内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ザンビア独立50年
2014-10-24 Fri 21:19
 アフリカ南部のザンビアが1964年10月24日に独立してから、今日でちょうど50年です。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ザンビア独立

 これは、1964年10月24日の独立当日、ザンビアで発行された独立記念切手で、同国のランドマークであるヴィクトリアの瀧と初代大統領のケネス・デヴィッド・カウンダが描かれています。

 現在のザンビアの地は、1924年、北ローデシア保護領として英国の直轄植民地となりました。翌1925年、北部のカタンガとの国境付近で銅の大鉱脈(カッパーベルト)が発見されると、1929年、ローデシア・アングロ・アメリカン社(AAC)とローデシア・セレクション・トラスト社(RST)が銅開発に乗り出します。その直後に世界恐慌が発生し、1931年11月には銅の国際価格が暴落しますが、北ローデシアはその苦境を乗り切り、そのことが、南ローデシア(現ジンバブエ)在住の白人入植者の注目を集めることになります。

 第二次大戦後の1953年、北ローデシアは1953年に南ローデシア、ニヤサランド(現マラウイ)とともにローデシア・ニヤサランド連邦に改編されました。しかし、連邦の経済政策が白人入植者の集中する南ローデシア偏重であったため、黒人民族主義者の不満は根強く、1963年に連邦の維持は不可能となり、翌1964年7月にニヤサランドがバンダ首相の下でマラウイとして独立を達成、北ローデシアも同年10月24日にザンビアとして独立しました。なお、この日はちょうど10月10日に開幕した東京五輪の閉会式にあたっており、“北ローデシア代表”として開会式に参加した選手・役員は、“ザンビア代表”として帰国するという珍事となりました。

 切手に描かれているヴィクトリア・フォールズ(ヴィクトリアの瀧)は、ジンバブエとザンビアの国境にある瀧で、世界三大瀑布(他のふたつはナイアガラとイグアス)の一つとして世界遺産にも登録されています。1分間に5億リットルの水が落下し、巨大な水煙が立ち上るため、幅1700メートル、落差108メートルという巨大なその全貌は、水量の少ない乾季にしか見ることができません。

 ちなみに、同じく切手に描かれている初代大統領のカウンダは、1924年生まれ。1951年に北ローデシア・アフリカ民族会議が結成されると、その事務局長となりましたが、1958年に離党。1960年に統一民族独立党 (UNIP) を結成し、独立運動を展開し、1962年の選挙で過半数を獲得して自治政府の首相となりました。1964年の独立時には、そのまま、大統領に就任。1991年まで長期独裁政権を維持しました。現在でも91歳の高齢ながら健在です。


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