内藤陽介 Yosuke NAITO
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 トンガで国王陛下の戴冠式
2015-07-04 Sat 14:36
 きょう(4日)早朝、トンガの首都ヌクアロファのフリーウェズリアン・センテナリー教会で、国王トゥポウ6世の戴冠式が行われ、わが国からは、皇太子殿下・同妃殿下が参列されました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      トンガ・トゥポウ6世

 これは、今回、戴冠式を行ったトゥポウ6世の肖像を取り上げた2013年のトンガ切手です。

 19世紀初頭、それまで3つに分裂していたトンガはタウファアフ・トゥポウ王によって統一されました。王は1831年に洗礼を受け、ジョージ・トゥポウと改名。1845年にジョージ・トゥポウ1世として、正式に統一トンガの国王となりました。現在の王家はその子孫で、今回の戴冠式が教会で行われたというのもそういう事情によるものです。

 トゥポウ6世は、元国王タウファアハウ・トゥポウ4世とハラエバル・マタアホ王太后の3男で、前国王ジョージ・トゥポウ5世の弟に当たります。2000年から2006年まで、トゥポウ4世の下で首相を務め、2012年3月18日、ジョージ・トゥポウ5世の崩御に伴い王位を継承しました。

 さて、トンガでは、前国王の崩御に伴い、国家として100日間の服喪期間が設定されましたが、今回の戴冠式まで3年以上の月日がかかった理由については公式には明らかにされていません。ただし、今回の戴冠式とその関連行事(戴冠式そのものに加え、宮中晩餐会、パレードや各種の祝祭行事などが数週間にわたって行われるそうです)には190万ドル以上の経費が必要とされており、現在のトンガの経済力では、その費用を捻出するために時間が必要だったとの報道もあります。

 なお、意外と知られていませんが、トンガは日本向けに毎年1万5000-2万トンのカボチャを輸出しています。トンガにはもともとカボチャを食べる習慣はなかったのですが、気候がカボチャ栽培に適していることにくわえ、冬至などで需要の多い12月に収穫シーズンとなるため(わが国では、一般的なカボチャの収穫時期は6月中旬から9月下旬ごろで、12月には収穫できません)、1990年代に日本の商社がカボチャ栽培を持ち込み、それが定着したためです。

 まぁ、現在は国産のカボチャが旬で、トンガ産のカボチャを食べるのは難しいのですが、今夜は、ニュースで流れる戴冠式の映像でも見ながら、カボチャの天麩羅をつまみに、遠く日本から国王陛下にお祝いの乾杯を捧げることにしましょうかね。

 
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      全日展チラシ  全日展チラシ(裏)

 *画像は全日展実行委員会が制作したチラシです。

 
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 トンガ独立40年
2010-06-04 Fri 09:26
 1970年6月4日にトンガがイギリス連邦内の独立国となってから、きょうでちょうど40年です。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      トンガ最初の切手

 これは、1886年8月27日に発行されたトンガ最初の切手です。なお、トンガでは切手発行以前の1885年に西洋式の郵便局が設けられ、フィジー切手が持ち込まれて使用された記録があります。

 19世紀諸島のトンガは3つに分かれていましたが、これを統一したのがタウファアフ・トゥポウ王です。王は1831年に洗礼を受け、ジョージ・トゥポウと改名。1845年にジョージ・トゥポウ1世として、正式に統一トンガの国王となりました。国王は、メソジストの牧師であるシャーリー・ベイカーを王国顧問として近代化政策を進め、1875年にはハワイ憲法とニュージーランド憲法を参考にした新憲法を導入します。これは、わが国の大日本帝国憲法よりも早く、現在でも、当時の憲法を改訂したものが使われています。

 その後、1900年にトンガはイギリスと友好条約を結び、外交権を放棄して保護領となりますが、内政の自治は保証されており、いわゆる植民地とは一線を画していたというのがトンガ人の理解です。

 トンガというと、郵便史的には、トンガ北部の離島ニウア・フォー島まで、沖合に停泊している船からブリキ缶に入れた郵便物を泳いで(またはカヌーで)島に届けていたという“ティン・キャン・メール”が有名です。ティン・キャン・メイルの大半はフィラテリックなもので入手も困難ではないのですが、それだけにかえって、いままで買わずに済ませて来てしまいました。今後、このブログでトンガのことを取り上げるかどうかは別として、やはり、話のタネに1通くらいは持っていたほうがよさそうですな。

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