内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界の国々:サンマリノ
2015-04-22 Wed 18:24
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2015年4月22日号が、先週刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はサンマリノを取り上げています。その記事の中から、この1枚をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

        サンマリノ・女神

 これは、1918年、第一次大戦時のイタリア軍の病院を支援するためにサンマリノが発行した寄附金つき切手で、同国の自由の女神像が描かれています。

 “世界最古の共和国”とされるサンマリノの国家としてのルーツは、西暦301年、石工のマリヌス(聖マリーノ)が、ローマのキリスト教迫害を逃れ、この地に逃れてきたのがルーツに求められます。ただし献上の記録としてサンマリノの存在が確認できるのは951年以降です。

 1463年、サンマリノはリミニ(現エミリア=ロマーニャ州リミニ県)を支配するマラテスタ家の攻撃を受けましたが、これを撃退したばかりか、マラテスタ家領に進攻して領土を拡大しました。そして、1631年、教皇ウルバヌス8世はサンマリノの“国家”としての独立を公式に承認。このとき、すでにサンマリノは共和政体を採用しており、これが現在まで続く“世界最古の共和国”の由来となりました。

 “世界最古の共和国”としてのサンマリノは“自由(LIBERTAS)”を国の標語とし、国章下部のモットーにもこの語を刻んでいます。リベルタ広場に置かれた自由の女神像は、そうした建国の理念を象徴するもので、彫刻家ステファノ・ガレッティの作。1876年9月30日、アックアヴィーヴァ公爵夫人オティッラ・ワーグナーが市民に対して寄贈したもので、アックアヴィータはサンマリノ西部の水源地の名に由来しています。ちなみに、今回ご紹介の切手は、額面の5チェンテジミに対して、5チェンテジミの寄附金を上乗せして販売されています。

 さて、 『世界の切手コレクション』4月22日号の「世界の国々」では、サンマリノの歴史の中で、イタリア統一の時代と第二次大戦の時期にスポットを当てた2本の長文コラムのほか、サンマリノ最初の切手、ガリバルディ、ナポレオン1世、アイルトン・セナなどのゆかりの人物の切手や郷土料理の切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の4月29日号では、「世界の国々」はブータンを特集していますが、こちらについては、来週、このブログでもご紹介する予定です。
 

 ★★★ イベントのご案内 ★★★

 ・4月25日(土) 11:00-12:00 スタンプショウ
 於 東京都立産業貿易センター台東館(浅草) 特設会場
 出版記念のトークを行います。入場は完全に無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。スタンプショウについての詳細はこちらをご覧ください。


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         日の本切手 美女かるた・表紙 税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

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