今回カバーは、そうしたゲリラ側の支配地域で差し出されたもので、ルソン島北部の南イロコスから1901年1月に差し出されたものです。封筒に押されている印には、アギナルドのフィリピン共和国を示す太陽と三ツ星が描かれ、周囲には「ゲリラ(ナポレオン戦争化のスペインで使われた、“国民的抵抗”という、まさに本来の意味です) No4」の文字が入っています。カバー左上のS.M.R.の書き込みは、“Servicio Militar Revolutionario(革命軍用)”の略。その右側に記されたUrgentisimo(緊急)の文字も生々しい雰囲気を伝えています。ジャングルの中、迫り来る米軍の攻撃を前に、このカバーをやり取りしていた人々の息遣いが伝わってくるようです。