内藤陽介 Yosuke NAITO
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 開催御礼
2016-07-25 Mon 08:46
      ドイツ・リジー(ありがとう)

  おかげ様で、<全日本切手展2016>(以下、全日展)および併催の<オリンピックとブラジル切手展>は昨日(24日)16:00、盛況のうちに無事終了いたしました。

  今回の展覧会は、設楽光弘さんの旧小判切手、市村正生貴さんの第1回アテネ五輪、正田幸弘さんのブラジル郵便史という、この分野での最高水準のコレクションをお招きして特別展示できたほか、競争出品でもチャンピオン・クラスの3作品をはじめ、近年まれに見るハイレベルな内容で、ご参観者の皆様にもご満足いただけたのではないかと思います。

 これもひとえに、ご後援を賜りました駐日ブラジル連邦共和国大使館、一般財団法人・切手文化博物館、日本郵便切手商協同組合、特定非営利活動法人・日本郵便文化振興機構、ご協力を賜りました公益財団法人・日本郵趣協会、御協賛スポンサーの無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社、えにし書房株式会社、月刊キュリオマガジン、貴重なコレクションを展示したいただきましたご出品者の皆様、ブースをご出店いただきましたディーラーの方々、そして、寄附金を拠出していただきました皆様ほか、大勢の方々のご支援・ご協力のおかげです。

 実行委員長として、この場を借りて厚くお礼申し上げます。 (下の画像は、オープニング・セレモニー終了後、ブラジル連邦共和国臨時代理大使・サルキス・J・B・サルキス閣下と展覧会の看板前で撮影したものです。)

      ブラジル大使との2ショット

 なお、来年(2017年)の全日本切手展は、海の日を含む7月15-17日の3連休に、今年と同じく、東京・錦糸町のすみだ産業会館で開催の予定で、すでに準備を始めております。開催資金の調達をはじめ、クリアしなければならない課題は山積しており、今後とも、皆様方にはいろいろとご支援・ご協力をお願いすることになるかと思われますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

 * 冒頭の画像は、2008年、ドイツが発行したグリーティング切手のうち“ありがとう”の1枚です。皆様への感謝の気持ちを込めて、取り上げてみました。原画を制作したジェームズ・リジー(1950-2011)は、1950年、ニューヨーク生まれ。子供が描いたようなスタイル、カラフルな色使いとひょうきんなイメージが特徴の“アーバン・プリミティヴ”の作品で、日本でもさまざまな企業広告のグラフィックデザインで知られています。


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 ビール純粋令500年
2016-04-23 Sat 11:26
 1516年4月23日、バイエルン公ヴィルヘルム4世が「ビール純粋令」を発してから、今日でちょうど500年です。というわけで、きょうはストレートにこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・ビール純粋令500年

 これは、ことし(2016年)4月7日にドイツで発行された“ビール純粋令500年”の記念切手で、グラスのビールを背景に麦とホップが描かれています。

 ビール純粋令は、1516年に、バイエルン公ヴィルヘルム4世が「ビールは大麦とホップと水の3つの原料以外を使用してはならない」と定めた法令で、現在でも有効な食品に関連する法律としては世界最古とされています。

 ビール純粋令の第一の目的は、パンを焼く小麦が不足がちだったため、ビール醸造に小麦を使わせないようにすることでしたが、バイエルンのビールの品質を北ドイツのアインベックビールに対抗できるものへと向上させるという狙いもありました。このため、純粋令に基づき、バイエルン領内では、偽物や不純な添加物の入ったビールを一掃すべく、厳しい品質検査が行われるようになりました。

 その後、1556年にビールの原料として“酵母”が加えられ、「大麦、ホップ、水、酵母」の4つがビールの主原料として定められ、現在にいたっています。

 1871年、プロイセン王ヴィルヘルム1世がドイツ皇帝に即位してドイツ帝国が統一された際には、バイエルンは統一の前提条件として、ドイツ全土へのビール純粋令の適用を要求。このため、ベルリン政府は、他の地方の醸造業者の反対を押し切って、1906年にはドイツ全土でビール純粋令を適用しています。

 ビール純粋令は、両大戦の期間も変わらずに適用されていましたが、旧東ドイツでは、原料不足のため、ビール純粋令の規定を満たしていない“ビール(もどき)”も醸造されました。さらに、EC(現EU)が発足すると、1987年、欧州裁判所は、ビール純粋令を保護主義を禁じたローマ条約に違反する非関税障壁と認定。このため、ビール純粋令は、ドイツ国内の醸造業者によるドイツ国内向けのビール醸造のみを対象とすることとなり、国外への輸出ビールや、国内への輸入ビールには適用されなくなりましたが、現在でも、ドイツ国内の醸造所の多くは、ビール純粋令の規定を守り続けているそうです。


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 4月から毎月第1火曜の15:30より、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で講座「宗教と国際政治」がスタートします。ぜひ、遊びに来てください。詳細は、こちらをご覧いただけると幸いです。
 

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 BMW 100年
2016-03-07 Mon 14:53
 1916年3月7日、グスタフ・オットーが、ドイツの自動車メーカー、BMWの前身となる航空機エンジンメーカー、バイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社(BFW AG、バイエルン航空機製造)を創立してから、今日でちょうど100年です。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・BMW507

 これは、昨年(2015年)、ドイツが発行したクラシック・カーの切手で、幻の名車と言われるBMW507が取り上げられています。

 1916年に創業したバイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社は、翌1917年、社名をBMWに変更し、最初の航空機エンジン“タイプIIIa”を生産しました。同年、ドイツの帝国特許事務所に登録された同社のエンブレムは、回転するプロペラをモチーフに、バイエルンの白い雲と青い空をイメージしているとされています。

 第一次大戦後、敗戦国となったドイツでは、航空機の製造が禁止されたため、BMWはバイエルン航空機製造会社(BFW)と合併してモーターサイクルメーカーに転身。1923年に初のオートバイを製造し、1928年に自動車の製造にも着手しました。

 ちなみに、ナチス政権下では、同社は航空機エンジンの製造を再開しましたが、1945年の敗戦後、大戦中の航空機やロケットの生産を理由に3年間の操業停止処分を受けています。また、ソ連の占領下に置かれたアイゼナハ工場は、ソ連に接収され、東ドイツ国営企業のVEBアイゼナハとなっています。

 自動車の製造が再開されたのは1951年のことで、今回ご紹介の切手に取り上げられた507は、1956年から1959年まで製造されました。

 507は、ライバルのダイムラー・ベンツ社が1954年に発売を開始した高級スポーツカー、メルセデス・ベンツ300SLを意識して開発された車種で、コンセプトとしては、優雅で美しい姿に300SL並みの性能ながら安価なモデルを目指していました。結果的に、開発費がかさんで300SL並みの高価格車となってしまったため、販売台数が伸びず、わずか252 台で生産は打ち切られてしまったため、幻の名車と呼ばれています。


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 アフガン ISAF 任務終了
2014-12-29 Mon 13:15
 アフガニスタンの治安維持のため、13年間にわたって駐留してきた国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘任務が今年末で終了することを受け、きのう(28日)、現地で式典が開かれました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・ISAFカバー

 これは、ISAF派遣のドイツ軍の野戦局からドイツ宛に差し出されたカバーで、アフガニスタンの地図を背景に、ISAFの幕とドイツ・アフガニスタン両国の国旗を描いた角型のカシェおよびISAFおよび現地語での組織名を白抜きにした円形のカシェが押されています。

 ISAFは2001年に米軍などの攻撃でイスラム原理主義勢力タリバンの政権が崩壊した後、同年12月5日のボン合意に基づき、12月20日の国連安保理決議1386により設立されました。当初は有志国の集まりからなる多国籍軍により構成されていましたが、その後、北大西洋条約機構(NATO)が統括していました。作戦本部の所在地はアフガニスタンのカーブルに、司令本部はオランダのNATOブルンスム統合軍司令部です。

 最盛期には、NATO加盟国を中心に約50ヵ国約14万人が駐留していましたが、そのうち、最大の人員を派遣したのは米国で3万4800人、今回ご紹介のドイツはそれに次ぐ4365人を派遣しました。なお、これまでに現地で亡くなったISAF要員の数は約3500人(うち米兵の犠牲が2200人)にも上っています。

 今回の任務終了に伴い、ISAFは治安権限をアフガン治安部隊に完全に移譲して撤収し、約1万3千人が引き続きアフガン治安部隊への“確固たる支援任務”に当たることになっています。ただ、式典前日の27日にはカブールでタリバンによるテロ行為が起きるなど、アフガニスタンの情勢は不安定なままで、治安改善の見通しは全く立っていません。2011年末に米軍が完全撤収したイラクでは、その後、治安が悪化し、現在ではイスラム国が台頭して米軍は掃討作戦を実施せざるを得なくなっており、アフガニスタンがイラクの二の舞とならぬよう願うばかりです。

 * 2005年6月からスタートしたこのブログですが、毎日1回ずつ更新していたら、今日の記事でちょうど3500回目になりました。日頃、このブログを応援していただいている皆様には、あらためて、この場をお借りしてお礼申し上げます。


 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★

      チャンネルくらら写真

 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 ベルリンの壁崩壊25周年
2014-11-09 Sun 18:03
 1989年11月9日にドイツの“ベルリンの壁“が崩壊して、きょうでちょうど25年です。というわけで、こんな切手をもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      西ドイツ・ベルリンの壁崩壊1周年

 これは、1990年11月、同年10月の東西ドイツ統一後まもない時期にドイツが発行したベルリンの壁崩壊1周年の記念切手のうち、崩壊当日、壁の上に集まる人々を描いた1マルク(=100ペニヒ)切手です。

 第二次大戦後の1949年、東西ドイツが発足すると、東ベルリンは(東ドイツを統治していた)ドイツ民主共和国の首都となりましたが、西ベルリンは地理的に西ドイツと離れていたことから、形式上「(西ドイツを統治していた)ドイツ連邦共和国民が暮らす、米・英・仏3か国の信託統治領」となりました。ただし、当初、東西ベルリン間の往来は一般の住民にも可能で、1950年代には東に住んで西に出勤する者や、その逆のケースも少なくありませんでした。

 しかし、東西の往来が自由であるがゆえに、ベルリン経由で東ドイツから西ドイツへの亡命が後を絶たず、東ドイツ経済は深刻なダメージを被ることになります。このため、東西ベルリンの交通を遮断する目的で、東ドイツは1961年8月13日午前0時、東西ベルリン間を結ぶ68の道すべてを閉鎖し、有刺鉄線による最初の“壁”の建設を開始。2日後には石造りの本格的な壁の建設が開始されました。これが、いわゆるベルリンの壁です。

 当時、東ドイツ側は「“壁”は西側からの軍事的な攻撃を防ぐためのもの」と主張していましたが、実際には、東ドイツ国民が西ベルリンを経由して西ドイツへ流出するのを防ぐためのもので、西側へ脱出しようとして、逮捕または射殺された人々も少なくありません。その一方で、東ドイツ政府は、年金支給年齢の満65歳になれば、(国家として年金を支払う必要がなくなるため)無条件で西ドイツへの“移民”の申請を認めています。

 このように、東ドイツ国民を封じ込めていた“壁”ですが、1985年にソ連で始まったペレストロイカの波は東欧にも波及し、1989年5月、ハンガリー政府がオーストリアとの国境を開放すると、ハンガリー経由での亡命を企図して東ドイツ国民が大挙して国外に脱出。“壁”の存在が有名無実化したことに加え、東ドイツ国内でも民主化を求めるデモが活発化したこともあり、同年11月9日、東ドイツ政府は議会の承認を経ずに済む“旅行自由化の政令”を公布。これにより、「東ドイツ国民はベルリンの壁を含めて、すべての国境通過点から出国が認められる」として、“壁”の存在意義は消滅しました。

 なお、この政令は当初、11月10日に公表されるはずでしたが、手違いで前日の9日に公表され、押し寄せた群衆を前に検問が廃止されています。なお、物理的な壁の破壊は、日付が変わった10日未明から始まっており、その意味では、壁崩壊の記念日は9日とも10日ともいえるわけですが、現在では、9日を崩壊の記念日とするのが一般的なようです。


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 ノーベル物理学賞に日本人3氏
2014-10-08 Wed 10:24
  スウェーデン王立科学アカデミーは、きのう(7日)、ことしのノーベル物理学賞を名城大の赤崎勇終身教授、名古屋大の天野浩教授、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(米国籍)の3氏に贈ると発表しました。受賞の理由は、赤崎・天野両氏が長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)の開発に成功したこと、中村氏がその量産技術を開発し、世界で初めて製品化したことです。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・フラウンホーファー研究所50年

 これは、1999年にドイツで発行されたフラウンホーファー研究機構50年の記念切手で、各色のLEDが描かれています。一番左が、今回、日本人3人の受賞理由となった青色LEDです。

 LEDは電気をかけると発光する半導体の結晶で、1962年、米ゼネラル・エレクトリック社の研究員だったニック・ホロニアックが発明しました。従来の白熱電球がフィラメントを加熱し熱から光に変えるのに対して、LEDは電気を直接光に変えるためエネルギーの効率が格段に高いのが特長です。

 光の三原色のうち、青を除くLEDは1960年代に実現しましたが、青色は材料となる窒化ガリウムの半導体結晶を作るのが困難で、多くの研究者が開発を断念していました。こうしたなかで、赤崎・天野両氏が結晶を作ることに成功し、1989年に世界で初めて発光させました。この成果を踏まえ、中村氏は日亜化学工業の技術者として窒化ガリウムの結晶をサファイアの基板に均一に薄く成長させる技術を編み出し、青色LEDを実用化しました。

 3氏の業績により、LEDに三原色がそろったことで、白色の照明や大型ディスプレーなどが実現。LEDの普及により大幅な省エネが実現したほか、青色LEDなどを利用した殺菌技術や、青色LEDを発展させた青色半導体レーザーの開発により大量の情報が記録できる次世代光ディスク「ブルーレイ」の読み取りが可能になるなど、その恩恵は多岐にわたっています。

 今回ご紹介の切手の題材となったフラウンホーファー研究機構は、ドイツ・ミュンヘンに本部を置き、ドイツ全土に56の研究所を持つ研究機関です。切手にLEDが取り上げられたのは、同機構のハインリッヒ・ヘルツ研究所(HHI)によるLED電球を使った可視光データ通信の開発が高い評価を受けていることによるのではないかと思われます。


 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★

      チャンネルくらら写真

 インターネット放送・チャンネルくららにて、10月第2週より、内藤がレギュラー出演する新番組「切手で辿る韓国現代史」が毎週水曜日に配信となります。とりあえず、10月4・5日は、その前宣伝として内藤のインタビューが配信となりました。前篇後篇、それぞれ、青字をクリックしていただけるとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)
 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:10月7日、11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(詳細はそれぞれ講座名をクリックしてください)

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 初回開催は10月7日で、講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

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 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
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 ジャンプ・ラージヒル団体で銅
2014-02-18 Tue 12:16
 ソチ五輪は、けさ未明(日本時間。現地時間では17日夜)、ノルディックスキーのジャンプ男子団体ラージヒルが行われ、今大会個人ラージヒルで銀メダルの葛西紀明、伊東大貴、清水礼留飛、竹内択の4選手が出場した日本チームが銅メダルを獲得しました。この種目での日本がメダルは、1998年の長野五輪の金以来、16年ぶり3度目のことです。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       ドイツ・長野五輪(ジャンプ)

 これは、1998年2月5日、ドイツで発行された“スポーツ振興”の寄附金付切手のうち、長野五輪を象徴するものとしてジャンプを取り上げた1枚です。前回、日本がメダルを獲得した長野五輪の切手であるのと同時に、画面が4分割されていて、4人の選手が飛んでいる風情になっているのがミソです。

 ドイツでは、毎年、国際大会を題材にした“スポーツ振興”の寄附金付切手を発行していますが、1998年に関しては、今回ご紹介の切手のほか、サッカー(W杯)、ボート(世界選手権)、スキー滑走(長野パラリンピック)の3種をあわせて、計4種が発行されました。ちなみに、長野五輪は、1998年2月7日から2月22日まで、長野市とその周辺を会場にして開催されましたが、会期初日の7日は土曜日だったため、切手の発行は前倒しの5日となっています。これは、今回ご紹介の切手を発行したドイツのみならず、開催国の日本でも同じでした。

 切手には、時速98.29kmとの表示もありますが、これは、切手のモデルになった選手がジャンプ台から飛び出した時の速度でしょう。かつて、ノルディックスキーのジャンプ競技については、「罪人にスキーを履かせてジャンプ台の上から滑らせたのが起源で、たいがいは死亡か重症となるが、無事に立っていられたら無罪放免」という俗説が広く流布していました。現在では、これは何の根拠もない話として一蹴されていますが、たしかに、高さ60mのスタート地点から、身体ひとつで高速道路の自動車並みのスピードで飛び出していくというのは、一般人にとっては大変な恐怖体験なわけで、そうした広く俗説が信じられたというのも理解できないことはありませんな。

 なお、長野五輪のジャンプ団体競技では、日本が金メダルでドイツは銀メダルでしたが、次のソルトレイクシティ五輪はドイツが金メダルで、日本は5位でした。その後、2006年のトリノ五輪ではドイツが4位、日本は6位、前回のヴァンクーヴァー五輪ではドイツが銀メダル、日本は5位という成績です。今回もドイツが金メダルでは日本は銅メダルという順位でしたので、次こそは、長野の再現で、われらが日本チームには、ドイツを上回る成績を残していただきたいですね。


 ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★   

 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。次回開催は3月4日13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。(4月以降の講座については、近々、ご案内いたします)


 ★★★ 内藤陽介の最新作 『蘭印戦跡紀行』 好評発売中! ★★★

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 日本の兵隊さん、本当にいい仕事をしてくれたよ。
 彼女はしわくちゃの手で、給水塔の脚をペチャペチャ叩きながら、そんな風に説明してくれた。(本文より)

 南方占領時代の郵便資料から、蘭印の戦跡が残る都市をめぐる異色の紀行。
 日本との深いつながりを紹介しながら、意外な「日本」を見つける旅。

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 バイエルンМが2013年5冠
2013-12-22 Sun 09:12
 サッカーのトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)は21日(日本時間22日未明)、モロッコのマラケシュで決勝が行われ、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ、以下、バイエルンM)が2―0でラジャ・カサブランカ(モロッコ)を下し、初優勝を飾りました。バイエルンMは欧州代表として2大会ぶりの優勝で、チームは昨季の欧州CL、ブンデスリーガ、ドイツ杯、今季の欧州スーパー杯に続き、ことし5つ目のタイトル獲得だそうです。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       バイエルン・ミュンヘン(1997)

 これは、1997年10月16日、ドイツ・ブンデスリーガの優勝チームとしてのバイエルンMをたたえるべくドイツで発行された切手で、当時の選手たちの後ろ姿が描かれています。

 バイエルンMは、1900年、ミュンヘンのスポーツクラブに所属していたサッカーファンのメンバーによって作られたチームがルーツで、1926年に南ドイツ・チャンピオンシップで優勝し、1932年にはドイツ・チャンピオンシップ(当時は各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメントで決定)で優勝。1963年に(当時は西ドイツの)全国リーグであるブンデスリーガが創設されると、1968-69シーズンに初優勝し、以後、同リーグの最多記録である23回の優勝を果たしました。2004-05シーズンまではミュンヘン五輪を記念して作られたミュンヘン・オリンピアシュタディオンをホーム・スタジアムとしていましたが、現在は2006年W杯の会場となったアリアンツ・アレーナをホームスタジアムとしています。

 ユニフォームはホームカラーが赤、アウェーカラーが白で、切手に取り上げられている黒はサードカラーです。切手に取り上げられた1996-97シーズンではリーグ2位となったチームのバイエル・レヴァークーゼンも、ホームカラーが赤、アウェーカラーが白(こちらのサードカラーは青)でしたので、わかりやすいようにサードカラーのユニフォームの写真を使ったということなのかもしれません。
 

 ★★★  絵葉書と切手でたどる世界遺産歴史散歩  ★★★

 2014年1月11日・18日・2月8日のそれぞれ13:00-15:00、文京学院大学生涯学習センター(東京都文京区)で、「絵葉書と切手でたどる世界遺産歴史散歩」と題する講座をやります。(1月18日は、切手の博物館で開催のミニペックスの解説)

 新たに富士山が登録されて注目を集めるユネスコの世界遺産。 いずれも一度は訪れたい魅力的な場所ばかりですが、実際に旅するのは容易ではありません。そこで、「小さな外交官」とも呼ばれる切手や絵葉書に取り上げられた風景や文化遺産の100年前、50年前の姿と、講師自身が撮影した最近の様子を見比べながら、ちょっと変わった歴史散歩を楽しんでみませんか? 講座を受けるだけで、世界旅行の気分を満喫できることをお約束します。

 詳細はこちら。皆様の御参加を、心よりお待ちしております。


 ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★   

 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。次回開催は1月7日(原則第1火曜日)で、以後、2月4日と3月4日に開催の予定です。時間は各回とも13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 なでしこジャパン優勝
2011-07-18 Mon 11:07
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は、現地時間の17日(日本時間18日未明)、フランクフルトで決勝を行い、“なでしこジャパン”の愛称で知られる日本代表が米国を下し、初優勝を果たしました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

        サッカー女子W杯(2011)

 これは、今年6月9日にドイツで発行された“スポーツ振興”の寄附金付切手のうち、今回のW杯を題材とした2枚です。

 ドイツでは、毎年、国内で行われる国際大会を題材にした“スポーツ振興”の寄附金付切手を発行していますが、今年に関しては、今回ご紹介の2種に加え、ホッケーと体操のヨーロッパ選手権の切手各1種の計4種が発行されました。

 さて、サッカーの女子W杯は、1991年に中国で開催された第1回大会以来、4年に1度開催されており、今回のドイツ大会は第6回となります。日本代表はこれまでに6大会連続で出場し、通算成績は22試合で7勝12敗3分けです。

 2011年の大会開催地としては、当初、ドイツ、カナダ、フランス、スイス、ペルー、オーストラリアが立候補を表明していましたが、1995年のスウェーデン大会以来となる2度目のヨーロッパ開催を実現させるために、2007年夏にフランスとスイスが立候補を辞退。2007年の中国大会終了後の10月にはオーストラリア、ペルーが相次いで立候補を取り下げ、最終的にカナダとドイツの2ヶ国のうちドイツが2011年の大会の開催地となりました。ちなみに、次回2015年の大会の開催地はすでにカナダで決まっています。

 アジアでは、1991年と2007年の大会が中国で開催されているだけですが、せっかく、今回は日本代表が優勝したことですし、東日本大震災の復興事業の一環として、(間に合うのなら)2019年の大会招致に名乗りを上げてもいいんじゃないでしょうか。少なくとも、東京でのオリンピック開催よりは、よっぽど、大義名分が立ちそうな気がしますが…。

 いずれにせよ、久しぶりの明るいニュースで、本当に良かったですな。


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 ノルトライン・ヴェストファーレン
2010-05-10 Mon 19:50
 きのう(9日)、ドイツ最大の地方選挙である西部ノルトライン・ヴェストファーレン州(NRW)の議会選挙の投開票が行われ、右派連立与党が議席の過半数を獲得できずに敗北しました。メルケル政権は州代表で構成される連邦参議院(上院)で過半数を失い、今後、難しい政権運営を迫られることになりそうです。というわけで、問題のノルトライン・ヴェストファーレンがらみの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルトライン・ヴェストファーレン州

 これは、1992-94年にドイツで発行された各州の地図と紋章シリーズのうち、1993年に発行されたNRWの切手です。

 第二次大戦の終結後、ドイツは米英4ヵ国によって分割占領されましたが、旧ラインラント州は北部がイギリスの、南部がフランスの占領地区となりました。この北部ラインラント(ノルトライン)と、その東側のヴェストファーレン州を合併させて、1946年8月にNRWを発足させました。現在のNRWは、これにリッペ州を付け加えたもので、1947年1月に発足したものです。

 NRWというと、日本ではあまりなじみのない地名ですが、州の西部にルール工業地帯があり、州内には、州都デュッセルドルフをはじめ、ケルン、ドルトムント、エッセン、デュースブルクという人口50万人以上の都市が5つ集まっているというと、イメージがわきやすいかもしれません。

 そういえば、このブログを書きながら思い出したのですが、いまから20年前の学生時代、デュッセルドルフで開かれた国際ユース切手展にあわせて友人と一緒に、ケルン、ボン。ハノーファー、ベルリンをまわったことがあります。家の中を捜せば、どこかにその時の写真があると思うのですが、20年の歳月を経て我が身に起こった変化を見せつけられるのが怖いので、探さずにいます。(笑

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 2001年のシリーズ第1巻『濫造濫発の時代』から9年。<解説・戦後記念切手>の最終巻となる第7巻は、1985年の「放送大学開学」から1988年の「世界人権宣言40周年」まで、NTT発足や国鉄の分割民営化、青函トンネルならびに瀬戸大橋の開通など、昭和末期の重大な出来事にまつわる記念切手を含め、昭和最後の4年間の全記念・特殊切手を詳細に解説。さらに、巻末には、シリーズ全7巻で掲載の全記念特殊切手の発行データも採録。

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