が香港に寄港することを恐れていました)方針を堅持していることを確認すると、それ以上、香港に対して干渉することはなくなります。

 かくして、香港の左派系市民は中国からも見捨てられ、“左派騒乱”と呼ばれた暴動は八月には実質的に終息。裏切られた革命の後遺症として、香港左派の地下党員の士気は沈滞し、中国系の国貨公司や中国系商店の売上げも激減することになりました。

 なお、このあたりの事情については、拙著『香港歴史漫郵記』でも詳しく取り上げておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 きょうからJTPC展です
2016-01-17 Sun 02:37
 きょう(17日)午後1時から、東京・目白の切手の博物館で第7回テーマティク出品者の会(JTPC:Japan Thematic Philatelists Club)の切手展がスタートします。今回は、花卉園芸を題材とした作品を御出品の嘉ノ海暁子さんの御尽力で、きょうと19日(火)の2日間、下のデザインのような小型印が使用されます。(以下、画像はクリックで拡大されます)

      JTPC切手展・小型印(2016)

 JTPCは、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争切手展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。今回の展覧会は、昨年に続き7回目の開催で、本日午後3時頃からは、展示作品の解説も行います。入場は無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。(詳細はこちらをご覧ください)

 さて、今回のJTPC展には、僕も、昨年(2015年)11月に香港で開催された<HONG KONG 2015>に出品した“A History of Hong Kong”を展示しているのですが、その作品の中で、園芸品種の花に関連するマテリアルとして、以下のようなものも含まれています。

       文革・スローガンカバー(香港→台山)  

 これは、1966年9月19日、香港から中国・広東省の台山宛のカバーで、中国側に到着後、毛沢東(主義)をたたえるスローガンの印が押されています。このスローガン印の左側に、白抜きの“忠”の字のあるハートの下に、ヒマワリの花がデザインされているのがミソです。(下に、そのスローガン印の部分をトリミングして貼っておきます)

       文革スローガン・部分(香港→台山)

 中国大陸では、1958年の大躍進政策が惨憺たる失敗に終わり、その責任を取って毛沢東は国家主席を退き、劉少奇・鄧小平らによって経済再建が図られていました。しかし、これを社会主義建設の後退として巻き返しを狙う毛は、1966年5月、プロレタリアート文化大革命(以下、文革)を発動。同年8月10日には、文革についての初めての系統的な正式文書である「プロレタリアート文化大革命についての決定(通称:16ヶ条)」が採択され、さらに、9月には華僑への宣伝を担当する“文化宣伝隊”を設立されて、香港もその工作対象とされることになりました。

 このあたりの事情については、拙著『香港歴史漫郵記』でも詳しくご説明しておりますが、今日から開催のJTPC展に出品している僕の作品でも、文革が香港にもたらした影響についても2リーフ分のスペースを割いており、今回ご紹介のカバーのほかにも、いろいろと興味深いマテリアルの実物を展示しておりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。
 

 ★★★ 展示イベントのご案内 ★★★

 第7回テーマティク出品者の会切手展 1月17-20日(日ー水。ただし、18日は休館)
 於・切手の博物館(東京・目白)

 テーマティク出品者の会は、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。僕も、昨年の香港展に出品した香港の歴史のコレクションを展示します。入場は無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。(詳細はこちらをご覧ください)

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 国際民間航空デー
2015-12-07 Mon 21:43
 きょう(7日)は、1944年に国際民間航空機関(ICAO)の設立を定めた「国際民間航空条約」の署名が行われたことを記念した国際民間航空デーです。というわけで、最近入手したばかりのエアメールの中から、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・クラッシュカバー(1966)

 これは、1966年3月4日、東京国際空港(羽田空港)への着陸直前に墜落したカナダ太平洋航空402便のダグラスDC-8-43機に搭載されていた郵便物です。

 事故当時、カナダ太平洋航空402便は、香港・啓徳空港→東京・羽田空港→ヴァンクーヴァー(カナダ)→メキシコシティ→とブエノスアイレス(アルゼンチン)の環太平洋航空路線として、週2便、運航されていました。

 事故機は、1966年3月2日15時14分(現地時間)に啓徳空港を離陸後、日本時間の19時8分に羽田への着陸へ向け降下を開始しました。しかし、当日、日本各地は濃霧に覆われており、陸海空の交通機関が麻痺に陥っており、402便も空中待機の後、19時42分、15分以内に天候回復しない場合、台北(台北松山空港)に着陸することを決定しています。

 その後、視界が回復したため、管制は羽田への着陸を促したものの、その途中で天候は再び悪化。402便は台北への代替着陸を決定しましたが、20時5分、視界が再び回復したことを受けて、管制は402便に対して再度、滑走路への進入を認めました。このため、402便は着陸態勢に入りましたが、着陸直前になって管制官の指示よりも高度が下がり、20時15分、右主脚が進入灯に接触。以後、次々に破壊しながら進行して護岸に衝突し、大破し炎上しました。この事故で運航乗務員3名、客室乗務員7名、乗客62名の合わせて72名のうち、乗務員全員と乗客54名の合わせて64名(うち日本人5名)が死亡し、乗客8名が救出されました。なお、この事故では、機体は尾翼を残して全焼しており、犠牲者の多くは事故の衝撃ではなく火災に巻き込まれて亡くなったと見られています。

 今回ご紹介のカバーは英領時代の香港で1966年1月に発行されたチャーチル追悼の切手を貼ってカナダ・モントリオール宛に差し出されたもので、裏面には香港の機械印が薄く押されていますが、切手には消印がかかっていないのが残念なところです。

 カバーは、羽田での墜落・炎上事故によって周囲が焼け焦げた状態で回収され、“Damaged in Air Crash/ At Tokyo 1”の印を押し、配達時には、郵便物はこの状態でカナダに到着したことなどを説明するカナダ郵政の手紙をつけて名宛人に届けられました。その手紙の画像をしたい貼っておきます。

      香港・クラッシュカバー(事情説明)

 焼け焦げカバーの常として、このカバーも周囲が非常にもろくなっているので、とりあえず、オークションでの落札時に入っていたプラスチックのケースからは取り出さずにスキャンを取ってみましたが、左上の“BY AIR MAIL”の部分などは、すでにカバー本体から離れてしまっており、今後、展覧会の出品などで長時間フレームの中に入れておいたりすると、さらに周囲の一部が崩れてきたりする可能性もありそうです。この手のカバーをコレクションに入れている方も少なくないと思うのですが、保存や展示についてのノウハウで、何か良いお知恵がありましたら、ぜひ、ご教示いただけると幸いです。


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 QEII、在位記録を更新
2015-09-10 Thu 22:22
 英国のエリザベス女王は、きのう(9日)、在位63年216日を数え、大英帝国繁栄の象徴である高祖母のヴィクトリア女王を抜き、在位期間が歴代最長の英国君主となりました。というわけで、両女王が同時に描かれている切手として、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・QV像角ヴァラエティ

 これは、1962年に英領香港で発行された香港切手発行100年の記念切手の10セント切手で、ヴィクトリア・パークのヴィクトリア女王像と、エリザベス女王の肖像が並べて描かれています。この切手は、シートの3番切手(最上段の左から3番目の切手)に有名な定常変種として“角”の字に点がついたものがありますので、今回は、そのポジションがわかるようなブロックを持ってきました。ちなみに、カタログの図版から起こしたヴァラエティ部分の拡大図を下に貼っておきます。 

      角の字ヴァラエティ

 切手に取り上げられたヴィクトリア女王像は、もともとは、1897年、女王の即位60周年を記念して、英本国のピムリコで制作され、現在のスタテュー・スクエア(皇后像廣場。この銅像を置くための広場として作られたので、この名があります)に設置されました。1941年末に始まる日本占領時代には鋳つぶして軍事資材とするため、占領当局によって接収されて、広場から外されましたが、実際に鋳つぶす前に終戦となったため、銅像は香港政府に返還され、修復されました。

 現在、この像が置かれているヴィクトリア公園の場所は、第二次大戦以前は、銅鑼湾避風塘として、嵐などの際に船ごと逃げ込む避難所がありましたが、1950年代になって埋め立てられた後、1954年8月以降、修復された女王像を設置するための公園として整備が進められ、1957年10月に完成しました。香港の中心部にあるだけでなく、19ヘクタールもの敷地を有していることから、今回のデモに限らず、政治的な集会の出発点等でしばしば利用されています。

 さて、今年11月に香港で開催予定のアジア国際切手展<HONG KONG 2015>ですが、コミッショナーだった山田廉一さんが事情によりコミッショナーの業務を行うことができなくなったため、アシスタント・コミッショナーの井上和幸さんがコミッショナーとなり、僕がアシスタントとしてお手伝いすることになりました。今後、同展に関して、ご出品者の皆様をはじめ、皆様にいろいろお世話になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。


* きのう、アクセスカウンターが156万PVを超えました。いつも閲覧していただいている皆様には、あらためてお礼申し上げます。

 ★★★ 講座「アウシュヴィッツの手紙」(10月16日)のご案内 ★★★ 

     ポーランド・アウシュヴィッツ解放30年   アウシュヴィッツの労務風景

 10月16日19:00~20:30、愛知県名古屋市の栄中日文化センターで、「アウシュヴィッツの手紙」と題する講座を行います。

 第二次大戦中、ポーランド南部のアウシュヴィッツ(ポーランド語名・オシフィエンチム)は、ナチス・ドイツの強制収容所が置かれ、ユダヤ人を中心に150万人以上が犠牲となった悲劇の地として知られています。今回の講座では、収容者の手紙を中心に、第二次大戦以前の状況を物語る郵便物・絵葉書、アウシュヴィッツを題材とした戦後の切手などもご紹介しつつ、さまざまな角度からアウシュヴィッツを考えてみたいと思います。

 申込方法など詳細は、こちらをご覧ください。(画像は、ポーランドが発行したアウシュヴィッツ解放30周年の記念切手、右側は収容者による労務風景を取り上げた戦後作成の絵葉書です) 

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から毎月1回(原則第1火曜日:10月6日、11月 3日、12月1日、1月5日、2月2日、3月1日)、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で下記の一般向けの教養講座を担当します。(下の青い文字をクリックしていただくと、よみうりカルチャーのサイトに飛びます)

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 初回開催は10月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました!

 【出版元より】
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  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


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 端午節
2015-06-20 Sat 23:11
 きょう(20日)は、旧暦5月5日の“端午節”です。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      英領香港・端午節(1985)

 これは、1985年6月19日、英領時代の香港が発行した“端午節”の小型シートで、ドラゴン・ボートが取り上げられています。シート余白の龍頭が印象的で、以前、拙著『香港歴史漫郵記』の表紙カバーにもトリミングして使ったことがあります。

 さて、中華世界では旧暦5月5日の端午節にはドラゴンボートの競漕行事(祭事)が行われますが、これは、端午節に入水自殺した屈原を助けようとした漁民がドラゴンボートを使ったという伝承があるためです。

 屈原は中国・戦国時代の楚の政治家で、当時の強国であった秦の脅威に対して、秦以外の諸国が同盟して対抗しようとする合縦派の大物として活躍していました。しかし、秦との同盟を主張する連衡派の策略で失脚。600里の地を割譲するとの秦の甘言に惑わされた楚王が斉との連合を破棄すると、秦は、前言を翻して、楚への割譲は6里のみと主張。怒った懐王は、紀元前313年、大軍をもって秦を攻撃したものの、惨敗を喫してしまいました。

 その後も、屈原は政治家として復権を果したものの、楚の王はまたも秦の甘言に惑わされ、その死後、秦の侵攻を受けます。その報に接した屈原は、祖国の前途に絶望し、汨羅(湖南省北東の川)に身を投げて自殺しました。

 さて、香港と言えば、今年11月に香港で開催されるアジア国際切手展<HONG KONG 2015>に、僕も、昨年ソウルで開催された<PHILAKOREA 2014>に出品した作品、A History of Hong Kong を出品することになりました。もちろん、昨年の作品をそのまま出品するわけではなく、大幅に手を入れる予定です。その過程で、面白いモノがありましたら、このブログでもいろいろご紹介したいと思っておりますので、よろしくお付き合いください。


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 “和平占中”の終了を悼む
2014-12-12 Fri 22:44
 次期行政長官の選挙制度をめぐる大規模デモ“和平占中”が2ヶ月ほど続いていた香港ですが、きのう(11日)、アドミラリティ(金鐘)にあったデモ隊の最大拠点の強制排除が行われ、249人が逮捕されました。逮捕者の大半はきょう(12日)早朝までに釈放されましたが、デモを主導した学生2団体は再占拠を呼びかけない方針を示しており、和平占中は事実上終了しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・立法局大楼(田型)
 
 これは、1987年、英領時代の香港で発行された20ドルの普通切手で、エリザベス女王の肖像の下に立法局大楼が描かれています。単片でも良かったのですが、たまたま手元にカラーマークつきのコーナーブロックがありましたので、そちらを持ってきました。

 立法局大樓は日本の議事堂に相当する建物ですが、切手に描かれている建物は、もともとは最高法院(日本の最高裁判所に相当)大楼として用いられていました。

 英領香港の立法局が最高法院の建設を決議したのは、ヴィクトリア朝時代の1898年2月28日のことで、当時の英国を代表する建築家、アストン・ウェブとイングレス・ベルが設計を担当しました。建設工事が始められたのは1900年のことで、以来12年の歳月をかけて、1912年1月15日、香港上海銀行本店の正面に、花崗岩2階建て、新古典様式の堂々たる建築が造られました。

 建物の1階は回廊が取り囲んでおり、柱と柱の間は小さなアーチが埋められています。一方、2階にはバルコニーがあり、建物の中央にはドームがついているのが最大の特徴です。屋根には、公正な裁判を象徴するものとして、目隠しをして、右手に権力の象徴である剣、左手に公正の象徴である天秤を持つ正義の女神、テーミスの像が鎮座していますが、これは、ロンドンの中央刑事裁判所、オールドベイリーの屋根にある像のレプリカです。また、ドームの頂にはブロンズ製の王冠がつけられていますが、これは、エドワード7世が1902年の戴冠式で使用したものを模しています。

 さて、この建物は、1985年までは最高法院として用いられていましたが、同年9月、英国が返還後の香港への置き土産として香港の立法評議会に間接選挙を導入したことにより、立法局(返還後は立法會)として用いられるようになりました。

 ちなみに、英領時代末期の1992年10月、最後の香港総督となったクリストファー・パッテンは立法評議会の選挙方式について、全議席を実質的に直接選挙とする民主化案を提示して中共と激しく対立。パッテンは中国の圧力に屈せず、1994年6月末の立法評議会で民主化案を原案通り可決させました。これを受けて、1995年9月、英領香港最後の立法評議会選挙が行なわれ、民主派が圧勝しましたが、その直後、中国は1997年7月1日の時点で選挙の結果はすべて無効とし、新たに選挙をやり直して“臨時立法会”を組織することを宣言。1995年の選挙で選ばれた立法評議会議員が、そのまま、香港特別行政区立法会議員になるという基本法の規定を破棄してしています。

 ちなみに、現在の香港の立法會は、2011年に新築された添馬艦発展工程の新たな建物を議事堂として用いていられるようになっており、切手に取り上げられている建物は、2015年以降、ふたたび終審法院として活用すべく、改修が進められています。

 なお、英領時代の香港の歴史的建造物については、拙著『香港歴史漫郵記』でもいろいろとご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。 


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      じょねらじ(選挙特番・2014)

 突然ですが、12月14日、ニコニコ生放送の公開収録「じょねらじ(確)緊急特番衆院選2014スペシャル」に出演します。チケットのお申し込みはこちらです。会場にお越しいただくのは難しいかもしれませんが、よろしかったら、ぜひご覧いただけると幸いです。

 
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 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日(都合により、12月はお休みをいただきます)で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 Stampedia Philatelic Journal 2014
2014-11-01 Sat 09:23
 毎年1回、秋の<JAPEX>の時期に合わせて刊行される『Stampedia Philatelic Journal』の 2014年版が刊行されました。 今回は、僕も「テーマティク作品 A History of Hong Kongに関するメモランダム」と題する一文を寄稿しています。(表紙は画像のイメージ。以下、画像はクリックで拡大されます)

      フィラテリック・ジャーナル2014

 拙稿では、同書の表紙にも使われている“中性切手”は、今年8月の世界切手展<PHILAKOREA 2014>に出品した作品“A History of Hong Kong”では、こんな風に使ったということを、リーフの写真と共に説明しています。

      香港作品リーフ(九龍)

 これは、作品第1フレームの前半部分で“九龍”の地名の由来を説明したリーフです。

 かつての香港には、南宋末期の1278年、最後の皇帝・端宗がモンゴル軍によって南へ追われ、九龍半島に落ち延びた際、皇帝は香港島の9峰が全て見えれば王朝再興の夢がかなうと願をかけて期待しましたが、ヴィクトリア・ピークが雲に隠れて見えなかったため、落胆して自害したという伝承(ただし、歴史的事実とは異なります)がありました。ここから、皇帝が亡くなった土地には、9の峰と皇帝を意味する龍を組み合わせた“九龍”の名がつけられたといわれています。

 このことを作品場で表現するために、まず、香港島の9の峰がしっかり見える切手として、1997年の“返還”直前に発行された中性切手(エリザベス女王の肖像を排し、香港島の風景を取り上げた切手)の全種セットの小型シートを使うことをメインに考えました。これに対して、モンゴルによる南宋の滅亡については、台湾で発行されたフビライハンの「元世祖出猟図」の小型シートで表現することが可能ですが、問題は“龍”の部分です。

 ここで扱う龍は、9の峰とパラレルに、山の峰のように、体全体が波打ちながら伸びている姿勢(waving dragon)が望ましいのですが、清朝の切手は、基本的に蟠龍(とぐろを巻いた龍:coiling dragon)のスタイルで体が伸びていません。例外は4枚連になった清朝の速達切手で、本来はこれを持ってきたかったのですが、どういうわけか、これまでご縁がなく入手できていません。

 そこで、あくまでも次善の策として、日本の龍切手は龍が体を伸ばした“waving dragon”の状態で描かれていることを思い出し、200文切手を2枚貼った東京検査済のカバーを置くことにしました。あえて、龍のデザインを示すためだけに日本の龍切手をつかったわけですが、結果的に、この部分は審査員や参観者にそれなりにインパクトを与えることができたようです。ちなみに、展示ではカバー料金説明や消印の日付の新旧暦対照、切手の版やポジションなどを示し、“郵趣知識”もアピールしています。

 今回の拙稿では、“A History of Hong Kong”の作品で、なぜ、そのマテリアルを作品中のその部分に使ったのか、ということを中心に、僕なりの作品論をまとめてみました。

 なお、掲載誌の『Stampedia Philatelic Journal』は、昨日から始まった全国切手展<JAPEX>の会場内にて販売されているほか、会期終了後は発行元のサイトから入手が可能です。機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。
       

 ★★★ トークイベントのご案内 ★★★

 ・11月1日(土) 14:30- 全国切手展<JAPEX>
 東京・浜松町で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、拙著『朝鮮戦争』のトークイベントを予定しております。よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。なお、詳細は主催者HPをご覧いただけると幸いです。
 

 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★

      チャンネルくらら写真

 インターネット放送・チャンネルくららにて、10月8日より、内藤がレギュラー出演する新番組「切手で辿る韓国現代史」が毎週水曜日に配信となります。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は11月4日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 アンブレラ・レヴォリューション
2014-10-01 Wed 17:42
 28日に香港で始まった“和平占中(オキュパイ・セントラル。一国二制度原則を維持し、行政長官選挙の民主化を求める学生や民主派団体支持者らの抗議行動)”は、国慶節を迎えたきょう(1日)、いっそうの盛り上がりを見せています。一連の抗議行動は、多くの参加者が警官隊の催涙スプレーを防ぐため、傘を持って行動しているため、メディアなどでは“雨傘革命(Umbrella Revolutoin)”の名前で呼ばれ始めました。というわけで、とりあえず、雨傘革命を応援する気持ちを込めて、香港の切手でアンブレラが描かれているものはないかと思って探してみたら、こんなものがありました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・人力車(1991)

 これは、1991年、英領時代の香港で発行された「100年間の交通の発展」の切手のうち、人力車を取り上げた1枚で、乗客の女性が傘をさしています。その昔、学校で習った英語では、umbrellaは雨傘で、日傘はparasolであると教わった記憶があるのですが、よくよく調べてみると、umbrellaは日傘の意味でも広く使われるそうです。まぁ、日本語で“雨傘革命”はオリジナルの英語では“Umbrella Revolutoin”ですから、この切手に描かれている傘を“umbrella”と呼んでも間違いではないでしょうし、今回の抗議行動のシンボルカラーの黄色とも合致していますので、この切手を持ってきても、まぁ許されるでしょう。ちなみに、“Umbrella Revolutoin”に関しては、さまざまなマークが作られていますが、ネット上で見つけたそのうちの一つを、下に貼っておきます。

      umbrella revolution

 さて、切手のデザインについて少し解説しておくと、香港で最初の人力車は、1874年1月、日本から輸入されました。1904年7月に香港電車(トラム)が開通したものの、20世紀初頭の香港島内では、公共交通機関がカバーエリアが限られていたこともあって、人力車は簡便な交通手段として急速に発達。1896年には585両だった人力車は、1920年代には3000両を超えるまでになりました。しかし、1924年に香港島内でタクシーの営業が始まると、次第に利用者がタクシーに流れ、第二次大戦後にはその数も激減。現在は、主として観光客を対象にした営業に限定されています。

 なお、香港における交通発展史については、拙著『香港歴史漫遊記』でもいろいろとご説明しておりますので、機械がありましたら、ぜひ、ご覧頂けると幸いです。 

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:10月7日、11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(詳細はそれぞれ講座名をクリックしてください)

 ・現代コリア事情 時間は13:00-14:30です。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:50-17:00です。

 初回開催は4月1日で、講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

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 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

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 香港で“和平占中”開始
2014-09-29 Mon 11:45
 中国が、1997年以降も50年間は英領時代の制度が維持されるとした“一国二制度”を骨抜きにするため、香港の次期行政長官選挙で民主派候補を事実上排除する決定を行ったことに抗議するため、香港の民主派団体はきのう(28日)、市内中心部の金融街・中環(セントラル)周辺を大群衆で占拠する街頭抗議活動(和平占中:オキュパイ・セントラル)を開始しました。というわけで、香港の民主派応援企画として、中環の風景を取り上げた切手の中から、まずはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・電力100年(路面電車)

 これは、1990年、英領時代の香港で発行された“香港電力100年”の記念切手のうち、20世紀初頭の路面電車が走る德輔道(デボー・ロード)の風景を背景に、1890年の街頭のシルエットが描かれています。なお、德輔道は中環のど真ん中を通っている道路で、現在でも路面電車が走っているほか、地下鉄の中環駅はこの通りにあります。 報道によれば、今回の“中環占拠”では、このあたりにも抗議のデモ隊が溢れていたそうです。

  さて、香港における電力事業は、1888年の山頂纜車(ピーク・トラム)開通によって山の手地域の開発が進められ、この地域への水の供給が重要な課題となったため、山頂まで水をくみ上げるための動力として電力の利用が検討されたところから本格的に始まり、ポール・チャーターを中心にホンコン・エレクトリック(現・香港電燈有限公司)が設立されました。

 ポール・チャーターはカルカッタ出身の英国人で、香港には1864年にやってきて、アングロ・インディアン銀行の一つであったヒンドゥスタン銀行の行員を皮切りに、実業家としての頭角を現しました。

 当時の香港では、1862年に設立された香港中華ガス会社(現・タウンガス)によるガス灯が照明の主力で、1875-89年にかけて造られた都爹利街(ダデル・ストリート)の御影石の石段の両側に並ぶガス灯は、当時の面影を現在に伝えるスポットとして、法定古蹟にも指定されています。ただしそのガス灯そのものは1922年製のもので、設置当初のものではありません、

 さて、チャーターは立法評議会の委員2人とともに、1888年にホンコン・エレクトリック設立のための認可を総督府から得て、街灯の設置と山の手への水のくみ上げを行うことになります。このため、湾仔(ワンチャイ)に香港最初の発電所が建設され、翌1889年、ホンコン・エレクトリックの株式の募集が開始されました。

 ホンコン・エレクトリックは英本国から50キロワットの能力を持つ蒸気式の発電機を2台購入し、1890年12月1日の午後6時から街灯の点灯を開始しました。その後、香港の発電所は湾仔から北角(ノース・ポイント)へ、現在では南Y島へと移転し、かつての発電所跡地は電気街という名づけられた住宅街ならびに隠れ家的なレストランのあるスポットになっています。

 一方、切手の背景になっている路面電車ですが、香港島市街地の交通手段として路面電車を走らせようというプランが最初に提案されたのは1881年のことでしたが、このときには資金が集まらずに計画はあっさり頓挫しています。

 その後、ピークトラムが開通した後の1901年8月になって、あらためて路面電車建設のための公債が始められ、翌1902年2月7日、香港の路面電車の建設と管理を行うための香港電車電力有限公司がロンドンで設立されます。ちなみに、同社は同年末には香港電力牽引有限公司となりますが、1910年に現在の香港電車公司に改称されました。

 実際の建設工事は、堅尼地城(ケネディ・タウン)から銅鑼灣(コーズウェイ・ベイ)までの区間での単線の建設工事が1903年に始まり、翌1904年7月2日からの試運転を経て、同月30日午前10時、ようやく堅尼地域から筲箕湾(ショウケイワン)までの路線が開通しました。

 主なターミナル駅は、堅尼地城、屈地街(ホイッティ・ストリート)、上環街市(ウェスタン・マーケット)、中環、金鐘(アドミラリティ)、湾仔、銅鑼灣、天后(ティンハウ)、北角、西灣河(サイワンホ)、筲箕灣で、1914年には湾仔=銅鑼灣間に跑馬地(ハッピー・ヴァレー)行きの支線が開通しています。

 開通時に用いられていた車輌は英国製で、分解して香港まで運ばれた後、あらためて組み立てられました。車輌は、現在のような2階建てではなく、32人乗りの1等車と48人乗りの3等車がありました。料金は、1等車が10セント、3等車が5セントです。会社側は、当初、2等車も走らせる予定でしたが、ヨーロッパ人用と中国人用の車輌の差異を明確にするため(制度的には誰でもどちらの車輌にも乗れましたが、実際には、両者の間には厳然たる区別がありました)、2等車の計画は取り止めとなったといわれています。

 なお、このあたりの事情については、拙著『香港歴史漫郵記』でも詳しくご説明しておりますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧いただけると幸いです。
 

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 ・現代コリア事情 時間は13:00-14:30です。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:50-17:00です。

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 金賞受賞しました!
2014-08-10 Sun 07:20
 ソウルのCOEX開催中の世界切手展<PHILAKOREA 2014>は、審査結果が発表され、僕の出品作品 A HISTORY OF HONG KONG は金賞(92点+特別賞)を受賞しました。というわけで、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      香港大学50年

 これは、1961年に香港で発行された香港大学50年の記念切手です。50周年を意味する“GOLDEN JUBILEE”の表示があるので、香港のコレクションでの“金賞”受賞にからめて持ってきました。

 切手に描かれているのは香港大学の校章で、英国風の金獅子は、(創立時の)同大学が英国政府に直接帰属し、学長は英国の香港総督が任命することを反映したものです。また、本のシルエットの中にある「明徳・格物」は、『四書五経』の『大学』にある「古之欲明明徳於天下者、先治其国(古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ずその国を治む)」、「致知在格物(知を致すは物に格るに在り)」から採られたもので、下部のモットーはラテン語で智徳を意味する“Sapientia et Virtus”の文字が入っています。

 さて、20世紀初めの香港では、人口の急増に対応してインフラの再構築が進められましたが、そうしたハード面での対応と並行して、香港政庁は行政機構を拡充すべく、エリートの人材育成に乗り出す必要にも迫られていました。

 このため、1908年、香港総督のフレデリック・ルガードは、聖士提反書院の卒業式で新大学設置の意向を表明。これを受けて、1910年3月16日、香港島の西部、西營盤エリアの丘陵地の16ヘクタールの敷地に香港初の総合大学である香港大学の建設が開始されました。

 その後、1911年の「香港大学堂憲章」公布(今回ご紹介の切手はここから起算して発行されたものです)を経て、1912年3月11日、香港大学が開校し、同月16日までの6日間にわたって各種の記念式典が行われ、記念切手こそ発行されなかったものの、記念の消印が使用されました。

 当初、香港大学は医学部(孫文も学んだ西医書院を改組して発足)と工学部のみでしたが、後に文学部や教育学科などが設置され、総合大学としての体裁が整えられていきます。また、当時の主な教授は外国からの招聘教官であり、中国語系の講義のみ許地山をはじめとする華人教授の担当でした。

  さて、今回の作品は、2012年のインドネシア展に5フレームのテーマティク作品として出品し、LV(大金銀賞)を受賞した作品を初めて8フレームに拡大したもので、自分としては、1ランプアップの金賞(=90点)に到達することが目標でした。今回は90点ギリギリという自分の希望的な予想を超えて、92点のスコアとなり、さらに特別賞まで頂戴し、素直に喜んでいます。これまでご指導・ご支援いただきました皆様には、この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。

 今後は、この作品で、さらに上を目指して頑張っていきたいと思っておりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

 なお、きょうの記事でとりあげた香港大学については、拙著『香港歴史漫郵記』でも詳しくまとめておりますので、機会がありましたら、ご覧頂けると幸いです。

        
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