内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 日本シリーズはソフトバンクが優勝
2014-10-31 Fri 01:05
 プロ野球の日本シリーズはソフトバンク阪神を4勝1敗で下して3年ぶりの日本一となりました。もっとも、最後は阪神・西岡選手の守備妨害で試合終了という幕切れでしたからねぇ。ファンの方々には申し訳ないのですが、ソフトバンクの勝利というよりも阪神がこけたという印象はぬぐえませんな。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国民話・太陽と月

 これは、1970年1月5日、韓国で発行された民話シリーズ第3集「太陽と月」のうち、物語のクライマックスで虎が空から落ちていく場面を取り上げた1枚です。虎狩りや虎退治をモチーフにした切手はいろいろとありますが、“自滅する虎”を取り上げた切手は多くないのではないかと思い、この1枚を持ってきました。

 さて、切手に取り上げられた「太陽と月」のあらすじは以下の通りです。 

 むかし、あるところに母親と3人の子どもが住んでいました。

 ある日、母親が峠の向こうに出かけ、用事を済ませて夜道に家路を急いでいると、山中で虎に遭遇。母親は虎に持っていたなどを差し出して命乞いをしたものの、結局、虎に食べられてしまいます。

 その後、虎は母親の服を着て子供の待つ家に向かい、上の兄と妹を騙して家の中に入り込み、末の乳飲み子を食べてしまいます。驚いた兄と妹は裏口から逃げだし、近くの古木に登りました。当初、木に登れなかった虎ですが、最終的に斧で幹に刻みをつけて木を登り、子供たちに近づいていきます。

 絶体絶命のピンチに追い込まれた兄妹は天に向かって「神さま、私たちを助けてくださるのでしたら新しい蔦の綱を下ろし、お見捨てなら腐った綱を下ろしてください」と祈りました。すると、天から新しい綱が下りてきたので、2人はその綱を伝って天に昇っていきました。

 そのようすを見ていた虎も子供たちを真似て天に祈り、天からは縄が下りてきました。そこで、虎が縄を伝って天に昇ろうとしたところ、縄は腐っていたため、虎は地面に落下して死んでしまいました。今回ご紹介の切手に描かれているのは、この場面です。
 
 さて、天に上った兄妹は、神から、兄は太陽に、妹は月になることを命じられます。しかし、しばらくすると、妹が夜に一人で歩くのは怖いので、兄と役回りを交代してほしいと頼みました。兄はこれを聞き入れ、妹が太陽となりましたが、彼女は多くの人々から見つめられるのは恥ずかしいからと強い光を放って人々の目をくらますようになりました。現在でも、人間の目で太陽を直接見ることができないのは、そのためだというのが、この民話のオチとなっています。


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 ・11月1日(土) 14:30- 全国切手展<JAPEX>
 東京・浜松町で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、拙著『朝鮮戦争』のトークイベントを予定しております。よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。なお、詳細は主催者HPをご覧いただけると幸いです。
 

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 インターネット放送・チャンネルくららにて、10月8日より、内藤がレギュラー出演する新番組「切手で辿る韓国現代史」が毎週水曜日に配信となります。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
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 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

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 次回開催は11月4日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 オランダ宛の捕虜郵便
2014-10-30 Thu 14:39
 国賓として来日中のオランダ国王夫妻を迎えての宮中晩餐会が、きのう(29日)、皇居・宮殿で行われ、アレキサンダー国王は、先の大戦中、日本軍に抑留されたオランダ人捕虜の問題を「忘れることはできない」としたうえで、「両国が和解に向け全力を尽くし、新しい信頼関係が生まれました」と述べられました。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      泰俘虜葉書・タイプ1A    泰俘虜葉書・タイプ1A(オランダ宛・裏面)

 これは、先の大戦中、泰俘虜収容所で使用されたタイプ1と呼ばれる葉書の使用例で、キンサイヨークの第6分所に抑留されていたオランダ軍の大尉がからハーグ宛に差し出し、その後、ヴィッテ・ラフに転送されたものです。

 第2次大戦中の1943年、日本軍は泰緬鉄道の建設にオランダを含む連合国の捕虜を動員するため、“泰俘虜収容所”を設け、タイとビルマにまたがって収容所を設置しました。“泰俘虜収容所”は、鉄道の建設工事が終了した後も存続し、さまざまなタイプの葉書が作られ、捕虜たちに支給されました。

 今回ご紹介しているタイプ1の葉書は、表面(宛名面)はクリーム色、裏面(通信面)は灰色の厚手の用紙に印刷されており、表面には、「郵便はがき」、「俘虜郵便」、「泰俘虜収容所」の表示と検閲担当者の印を押す欄がオレンジ色で印刷され、差出人の氏名、国籍、階級、収容所名と宛名欄は黒で印刷されています。一方、裏面には、大日本帝国陸軍(IMPERIAL JAPANESE ARMY)の表示の下、以下のような文面があらかじめ印刷されています。

 私は(収容所名)に収容されています。
 健康状態は大変良好です。
 病気で入院しています。
 賃金をもらって働いています。
 働いていません。
 (    )によろしくお伝えください。

 葉書を差し出す捕虜は、2行目と3行目、4行目と5行目に関してはどちらかを選択するようになっていますが、僕が調査した限りでは、「病を得て病院にいます」ならびに「働いていません」を選択した事例は見たことががありません。

 今回ご紹介の葉書については、差出の日時は不明ですが、赤十字経由で欧州に送られ、ベルリンで当時オランダを占領していたドイツ当局の検閲を受けてから(そのことを示すAbの印が押されています)、宛先へ届けられました。裏面には1943年12月17日受取との書き込みもあります。

 なお、キンサイヨークに泰俘虜収容所第6分所が開設されたのは1943年1月21日のことで、当時、泰緬地域から差し出された捕虜郵便が欧州に到着するまでは1年近くかかることも珍しくなかったことを考えると、収容所の開設後まもない時期に差し出されたものではないかと思われます。

 ちなみに、泰緬鉄道については、拙著『タイ三都周郵記』でも1章を設けてご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 世界の国々:ラオス
2014-10-29 Wed 21:39
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年10月29日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はラオスの特集です。その記事の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ワット・ポー・ハケオ

 これは、1952年、フランス連合内のラオス王国として発行された切手で、ヴィエンチャンのワット・ホー・パケオが描かれています。ちなみに、現在のワット・ホー・パケオの実際の外観はこんな感じです。

      ワット・ホー・パケオ(実物)

 現在のラオス国家の領域は、かつて“百万頭の象の王国”を意味するラーンサーンと呼ばれていました。16世紀後半、ラーンサーンの王であったセーターティラートは、王都ヴィエンチャンを建設するとともに、新都に王室の守護寺院としてワット・ホー・パケオを建立。旧都ルアンパバーンから本尊のエメラルド仏(実際には濃緑色の硬玉でできています)を移して都としての体裁を整えました。

 しかし、17世紀末、ラーンサーンの王国は、ルアンパバーン、ヴィエンチャン、チャンパーサックに分裂。彼らは対立・抗争を繰り返しながら徐々に弱体化し、1779年にシャム(現タイ)のとの戦争に負けて、その属領となってしまいます。この過程で、ヴィエンチャンのエメラルド仏はシャムに持ち出され、1784年、現王朝(ラッタナコーシン朝)の始祖であるラーマ1世がバンコクの王宮付属寺院であるワット・プラケーオにエメラルド仏を移しました。これがバンコクのエメラルド寺院のルーツです。

 1885年以降、すでにヴェトナムを掌中に収めていたフランスは漢族ホー(太平天国の残党といわれている武装集団)の襲撃から、タイの属国であったラーンサーンを守ることで、彼らの信頼を獲得。そのうえで、1893年、ラーンサーン地域の領有権を主張して砲艦外交を展開し、1905年までにラオスの全地域を保護国化しました。

 このため、1940年6月、第二次大戦でフランスがドイツに降伏し、さらに、日中戦争下の日本が、同年9月、中国との国境封鎖を求めて仏領インドシナ北部に軍事進駐すると、タイはフランスに国境紛争を挑み、ラオス(の一部)を自国の“領土”として回復しました。

 これに対して、フランスは、自らの支配下に残ったルアンパバーンを強化することで対抗すべく、ルアンパバーン域内各地に小学校を新設するとともに、現地の住民に対して“母なる祖国・フランス”への奉仕を強調。このことが、結果的に、現在の“ラオス”という枠組でのナショナリズムを生み出し、ラオス現代史の起点となりました。

 さて、『世界の切手コレクション』10月29日号の「世界の国々」では、日本との関係も深いルアンパバーン国王シーサワーンウォンとその生涯や、メコン川周辺の自然と文化、内戦時代のパテート・ラーオとその切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の11月5日号では、「世界の国々」はニカラグアにフォーカスを当てておりますが、こちらについては、来週水曜日に、このブログでもご紹介する予定です。


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 リベリア最初の切手
2014-10-28 Tue 22:50
 エボラ出血熱が流行するリベリアに滞在し、昨日(27日)午後、羽田空港で入国した男性が発熱を訴え、国立感染症研究所で血液検査を受けていた問題で、厚生労働省は、きょう(28日)、男性からエボラ・ウィルスが感染されなかったと発表しました。一方、成田空港では、ODAの一環として、日本の自治体が提供した救急車など緊急車両13台がリベリアとシエラレオネに寄贈されることになり、今日(28日)、リベリアのヤンゴー・テレウォダ駐日大使らが出席して出発式が行われました。というわけで、きょうはリベリア切手の中からこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      リベリア最初の切手

 これは、1860年に発行されたリベリア最初の切手です。
 
 リベリアは、1816年にアメリカで設立されたアメリカ植民協会が、黒人の解放奴隷をアフリカへ帰還させ、黒人のための“祖国再建運動”としてリベリア建国運動を開始したことがルーツとなっており、首都のモンロヴィアはアメリカ第5代大統領のジェームズ・モンローにちなむものです。合衆国憲法を元にしたリベリア憲法を制定しての共和国正式独立は1847年7月26日のことで、初代大統領に就任したのはジョセフ・ジェンキンス・ロバーツでした。

 新生リベリア国家は、1850年1月20日、英国と郵便条約を調印。1852年には英国経由での外国郵便の取り扱いを開始しました。さらに、1852年には500ポンドの総予算を投じて、首都モンロヴィアのほか、ブキャナン、グリーンヴィルにも郵便局を開設しました。

 今回ご紹介している最初の切手は、1860年に発行されました。ロンドンのダンド・トッドハンター・アンド・スミス社による平版印刷で、槍と盾を抱えた女神リバティが腰を下ろし、解放奴隷を乗せて港へ向かってくる船を守っているようすが描かれています。今回ご紹介の6セントのほか、同図案・色違いで12セントならびに24セントの切手があります。


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 SVG独立35周年
2014-10-27 Mon 23:38
 カリブ海の島国、セントヴィンセント・グレナディーンズ(以下、SVG)が1979年10月27日に独立してから、今日でちょうど35周年です。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      セントヴィンセント・独立加刷航空切手

 これは、SVG独立後まもない時期に、英領セントヴィンセント時代の切手に独立後の正式国名“セントヴィンセント・グレナディーン”を加刷した航空切手です。

 SVGは、その名のとおり、火山島のセントヴィンセント島と珊瑚礁のグレナディーン諸島からなる国で、その主島であるセントヴィンセント島に西洋人として初めてコロンブスが来航したのは1498年のことでした。

 その後、セントヴィンセント島では1719年にフランス人入植者によるプランテーション経営(栽培品目はコーヒー、タバコ、藍、綿、砂糖など)が始まりましたが、1763年、英国が同島からフランスを追い出して植民地化。1779年にはフランスが英国から同島を奪還するも、1783年のヴェルサイユ条約(米独立戦争で米国を支援したフランスと英国との講和条約)の結果、英国による領有が確定しました。

 なお、1834年、英国はセントヴィンセント島を含む植民地での奴隷制度を廃止。このため、セントヴィンセント島では、プランテーション経営の労働力不足を補うべく、ポルトガルやインドからの移民が奨励されました。現在、SVG国民の5%強を占めるインド系住民のルーツはここにあります。

 セントヴィンセントとして最初の切手が発行されたのは1861年のことで、最初の切手は宗主国の君主であるヴィクトリア女王の肖像をがとりあげられていました。なお、英国による直轄植民地政府が設置され、グレナディーン諸島(の一部)を含む英領セントヴィンセントが制度的に完成したのは、1877年のことです。

 第二次大戦後の1958年、英国は、将来的に独立させることを視野にカリブ海に点在する英領植民地を統合して西インド連邦を創設しましたが、同連邦は内部対立で1962年に崩壊。以後、英本国は英領に留まる植民地に対しては内政自治権を与えて自治領に転換させる方針を取り、1969年にはセントヴィンセントも自治領となりました。その後、1979年の国民投票により完全独立が決議され、現在のSVG国家が誕生し、現在に至るというわけです。


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 柿の日
2014-10-26 Sun 21:02
 きょう(26日)は“柿の日”です。というわけで、現時点での僕の最新作である『朝鮮戦争』にも絡めて、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      先軍領導開始48周年

 これは、2008年8月25日に北朝鮮で発行された“先軍領導開始48周年”の小型シートで、たわわに実をつけた柿の木の下で女性兵士に囲まれる金正日を描くプロパガンダ絵画が取り上げられています。

 北朝鮮では、毎年8月25日を“先軍両道開始日”としていますが、これは、1960年8月25日、金正日が金日成とともに近衛ソウル柳京洙第105戦車師団を視察したことにちなむものです。

 北朝鮮側の説明によると、同師団は、朝鮮戦争の開戦後、6月28日にソウル占領の先鋒を務め、西大門刑務所を解放したほか、中央政庁の最も高い位置に北朝鮮国旗を掲げた部隊だそうです。ちなみに、現在では、韓国の主要都市や道路などを設定して仮想南侵訓練を繰り返している戦車部隊で、首都・平壌の防衛任務も果たす精鋭部隊でもあります。

 ちなみに、金正日の伝記情報によれば、彼が南山高級中学校(現・平壌第1高等中学校)を卒業して金日成総合大学経済学部政治経済学科に入学したのは1960年9月1日のことです。また、彼が朝鮮労働党に入党したのは大学在学中の1961年7月22日のことです。したがって、北朝鮮側の主張によれば、“先軍政治”を掲げた金正日は、朝鮮労働党はおろか、大学にも入学していなかった時期に、はやくも“先軍領導”を開始していたということになります。すごいですねぇ。(棒読み)

 さて、切手に取り上げられている絵画は、かつて金正日がある部隊を視察した際、「ことしの柿の木が実る頃にもう一度、視察に来る」と約束し、その約束通り、柿の木の季節に部隊を再訪したため、女性兵士が彼を喜んで迎えたというエピソードを表現したものです。この“ある部隊”の具体名については調べきれなかったのですが、北朝鮮における柿の産地として知られているのは、日本海に面した江原道安辺郡で、じっさい、この絵画でも背景には海が描かれています。したがって、この絵画で彼が訪れた部隊は、安辺郡の南隣に位置する淮陽郡にある第一軍団の部隊ではないかと思われます。

 なお、安辺郡東南部の旗対峰(標高1056m)の傍らにある標高702mの“旗対嶺”は、2006年7月に行われた北朝鮮のミサイル発射実験でノドンミサイルの打ち上げ基地が置かれていた場所で、北朝鮮情勢に関する文脈で単に“旗対嶺”といった場合、鞍部そのものではなく、周辺一帯のミサイル発射基地群を指すのが一般的です。まぁ、そういう重要拠点であればこそ、金正日としても、柿があろうがなかろうが、短期間のうちに安辺郡を再訪したというのが実情だったのかもしれませんな。


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 10月から、毎月1回(原則第1火曜日:10月7日、11月4日、1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(詳細はそれぞれ講座名をクリックしてください)

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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 泰国郵便学(33)
2014-10-25 Sat 08:32
 ご報告が遅くなりましたが、財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第48巻第5号ができあがりました。僕の連載「泰国郵便学」では、今回は、1969年後半から1970年初頭にかけてのトピックをいろいろと取り上げました。その中から、きょうはこの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      タイ・影絵(1969)
 
 これは、1969年12月18日に発行された影絵芝居“ナン・ヤイ”シリーズのうち、魔王ラーマスラを取り上げた2バーツ切手です。

 1969年は、この影絵シリーズを含め、儀礼シリーズ、古典舞踊シリーズなど、タイの伝統文化を紹介する特殊切手が3件、計12種類発行されました。

 以前の記事でも少し触れましたが、1960年に開設された政府観光局(現政府観光庁)は、1965年にニューヨーク事務所を開設。さらに、1968年には初めての地方事務所をチェンマイに開設するなどして、観光地としてのタイの魅力を広く外国人に向けて宣伝することに努めていました。そうした観光宣伝のための体制が整ったことを受けて、国家のメディアとしての切手も、観光資源としての伝統文化の切手を盛んに発行するようになったと考えるのが妥当でしょう。

 さて、タイの伝統的な影絵芝居には中部を中心としたナン・ヤイと南部を中心としたナン・タルンがあります。

 いずれも、水牛の革(牛革を用いることもある)に透かし彫りの細工を施された人形を白幕に投影して演じるものですが、ナン・ヤイの人形が大型で腕を動かせないのに対して、ナン・タルンの人形は小型で腕が動かせるという違いがあります。ちなみに、ナン・ヤイの“ナン”は“水牛(もしくは牛)の革”の意、“ヤイ”は“大きい”の意ですが、“タルン”の語源は、ラーマ3世の時代に南部パッタルン県の一座が上演して好評を博し、ナン・パッタルンと呼ばれたことに求めるのが一般的です。

 ナン・タルンの場合、白幕の後ろで一人の演者が声色を変えながら複数の人形を使い分ける形式となっていますが、これは、ジャワ島のワヤン・クリとほぼ同じです。一方、ナン・ヤイの方は人形が大きい(特に大きいものは1m50cmを超えることもあります)ため一人で操作することは不可能で、複数の人形遣いが白幕の前も使って演じます。

 切手に取り上げられたナン・ヤイの演目は、基本的には『ラーマキエン物語』(インドの古典叙事詩『ラーマーヤナ』のタイ語版)の内容に限定されています。

 2バーツ切手に取り上げられた魔王ラーマスラは、天女メーカラーが美しい宝石を手に遊んでいるところに現れ、宝石を我が物にしようとメーカラーに襲い掛かかりましたが、宝石から放たれた光に目がくらんでいるうちに、メーカラーは逃げおおせてしまいます。このとき、怒ったラーマスラが斧を投げつけたものの、斧は彼女には当たらず地面に刺さりました。タイの伝承では、このときの宝石の光が稲妻に、斧が地面に刺さった時の音が雷音になったとされています。ちなみに、今回ご紹介の切手でも、人形の手にも斧が握られているのがはっきりとお分かりいただけるかと思います。


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 ザンビア独立50年
2014-10-24 Fri 21:19
 アフリカ南部のザンビアが1964年10月24日に独立してから、今日でちょうど50年です。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ザンビア独立

 これは、1964年10月24日の独立当日、ザンビアで発行された独立記念切手で、同国のランドマークであるヴィクトリアの瀧と初代大統領のケネス・デヴィッド・カウンダが描かれています。

 現在のザンビアの地は、1924年、北ローデシア保護領として英国の直轄植民地となりました。翌1925年、北部のカタンガとの国境付近で銅の大鉱脈(カッパーベルト)が発見されると、1929年、ローデシア・アングロ・アメリカン社(AAC)とローデシア・セレクション・トラスト社(RST)が銅開発に乗り出します。その直後に世界恐慌が発生し、1931年11月には銅の国際価格が暴落しますが、北ローデシアはその苦境を乗り切り、そのことが、南ローデシア(現ジンバブエ)在住の白人入植者の注目を集めることになります。

 第二次大戦後の1953年、北ローデシアは1953年に南ローデシア、ニヤサランド(現マラウイ)とともにローデシア・ニヤサランド連邦に改編されました。しかし、連邦の経済政策が白人入植者の集中する南ローデシア偏重であったため、黒人民族主義者の不満は根強く、1963年に連邦の維持は不可能となり、翌1964年7月にニヤサランドがバンダ首相の下でマラウイとして独立を達成、北ローデシアも同年10月24日にザンビアとして独立しました。なお、この日はちょうど10月10日に開幕した東京五輪の閉会式にあたっており、“北ローデシア代表”として開会式に参加した選手・役員は、“ザンビア代表”として帰国するという珍事となりました。

 切手に描かれているヴィクトリア・フォールズ(ヴィクトリアの瀧)は、ジンバブエとザンビアの国境にある瀧で、世界三大瀑布(他のふたつはナイアガラとイグアス)の一つとして世界遺産にも登録されています。1分間に5億リットルの水が落下し、巨大な水煙が立ち上るため、幅1700メートル、落差108メートルという巨大なその全貌は、水量の少ない乾季にしか見ることができません。

 ちなみに、同じく切手に描かれている初代大統領のカウンダは、1924年生まれ。1951年に北ローデシア・アフリカ民族会議が結成されると、その事務局長となりましたが、1958年に離党。1960年に統一民族独立党 (UNIP) を結成し、独立運動を展開し、1962年の選挙で過半数を獲得して自治政府の首相となりました。1964年の独立時には、そのまま、大統領に就任。1991年まで長期独裁政権を維持しました。現在でも91歳の高齢ながら健在です。


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 カナダ議事堂で銃乱射事件
2014-10-23 Thu 18:54
 カナダの首都オタワ中心部にある“平和の塔(戦没者記念碑)”で、きのう(22日)、銃を持った男が警備中の兵士を射殺。その後、男は、ハーパー首相が演説中の連邦議会議事堂にも侵入し、銃を乱射しましたが、警官隊との銃撃戦で射殺されました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      カナダ・国会議事堂(1927)

 これは、1927年、カナダが発行した“自治領カナダ政府60周年”の記念切手で、今回の事件の舞台となったオタワの連邦議事堂が描かれています。

 オタワのランドマークとなっているカナダの連邦議事堂はネオ・ゴシック様式の建物で、平和の塔を持つ中央棟と東西の棟の3棟で構成されています。

 1776年の米国独立に対応して、1783年、英国議会はカナダ植民地をアッパー・カナダ(上カナダ・現在のオンタリオ州)とロウアー・カナダ(下カナダ・現在のケベック州)に分離しましたが、1841年、上下カナダは再統合され、“(英領)カナダ”が創設されました。これに伴い、選挙で議員が選ばれる議会と任命制の立法評議会から成る単一の立法府が創設されたことで議事堂が必要となり、最初の議事堂がオンタリオ州キングストンに置かれました。

 その後、1843年にはカナダ議会はキングストンからモントリオールに移転したものの、1849年、火災により議事堂は焼失。以後、カナダ議会はトロントとケベックの間を転々としていましたが、1857年、現在のオタワに恒久的な議事堂が設置されることになりました。なお、現代のカナダの連邦議会は、1867年の英領北アメリカ法により、カナダ(ケベックとオンタリオ)、ノヴァスコシア、ニューブランズウィックの各植民地を一つに統合してカナダ自治領が発足したことに対応して創設されました。

 最初の議事堂は1916年の火災により議事堂図書館を除いて焼失。現在の議事堂は1922年に再建されたものです。中央にある高さ92mの平和の塔はカナダの戦没者を追悼するもので、オタワで一番高い展望台があります。また、東棟では、初代首相のジョン・アレクサンダー・マクドナルドの執務室などが一般公開されているほか、夏季には、カナダ王室騎馬警察隊による衛兵交代式が行われるなど、連邦議事堂はオタワ有数の観光名所ともなっているだけに、今回の事件では、殉職された兵士の方には本当にお気の毒ですが、ほかに犠牲者が出なかったことは、本当に不幸中の幸いだったと言えましょう。

 なお、今回の事件現場となった平和の塔には、1950-53年の朝鮮戦争に派遣されて戦死した516名のカナダ軍将兵も祀られています。同戦争におけるカナダ軍の活動については、拙著『朝鮮戦争』でもまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 世界の国々:タンザニア
2014-10-22 Wed 12:04
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年10月22日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーでは、今回はタンザニアを取り上げました。その記事の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      タンガニーカ・ザンジバル連合共和国

 これは、1964年、現在のタンザニアの直接の前身であるタンガニーカ・ザンジバル連合共和国の切手で、同国の地域概念を示す地図が描かれています。

 現在のタンザニア国家の大陸部分にあたるタンガニーカの地域は、第一次大戦までは、現在のブルンジ、ルワンダとともに、ドイツ領東アフリカとしてドイツの支配下に置かれていました。第一次大戦でドイツが敗れると、旧ドイツ領東アフリカは解体され、英委任統治領タンガニーカとベルギー委任統治領のルワンダ=ウルンディに分割されます。

 1927年、英国は東アフリカのウガンダ、ケニア、タンガニーカ、ザンジバルの4地域を包括する関税同盟を結成し、同盟の域内では共通通貨として東アフリカ・シリングの使用が開始されました。これに伴い、ザンジバルを除く大陸の3地域では郵便組織も共通となり、ケニヤ・ウガンダ・タンガニーカ表示の切手がこれら3地域で使用されています。
 
 第二次世界大戦が勃発するとタンガニーカからも多くの兵士が英連邦軍に参加して出征したことから、タンガニーカでも民族意識が高揚。タンガニーカ・アフリカ人民族同盟による独立運動が展開され、1961年12月9日、独立国家としてのタンガニーカが誕生し、ジュリウス・ニエレレが初代首相(1962年以降大統領)に就任しました。

 一方、ザンジバルは、もともとアラビア半島・オマーンの支配下にあった土地がイギリスの保護領になったという経緯があり、保護領時代もアラブ系スルタン(地方君主)の支配が継続。1963年の独立後もスルターンの地位は維持されたため、人口の多数派を占めるアフリカ系は不満を持っていました。また、独立後の総選挙では、選挙区の区割りの関係から、最大得票数を得たアフリカ系主体のアフロ・シラジ党(ASP)の議席数より、国民党(ZNP。アラブ主体)=ザンジバル・ペンバ人民党(ZPPP。親アラブのシラジ人主体)連合の議席数が上回るという結果になり、このこともアフリカ系の不満を増大させる要因となっていました。

 こうした背景の下、1964年1月12日、これに不満を持つASP青年団のジョン・オケロは“自由の戦士”と称する若者300人を集めて暴動を起こしました。

 “自由の戦士”は直ちに首都の警察署と憲兵隊を制圧。スルターンは亡命を余儀なくされ、島内では5万人ものと言われたアラブ系ないしはアジア系住民のうち1万2000人が犠牲となりました。いわゆるザンジバル革命です。

 革命が起きた当時、対岸のタンガニーカにいたASPの指導部は、“自由の戦士”の暴走に驚愕。ASP議長のカルメはザンジバルに戻ってザンジバル人民共和国の成立を宣言し大統領に就任しましたが、混乱を収束させられませんでした。

 このため、カルメは、1964年4月、オケロを追放し、治安回復のためタンガニーカに警官隊投入を要請。4月26日、タンガニーカ・ザンジバル連合共和国を成立させ、ザンジバル国家そのものを消滅させることで事態を収拾するという荒業に打って出ました。今回ご紹介の切手は、こうした事情の下で発行されたものです。

 その後、新国家は、タンガニーカとザンジバル、それにアフリカ南部で栄えたアザニア文化の名前をあわせて“タンザニア連合共和国”と命名され、旧タンガニーカと旧ザンジバルは完全に対等の連合関係ということで、ザンジバルには大幅な自治権を与えらる体制となっています。

  さて、今回の『世界の切手コレクション』の「世界の国々」では、旧タンガニーカの時代から現在のタンザニア国家ができあがっていくまでの歴史的な経緯だけでなく、キリマンジャロ山の切手や現地の伝統的な木彫の切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の10月29日号では、「世界の国々」はラオスにフォーカスを当てておりますが、こちらについては、来週水曜日に、このブログでもご紹介する予定です。


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 岩のドームの郵便学(22)
2014-10-21 Tue 23:33
 ご報告が遅くなりましたが、『本のメルマガ』550号が先月25日に配信となりました。僕の連載「岩のドームの郵便学」では、1977-78年にエジプト以外の各国で発行された岩のドームの切手をご紹介する3回目。今回はこの切手を取りあげました。(画像はクリックで拡大されます)

      マリ・岩のドーム(1977)

 これは、1977年10月、“パレスチナにおける自由の戦士と殉難者の遺家族の福祉のために”と題してマリが発行した切手です。
 
 1968年11月18日、クーデターで“建国の父”で大統領のモディボ・ケイタを逮捕してマリの政権を掌握したムーサ・トラオレは、翌19日、国民解放軍事委員会(CMLN)を設置して自ら議長に就任。CMLNは、全ての政治活動を禁じるとともに、密告を奨励して、軍事政権に批判的なインテリ層を容赦なく逮捕するなどの強権的な支配を行いました。

 クーデター当初こそ、西側諸国はトラオレ政権を非難していましたが、トラオレが東西冷戦下で左派色の強いケイタ政権を打倒して、反共の旗幟を鮮明にしていたという事実の前に、次第にトラオレ非難は影をひそめるようになります。じっさい、旧宗主国のフランスはトラオレ政権を承認し、独裁政権に対する国内世論の非難を抑えて、1972年4月28日、マリ国家元首としてのトラオレのパリ公式訪問を受け入れています。

 ところで、トラオレがフランスを公式訪問し、国際的な認知を得た1972年という年は、サハラ砂漠南縁部、モーリタニア、マリ、チャド、ニジェール、ブルキナファソに広がる半乾燥地域であるサヘル地域を大旱魃が襲い、マリの国民生活に大きなダメージを与えた年でもありました。

 このため、国連は問題解決のための専門機関として国連スーダン・サヘル事務所(UNSO)を設置したほか、1974年に国際農業開発基金を設立するなどの対策を講じ、世界各国の民間レベルでもさまざまな救済運動が展開され、全世界から多額の支援がマリに寄せられましたが、それらは援助を必要としている国民の許へは届けられず、上は政府高官から下は現場の官吏にいたるまで、さまざまなレベルで横領されています。

 このため、サヘルの若者たちの中にはアルジェリアやリビアの大都市に移住する者が急増。特に、カダフィ政権下のリビアで傭兵部隊に加わる者が少なからず現れるようになりました。

 こうした状況でしたから、国民の間には軍事政権に対する不満が鬱積。政治警察は政府批判を徹底的に抑え込んではいたものの、政権側も民政復帰に向けて一定の譲歩が必要となっていることは認めざるをえませんでした。

 このため、1974年6月2日、軍事政権は“民政復帰の準備段階”として、新憲法についての国民投票を実施します。

 軍事政権が提示した憲法案では一党制で大統領は任期5年と規定されていました。体制批判派による投票ボイコットの呼びかけが行われたものの、投票の結果は99%の有権者が賛成票を投じたと発表されます。さらに、軍事政権側は、国民投票の結果に関わらず、今後5年間は政権にとどまると発表しており、国民投票はガス抜きのためのセレモニーという側面が強いものでした。

 こうした状況の下で、1974年11月25日、オート・ヴォルタ(現ブルキナファソ)との間でアガシュール地区をめぐって国境紛争が発生します。

 アガシュール地区は天然ガスとマンガンを中心とした鉱産資源の豊かな土地ですが、当時は、マリとオート・ヴォルタともに、独裁政権に対する国民の不満が高まっていたこともあり、両国の政権は、いずれも、隣国との戦闘によって国内の不満をそらそうとしました。なお、軍事的な衝突そのもの小規模なもので終わりましたが、アフリカ統一機構が調停に乗り出し、1975年6月18日に国境画定のための専門委員会を発足させるという条件で休戦協定をまとめるまで、両国間の緊張が続きます。

 オート・ヴォルタとの紛争を通じて、トラオレ政権は“国難”に対処するための国民の団結を強調するとともに、国民の和解を演出すべく、休戦協定の調印とほぼ時を同じくして、トラオレはモディボ・ケイタ前政権時代の有力政治家の何人かに対して特赦を発令。さらに、同年9月22日、トラオレは憲法に規定に合致する唯一の政党として、“マリ人民民主同盟(UDPM)”の結成の方針を表明し、あわせて、女性や青少年に加入を義務付けたマリ女性全国連盟ならびにマリ少年全国連盟を創設するなど、1979年の民政復帰に向けての基盤を固めていきました。

 この間、1977年2月13-15日の日程で、トラオレ政権は旧宗主国フランスの大統領、ジスカール・デスタンを招くことに成功。この訪問は、トラオレの進める“民主化”に対して、フランスがお墨付きを与えたことの証左として大々的に宣伝されました。

 その一方で、前大統領のケイタ本人は、トラオレの権威を脅かしかねないことから釈放が許されないまま、1977年5月18日、強制収容所で不審死を遂げています。

 曲がりなりにも“建国の父”であったケイタの無残な死は、多くの国民の同情を集め、葬儀には多くの参列者が集まりましたが、“犯罪者”であるケイタの死を悼むことは体制批判にほかならないと考えたトラオレ政権は、葬儀の参列者を含め、反体制派とみなした人々の一斉検挙に踏み切りました。

 さすがに、この行動に対しては内外からの批判も強かったため、トラオレ政権は、あらためて国民和解のためのロジックを必要としましたが、その場合、国民の90%がムスリムであるというマリ国家においては、ムスリムとして共有しうる価値観を前面に押し出すというのは、確実に一定の効果が見込めるものでした。

 もっとも、マリの国民は90%がムスリムであるとはいっても、彼らは多種多様な民族・部族から構成されているため、明らかにイスラムの教義に違反しない限り、(イスラム以前から続いている)伝統的な風俗・習慣は尊重されていましたし、何世代にもわたってそれらとイスラムが習合した結果、国民の間でも“イスラム”の内容にはさまざまなバリエーションが生じています。また、マリ国家は政治制度としては西欧式の政教分離を掲げる世俗主義国家であり、それゆえ、いわゆる原理主義政権のように“(彼らが考える)正しいイスラム”を国民に強要するということもありません。むしろ、世俗国家の独裁政権にとって、イスラム原理主義は危険要因ですらあります。

 こうしたことを綜合的に考えると、ムスリムとしてのマリ国民に抵抗なく受け入れられるロジックとしては、聖地エルサレムがイスラエルによって不当に占拠されていることに対してムスリムとして怒りを共有し、パレスチナ解放のために殉じた同胞のムスリムをともに追悼するというものが、最も手堅い内容だったと考えてよいでしょう。

 1977年10月、突如としてマリ郵政が“岩のドーム”の切手を発行した背景には、こうした国内事情が反映されていたとみるのが自然と思われます。

 なお、このあたりの事情については、拙著『マリ近現代史』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 東京・浜松町で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、拙著『朝鮮戦争』のトークイベントを予定しております。よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。なお、詳細は主催者HPをご覧いただけると幸いです。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 地久節
2014-10-20 Mon 14:43
 きょう(20日)は皇后陛下傘寿のお誕生日、地久節です。というわけで、“地久”の切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      地久

 これは、1983年の国際文通週間の切手で、鹿児島寿蔵の紙塑人形「地久」が取り上げられています。

 鹿児島寿蔵は、1898年、福岡市の出身。1913年に高等小学校を卒業後、学校教材の模型の製作所であった井上地理歴史標本作成所に入り、彩色の仕事をした後、博多人形の作家、有岡米次郎に入門しました。

 1917年、18歳で独立し、福岡市春吉町に自分の窯、碧玲洞を設け、テラコッタの制作に没頭。その一方で、短歌雑誌「ハカタ」同人となり、次いで「南方芸術」を編集・発行しました。

 翌1918年、彫刻の勉強を目的に上京し、岡田三郎助の本郷洋画研究所に通いながら、アララギ派に入り、主に島木赤彦・土屋文明らの作歌教導を受けています。1930年、アララギ派の短歌研修で高野山に行った際に出会った高野和紙に衝撃を受け、1932年までに紙塑の研究をほぼ完成し、人形美術団体「甲戌会」を結成。1936年、紙塑人形で帝展入選を果たしました。

 紙塑人形は鹿児島が考案した人形制作の手法で、和紙の原料である楮・三椏・木材パルプの短繊維、胡粉・粘土・木粉・紙粉等を混ぜ、フノリ・ゼラチン・澱粉等の接着剤を加え練り・攪拌を長時間したもの(紙塑)で形を作り、これに胡粉で地塗りし、和紙を幾重にも貼って仕上げるというものです。

 切手に取り上げられた人形の題材となっている「地久」は、雅楽のうち高麗楽(飛鳥時代ごろ高句麗から伝えられたもの、または平安時代にその様式によって日本で作られたもの)に属するもので、赤顔で鼻高の面を用いるのが特色です。なお、“地久”という言葉は、それ自体は「大地がいつまでも変わらずにあること」の意味で、老子の「天長地久」が出典です。天皇陛下のお誕生日を“天長節”というのに対応して、皇后陛下のお誕生日を“地久”というのは、ここに由来しています。

 切手に取り上げられた人形は、鹿児島が重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)の認定を受けた1961年の作品で、現在は、東京国立近代美術館の所蔵品です。


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 阪神が日本シリーズ進出
2014-10-19 Sun 22:26
 プロ野球のセリーグは、昨日(18日)、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでリーグ戦2位の阪神がリーグ優勝の巨人を4連勝で下し、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。というわけで、巨人とソフトバンクがリーグ制覇したときにも韓国関連のマテリアルを持ってきましたので、今回もこんな1枚を持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・敔

 これは、1974年4月20日に韓国で発行された国楽楽器シリーズの1枚で、虎の形をした古楽器の敔が描かれています。

 敔は、もともと“差し止める”という意味の文字です。

 背の部分には“鉏鋙”と呼ばれる27の刻みがあり、木櫟(竹のささら)で頭を3度軽く叩いてから背を3回なで下ろすことで、演奏終了の合図として用いられました。虎の形をしているのは、四神の白虎にちなみ、祭礼の際には西側に置かれたためです。

 中国では周代から使われていましたが、朝鮮には高麗王朝時代の1117年に宋から伝来したといわれています。なお、敔の大きさは、中国では60cmほどの大きさでしたが、朝鮮に伝わると約1mの大型になりましたが、その変化の理由はよくわかっていません。

 朝鮮半島の伝統文化においては虎は重要な意味を持っており、切手にもいろいろと取り上げられているのですが、今回は、西の方角から敔が鳴らされて巨人軍の2014年が終わったということで、この1枚を取り上げてみました。


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 映画『グレース・オブ・モナコ』公開
2014-10-18 Sat 16:42
 モナコ公国存亡の危機と呼ばれた1962年のフランス・モナコ関係を題材とした映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が今日(18日)から公開されます。というわけで、きょうはグレース・ケリーの切手を持ってきても良かったのですが、ちょっとひねってこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      モナコ・主権450年(承認の文書)

 これは、1962年6月6日、モナコが発行した“主権承認450年”の記念切手のうち、フランス国王ルイ12世がモナコ公リュシアン・グリマルディに対してモナコの主権を与えることを記した文書が取り上げられています。

 現在のモナコ公国の起源は、1297年1月8日、ジェノヴァ共和国の都市貴族だったグリマルディ家のフランチェスコ(現在のモナコ史ではフランス語読みの“フランソワ”とされるのが一般的)が、フランシスコ会の修道士姿に変装し、ギベリン(皇帝派)に占領されていた要塞に侵入し、“モナコの岩”を占領したことに求められています。なお、現在のモナコ公家は、フランチェスコが亡くなった後の1309年、妻の連れ子だったカーニュ侯レーニエ1世がグリマルディ家を継承したことから始まっており、フランチェスコの直系の子孫というわけではありません。

 1419年、ランベール・グリマルディはアラゴン王国から正式にモナコを購入し、あわせて、フランス国王シャルル8世からモナコの支配権を承認されます。さらに、1512年、フランス国王ルイ12世とルシアン・グリマルディの間でモナコの恒久独立を認める条約が調印され、モナコの独立国としての地位が確定。この結果、モナコの領主は独立の君主(1612年以降、“モナコ公”を自称)であると同時に、フランス国王の臣下(ヴァレンティノワ公爵)という身分になりました。今回ご紹介の切手は、この条約調印から起算して450年になるのを記念して発行されたものです。

 1793年以降のフランス革命とナポレオン戦争の時代、モナコはフランスに占領されましたが、1815年のウィーン会議の結果、サルディニア王国の保護下に入ります。サルディニア王国は、1860年にトリノ条約を結び、イタリア統一運動への支援の代償として、サヴォイアとニースをフランスに割譲しましたが、その際、マントンとロクブリュヌはモナコからの独立を宣言。このため、当時のモナコ公シャルル3世は、1861年、マントンとロクブリュヌをフランスに売却し、モナコ公国としての主権を回復しました。

 ちなみに、マントンとロクブリュヌの売却によって、それまでの領土の9割以上を失ったモナコ公シャルル3世は、新たな財源として高級リゾート地としての観光開発とカジノ経営、さらにカジノの収益に立脚したタックス・ヘイヴンとしての外資の導入に活路を見出し、これが、現在のモナコ国家の基本的な性格を決定づけることになりました。なお、“モンテカルロ”は、シャルル3世にちなんで命名された地名です。

 第一次大戦後の1918年、モナコはフランスとの間に保護友好条約を調印し、フランスの保護国として、軍事・外交券を喪失。また、公位の即位継承にはフランスの同意が必要となったほか、またグリマルディ家が断絶した場合、モナコはフランスに編入されることとされました。(現在では、2005年の条約改正により、グリマルディ家が断絶してもモナコ公国の存続は保証されています)

 こうした背景の下、アルジェリア独立戦争末期の1962年、戦費調達の必要に迫られたフランスは、フランスの保護下にありながらタックス・ヘイヴンとして多くのフランス企業を誘致していたモナコに目をつけ、フランス企業から税金を徴収して支払うよう要求。ドゴールは「要求に従わなければモナコをフランス領として併合する」との恫喝し、フランス=モナコ国境を封鎖しました。結局、この問題に関しては、モナコ在住5年以内のフランス市民およびモナコ国外での活動が25%を超える企業に関しては、フランスの税率に従って課税対象とするとの協定が締結されて決着しましたが、このことは、モナコにとって大きな衝撃を与え、国家存続のための新憲法が制定されることになりました。

 今回ご紹介の切手は、こうした状況の下で、あらためて、モナコの“独立”はほかならぬフランスが昔から認めているということを主張するために発行されたもので、まさに、映画『グレース・オブ・モナコ』の時代を反映するような1枚と言ってよいでしょう。 

 * 本日、カウンターが143万PVを超えました。いつも閲覧していただいている皆様には、この場をお借りして、お礼申し上げます。


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 システィーナ礼拝堂来場者数制限へ
2014-10-17 Fri 17:25
 ヴァティカンは、きのう(16日)、システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの天井フレスコ画を保護するため、年間の来場者数を600万人に制限するとの方針を発表しました。というわけで、システィーナ礼拝堂がらみのちょっとひねった1枚ということで、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・韓赤80年

 これは、1985年に韓国で発行された“大韓赤十字社(以下、韓赤)80年”の記念切手で、赤十字を背景にシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロのフレスコ画「アダムの創造」のうち、神の右手とアダムの左手の部分が取り上げられています。これは、一般に、生命の与え手である神がアダムに生命を吹き込もうとした瞬間を描いたものとされています。

 この切手の原画を制作したデザイナーの意図は定かではありませんが、今回のようなニュースを聞いてから、赤十字マークの前に置かれたフレスコ画という構図を見ると、「(外から持ち込まれる埃や人の汗、二酸化炭素などで)ダメージを受けたフレスコ画を救え!」と訴えているようにも見えてしまいますな。

 さて、 韓国における赤十字の歴史は、旧大韓帝国政府が1903年にジュネーヴ第1ならびに第2条約を調印し、1905年に高宗が赤十字の創立を宣言したことに始まります。

 日本統治下では、一国一組織の原則により、朝鮮の赤十字は日本赤十字社に吸収され、その支部扱いとなりましたが、1919年に上海で組織された大韓民国臨時政府は独自の赤十字を組織したことになっています。

 解放後、米軍政時代を経て1948年に大韓民国が正式に発足すると、翌1949年、新たに大韓赤十字社が発足しました。これが現在の韓赤の直接的なルーツです。

 1950年に朝鮮戦争が勃発すると、韓赤はさまざまな救援活動を行い、休戦直後の1953年8月1日には、その活動資金を集めるための寄付金つき切手も発行されました。ちなみに、韓赤が国際赤十字から承認を受けたのは休戦後の1955年5月25日のことでした。

 なお、韓赤の活動については、拙著『韓国現代史』でもいろいろとご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。 

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 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 日本国宝展スタート
2014-10-16 Thu 12:12
 国宝約120件を公開する“日本国宝展”が、きのう(15日)から、東京・上野公園の東京国立博物館で始まりました。同館での国宝展開催は14年ぶり4度目のことで、会期は12月7日までだそうです。というわけで、きょうは国宝ネタの中からこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・広隆寺弥勒菩薩

 これは、1995年、韓国で発行された“韓日国交正常化30周年”の記念切手で、日本の広隆寺・弥勒菩薩半跏思惟像が取り上げられています。

 いわゆる“国宝第1号”として知られる広隆寺・弥勒菩薩は広隆寺にある仏像の中でも最も古いもので、霊宝殿の中央に安置されています。同じく広隆寺にあるもう一体別の弥勒菩薩像と区別して“宝冠弥勒”と呼ばれることもあります。

  『日本書紀』には、603年、聖徳太子が「私のところに尊い仏像があるが、誰かこれを拝みたてまつる者はいるか」と諸臣に問うたところ、渡来人系の豪族・秦河勝が仏像を譲り受け“蜂岡寺”を建てたという趣旨の記述がありますが、この蜂岡寺が広隆寺の前身(ただし、寺の所在地が現在地の京都府太秦に移ったのは平安遷都前後のことと考えられています)で、この話に登場する仏像が切手に取り上げられた弥勒菩薩像といわれています。

 なお、本像は、1951年6月9日に国宝の指定を受けましたが、この時同時に国宝の指定を受けた物件は他にもいくつかあります。その際、本像に対して、文部大臣から交付された指定書の番号が“彫刻第1号”になっていることから、広隆寺側は本像を“国宝第1号”として大々的に宣伝し、それが世間でも定着することになったわけで、かならずしも国宝第1号イコール“最初の国宝(として唯一の存在)”というわけではありません。
 
 さて、今回ご紹介の切手に取り上げられた弥勒菩薩像は、韓国の国宝第83号とくらべて、①宝冠が無紋で王冠形、②右膝を大きく誇張し、裳が二重に巻かれている、③左脛に衣紋が無い、などの類似点があります。このため、韓国の第83号が広隆寺の像のルーツだと主張する韓国人も多く、今回ご紹介の切手も、そうした考え方に基づいて、古代における日本と朝鮮半島の交流を示す事例として、題材が選ばれています。
 
 もちろん、古代日本の仏教文化において朝鮮半島が重要な役割を果たしていたことは事実でしょうが、弥勒菩薩像に関する限り、韓国の国宝第83号の制作年代は特定できておらず、広隆寺の像が第83号そのものを模倣して作られたと断定するのは無理があります。また、第83号が金銅像であるのに対して、広隆寺の像は7世紀の作とされる木造で、さらに、韓国には818年以前の木造仏は残されていなわけで、両者を結びつけて考えるのは、実は無理があるのだということは留意しておいてもよさそうです。


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 世界の国々:ハンガリー
2014-10-15 Wed 11:46
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年10月15日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーでは、今回はハンガリーを取り上げました。その記事の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ハンガリー動乱40周年小型シート

 これは、1996年にハンガリーで発行された“1956年革命(ハンガリー動乱)40周年”の小型シートです。

 第一次大戦の敗戦により広大な国土を失ったハンガリーは、第二次大戦では、旧領土の回復を目指して枢軸陣営に加わり、ソ連と戦いました。

 しかし、結局、第二次大戦も敗戦に終わり、ハンガリーはソ連の占領下に置かれて王制が廃止。1949年にはソ連の衛星国として共産化され、スターリンの意向に忠実なラーコシ・マーチャーシュが首相兼ハンガリー勤労者党(共産党)書記長として、スターリン路線を推進することになりました。

 1953年にスターリンが亡くなると、後継のフルシチョフはスターチン批判を行い、スターリン時代の政策を修正し始めます。衛星国のハンガリーでは、ソ連の意向を受けてスターリン路線に批判的な改革派のナジ・イムレ(今回ご紹介の小型シートでは切手部分中央の帽子の人物)が首相となり、経済改革を進めようとしましたが、書記長の座に留まったラーコシは1955年にナジを追放。そのラーコシも1956年7月にソ連の圧力で権力の座を追われてしまいました。そして、後継書記長となったのが、ラーコシ以上に強硬なスターリン主義者のゲレー・エルネーでした。

 敗戦により心ならずもソ連の衛星国にさせられたハンガリーの人々はナジの失脚とスターリン主義者の復活に反発。首都ブダペストでは、1956年10月23日、市民の大規模デモが発生し、反ソ感情が高まるなか、ゲレー退陣を求めるデモ隊と警官隊との衝突を機に、大規模な暴動が発生し、ハンガリー全土に波及します。

 いわゆるハンガリー動乱(ハンガリーでは“1956年革命”と呼ばれています)です。

 動乱当初、ソ連は懐柔策としてナジの復権とゲレーの辞任を決め、ナジによる平和的な事態の収拾を期待していました。しかし、脱ソ連化を求める市民の声に押されたナジは複数政党制の導入と(=共産党一党独裁の否定)ハンガリーの中立国化(=ワルシャワ条約機構からの脱退)を打ち出す。このため、ソ連が軍事介入してハンガリーの“革命”を武力で鎮圧。ナジも逮捕されます。

 その後、ソ連の支援を受けたカーダール・ヤーノシュが実権を掌握したが、1957年半バまでは共産党政権に対する散発的な武力抵抗やストライキが続いた。結局、一連の動乱は、1958年6月、事態の鎮静化を待って、ナジが処刑されたことでようやく終結。以後、1989年の民主化まで、ハンガリー社会主義労働者党(勤労者党から改称)による一党独裁体制が続くことになりました。

 さて、今回の『世界の切手コレクション』の「世界の国々」では、きょうご紹介したハンガリー動乱のほか、かつてのオーストリア=ハンガリー二重帝国についてもページを取ってご紹介しています。また、首都ブダペストの景観やルービック・キューブ、運動会の音楽の定番「クシコス・ポスト」の語源となった牧童に関する切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の10月22日号では、「世界の国々」はタンザニアにフォーカスを当てておりますが、こちらについては、来週あたり、このブログでもご紹介するつもりです。


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 鉄道の日
2014-10-14 Tue 11:57
 きょう(14日)は“鉄道の日”です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・鉄道50年

 これは、1949年9月18日、韓国で発行された“鉄道50年”の記念切手で、日本統治時代に建造されたパシコ(パシフィック5形)蒸気機関車が描かれています。

 朝鮮半島における鉄道の歴史は、1894年、日本が朝鮮王朝に対してソウルから開港場までの鉄道建設を提案したことに始まります。

 翌1895年には、米国人モールスが漢城(現ソウル)=仁川間の鉄道敷設権を獲得しますが、資金難のため、1897年4月、モールスは鉄道敷設権を渋沢栄一らに180万円で譲渡。これを受けて、三井・三菱・渋沢ら日本の財閥によって京仁鉄道合資会社が設立され、同社によって、1899年9月18日、鷺梁津=済物浦間の鉄道が開通しました。翌1900年には漢江鉄橋が開通し、鷺梁津=南大門(現・ソウル駅)まで路線が延長されます。これが、現在のソウル=仁川間の京仁線のルーツです。

 1905年には京釜線(ソウル=釜山間)が全通、さらに翌1906年には京義線(ソウル=新義州間)が全通し、関釜連絡船から京釜線・京義線を経て南満州鉄道に接続する路線が開かれます。その後、日本の統治下で朝鮮の鉄道網は拡充されましたが、1945年の解放後は北緯38度線をまたぐ鉄道は38度線以南のみの運行となり、京義線や京元線(ソウル=元山間)は分断されました。

 さて、今回ご紹介の切手を持ち出すまでもなく、現在の大韓民国は、良くも悪くも1910-45年の日本統治時代の“遺産”の上に成り立っています。拙著『朝鮮戦争』は、そうした日本統治時代との連続性に特に留意して、朝鮮半島現代史の原点を再構成してみようというものですので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 三合会のボス
2014-10-13 Mon 23:38
 香港で、きょう(13日)、金鐘(アドミラルティ)地区を占拠していた民主派のデモ隊に対してマスクをした数十人の集団が突進。デモ隊側ともみ合いになり、香港警察は集団のうち2人を取り押さえる騒ぎがありました。 香港の民主派デモでは先日、旺角(モンコック)地区のデモ会場が“三合会”の総称で知られる犯罪組織の構成員らから襲撃される騒ぎが起きており、今回のマスク集団も三合会の関与が疑われています。というわけで、三合会といえば、この人でしょうか。

      鄭士良

 これは、1971年に台湾で発行された鄭士良の切手です。

 鄭は、清末の1863年、廣東省恵陽生まれ。早いうちにキリスト教に入信し、廣州礼賢学校で学んだ後、米国人宣教師が廣州で経営する博済医院付属の医科学校に入学し孫文の同級生となりました。その後、孫文は香港の西医書院(現・香港大学医学部)を卒業して1892年にマカオで医師として開業するのですが、この間も鄭との交流は続いており、彼らは、清朝政府を公然と批判し、当時、“四大寇”(4人の悪党)”に数えられていました。

 ところで、香港の三合会は、アヘン戦争後まもない1840年代初頭には成立していたと考えられています。いわゆる黒社会と呼ばれる犯罪組織ですが、三合会というのは、特定の団体のことを指しているというよりは、さまざまな組織・団体の集合名詞として用いられるのが一般的です。清朝の衰退が顕著になると、清朝に抵抗する革命運動とも結びつきを強め、理念としては、漢民族の復権と満州族の排斥、清朝の打倒等を掲げていました。

 今回ご紹介の切手に取り上げられている鄭士良は、その廣州支部長ともいうべき立場の人物で、医科学校卒業後は、淡水墟に同生薬房を開設し、そこを隠れ蓑にして武装蜂起の準備に参加。1895年には、香港で興中会支部を組織し、廣州での武装蜂起を計画しましたが、このときは事前に計画が漏洩し、未遂に終わっています。

 その後、1899年には興漢会設立に参加。1900年6月、義和団事件で北京が八カ国連合軍に占拠されると、10月、混乱に乗じて恵州三洲田で武装蜂起し、一時は新安、大鵬、平山を占拠しましたが、物資提供を約束していた日本政府の方針転換があって武器弾薬と食糧の調達が不可能となり、革命軍を解散して自らも香港への逃亡を余儀なくされました。1901年8月、香港で脳卒中により没。

 1911年の辛亥革命で清朝が倒れ、孫文ではなく袁世凱の北洋軍閥が中国大陸を掌握した後も、三合会は活動を継続していましたが、1949年、中国史上最強のマフィア組織ともいうべき中国共産党が大陸の大半を掌握すると、香港・マカオに活動の拠点を移して滑動していました。

 なお、三合会をはじめ、香港・マカオの黒社会については、以前、カジノ利権との絡みで拙著『マカオ紀行』でもその概要をまとめてみたことがありますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 小さな世界のお菓子たち:チョコケーキの切手
2014-10-12 Sun 09:55
 ご報告が遅くなりましたが、大手製菓メーカー(株)ロッテの季刊広報誌『Shall we Lotte(シャル ウィ ロッテ)』の第25号(2014年秋号)ができあがりました。僕の連載「小さな世界のお菓子たち」では、今回は、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

      キュラソー・チョコケーキ

 これは、キュラソーで日常的に作られているお菓子を紹介した2011年のシリーズ切手のうち、チョコレート・ケーキを取り上げた195セント(1アンティル・ギルダー95セント)切手です。

  南米のヴェネズエラは現在では一大産油国となっていますが、かつては、世界有数のカカオの生産地でした。ヴェネズエラからヨーロッパ向けにカカオを運ぶルートはいくつかありましたが、ヴェネズエラ北方60キロの地点にあるキュラソー島は、その重要な中継地点の一つでした。

 17世紀にキュラソー島を支配下に収めたオランダは、ヴェネズエラのカカオ農園での労働力として西アフリカから黒人奴隷を運び、ヴェネズエラからカカオをオランダへ運ぶ貿易で巨額の利益をあげました。サイドカーやブルー・ハワイなどのカクテルに使われるほか、製菓材料としてチョコレート菓子などにも使われることのあるリキュール、キュラソー(以下、地名と区別するためキュラソー酒)は、キュラソー島で獲れるオレンジの果皮を乾燥させたものでラムに風味付けしたもので、17世紀後半、オランダ本国で考案されました。

 さて、現在、キュラソー島はオランダ王国を構成する自治国(自治領)の一つとなっており、独自の切手(ユーロ建てではなく現地通貨のアンティル・ギルダー建て)も発行しています。

 今回ご紹介の切手もその1枚で、ホールのチョコレート・ケーキから1ピースを切り出した状態の写真を取り上げています。中のスポンジもしっかりと見えますが、しっとりとした質感は、キュラソー酒をたっぷりと使った大人の味付けを連想させるのが良い感じです。連休中日の午後、美味しい紅茶を淹れて、こんなケーキをゆっくりと味わってみたいですな。


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 ノーベル平和賞はマララさんに
2014-10-11 Sat 17:01
 今年のノーベル平和賞は、イスラム武装勢力・パキスタン・タリバン運動による襲撃で重傷を負いながらも、女性や子供への教育の大切さを訴えてきたパキスタンのマララ・ユスフザイさんらが受賞しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      パキスタン・世界こどもの日

 これは、1969年10月6日にパキスタンで発行された“世界こどもの日”の記念切手で、学校の前で遊ぶ男女の児童が描かれています。

 “世界こどもの日”は、1954年11月、「あらゆる国によって、児童間の世界的友愛および理解、ならびに(国連)憲章の理想および目的、世界児童の福祉の増進、かつ、世界のあらゆる児童のために国連が行う努力の強化および拡充に貢献する活動の日」として定められたもので、1956年から各国で実施されています。

 1960年代のパキスタンは、アイユーブ・ハーンを大統領とする軍事政権の下で、行政改革と農業改革や外資導入を伴う工業推進による経済開発が進められ、1965年には経済成長率が6%を記録しています。アイユーブ・ハーンは切手が発行される半年ほど前の1969年3月25日に大統領を辞任に追い込まれ、ヤヒヤー・ハーンが後継大統領となっていますが、経済開発優先の世俗主義的な基本政策はそのまま継承されました。

 今回ご紹介の切手では、男子児童が1人だけなのに対して女子児童が4人描かれていますが、これは、経済発展のためには、女子教育を普及させることが重要であるとの政権側の認識が反映された結果でしょう。

 さて、イスラム世界での価値の源泉となっているコーランでは、女性は保護されるべき存在であるとされています。この“保護”の考え方は、たとえば、戦争などで男女の人口バランスが崩れた場合などに経済的に余裕のある男性が“平等に愛する”との前提で複数の妻をめとることが認められるというロジックや、未婚女性の純潔を守ることが一族の名誉となるという考え方に結びついています。

 ただし、現実には“保護”の名の下に男性が女性を恣意的に扱ったり、女性の権利が著しく制限されていたりすることも珍しくありません。たとえば、未婚女性の純潔を守ることが一族の名誉であるということは、裏を返せば、未婚女性がセックスを体験したことが明らかになると一族の名誉が失墜するという発想につながります。このため、かつてのエジプトの農村では、新婚初夜に花嫁が処女でなかったことが判明すると、翌朝、ナイル川にウェディング・ドレス姿の死体が浮かんでいるという悲劇も少なからずあったようで、そうしたことを防ぐためと称して、未婚女性を男性の目の届かない環境に置く、すなわち、一般社会から隔離して、学校にも行かせなければ、町への買い物にも行かせない、それゆえ、お金もほとんど渡さないというようなことも珍しくありませんでした。

 今回、ノーベル平和賞を受賞したマララさんが、かつてパキスタン・タリバン運動二よって襲撃されたのも、こうした発想から、女性の権利や教育、社会進出を極端に制限しようとしていた勢力にとって、彼女の活動が目障りだったからにほかなりません。

 当然のことながら、こうした女性の“保護”は西側世界の人権感覚からすると非難の対象となるわけですが、それでは、イスラム社会のすべての女性が抑圧の下で苦しんでいるとみなしうるかというと、ことはそう単純ではありません。

 たとえば、イスラム教徒の女性が公衆の面前で髪を隠すのは、髪を男性に見せると男性の劣情を刺激し、貞操の危機につながりかねないとの考えによるものですが、ベールの着用を疎ましく感じる女性がいる半面、イスラム教徒であることを強く自覚し、公衆の面前で髪を見せることを“恥ずかしい”と感じているがゆえに、自らの意思でベールを着用したいと考える女性も少なくありません。こうした状況を無視して、一方的にベールの着用イコール女性の人権侵害と短絡的に非難しても、結果的に、いわゆる人権屋さんの自己満足にしかならないということも十分にあり得ます。そうした女性たちからすると、今回ご紹介したような切手の図案のような光景は、イスラム共和国(パキスタンの正式な国号は“パキスタンイスラム共和国”です)でありながら、とんでもない破廉恥なものということになるのかもしれません。

 もちろん、世界の多くの国や地域において男女に等しく認められている権利を、“保護”を理由に女性には与えないままにしておいてもよいということにはならないのは当然で、そのあたりをどのように伝統的な価値観と折り合いをつけて行くかはなかなか難しい問題です。その意味では、今回ご紹介の切手に描かれているような光景を当たり前のものとするよう尽力しているマララさんらの活動を、今後、現地の人々がどう評価していくかという点にも注目していかねばなりますまい。
 

 *第2回ヨーロッパ切手展は、無事、盛況のうちに終了いたしました。ご参観いただきました皆様には、この場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。


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 インターネット放送・チャンネルくららにて、10月8日より、内藤がレギュラー出演する新番組「切手で辿る韓国現代史」が毎週水曜日に配信となります。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)
 
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 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 東京五輪50年
2014-10-10 Fri 09:36
 1964年10月10日に東京オリンピックが開幕してから、今日でちょうど50年です。というわけで、今日はストレートにこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)


      東京五輪小型シート

 これは、1964年10月10日の東京五輪の初日に発行された小型シートで、9月9日の聖火リレー日本到着時に発行された5円切手と、10月10日に発行された競技会場の切手(国立競技場の10円切手、日本武道館を描く30円切手、国立代々木競技場を描く40円切手駒沢体育館を描く50円切手)の計5種の記念切手が収められています。

 小型シートの額面合計は135円ですが、二つ折りのタトウに収めて140円で販売されました。なお、東京の石神井局で売り出された小型シートの中には、タトウ外側の黒色(表面の「第18回オリンピック競技大会」と「郵政省」、裏側の「売価140円」の文字)が抜けたエラーがあることが報告されています。ちなみに、小型シートの切手と通常のシート切手は、額面10円以上の4種に関しては、用紙の漉き目の方向で簡単に区別することができますが、5円切手に関しては、小型シートからの切り抜きであることがわかる耳紙がついていなければ、識別は困難です。

 さて、今回ご紹介の小型シートに関しては、シートマージンが狭く、記念押印には適さないなどの理由で当時の収集家の評判はいまいちでしたが、一般の人気は上々で、事前の通信での申込が多かったため、当初、300万枚の予定だった発行枚数は、増刷されて最終的に400万枚となっています。

 なお、オリンピックの大会そのものは、10月24日の閉会式をもって無事に終了し、選手村も11月4日には閉村。翌5日にはオリンピック選手村の郵便局も閉鎖され、東京オリンピックとそれに伴う郵便サービスは表向き完全に終了します。ところが、オリンピックに対する国民の熱狂の中で、東京中央局の切手普及課には郵便での注文が殺到。その数は7-8万通にもなったそうです。昭和37年度の年間総郵頼数が2万7000通であったことを考えると、この数字がいかに巨大なものであったか、おわかりいただけるでしょう。この結果、新切手の通信販売を行う切手普及課の作業は当初の予定よりも大幅に遅れ、発送作業は12月半ばまでかかっています。

 また、5種の記念切手と小型シートの額面上の総売上は36億3500万円となり、このうちの印刷費(1枚約40銭)など必要経費3億6000万円あまりを差し引いた残りの40% 、約13億円が郵政省の収益として報告されたことも、当時、話題になりました。なんとも景気の良い話で、高度経済成長と切手ブームの時代の熱気が感じられる数字ですな。


 ★★★ 第2回ヨーロッパ切手展開催中です! ★★★

 きょう・あす(10・11日)の2日間、東京・目白の切手の博物館にて「第2回ヨーロッパ切手展」が開催されます。今回のお題は、今年日本との国交150周年を迎えた“スイス”で、展覧会はスイス大使館の国交樹立150周年記念事業の認定を受けています。

 内藤も第二次大戦中のスイス・ジュネーヴ経由でやり取りされたレターシートのミニ・コレクションを展示していますが、有名なバーゼルの鳩を含むスイス初期の切手のコレクションを始め、かなり見ごたえのある内容になっております。入場は無料ですので、よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。


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 あすからヨーロッパ切手展
2014-10-09 Thu 12:19
 あす・あさって(10・11日)の2日間、東京・目白の切手の博物館にて「第2回ヨーロッパ切手展」が開催されます。今回のお題は、今年日本との国交150周年を迎えた“スイス”で、展覧会はスイス大使館の国交樹立150周年記念事業の認定を受けています。内藤も第二次大戦中のスイス・ジュネーヴ経由でやり取りされたレターシートのミニ・コレクションを展示します。というわけで、その作品の中からこのマテリアルをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      レターシート・エジプト    レターシート・エジプト(裏)

 戦時下の捕虜等の通信手段の一つとして、差出人が赤十字社支給の専用のレターシートに通信文(上の画像だと左側の中ほど)を書いてそれをスイスのジュネーヴの赤十字本部経由で名宛人に送り、受け取った名宛人は自分が受け取ったシートを使って再びジュネーヴ経由で捕虜等に返信する方式があります。

 今回ご紹介のレターシートもその一例で、差出人のアミセル氏は、1943年6月27日、カイロの赤十字委員会から支給されたシートに25語以内の文章を書いて本国宛に差し出しました。その後、シートはエジプト当局の検閲を受けてからジュネーヴの赤十字本部に送られ、そこから、ドイツ赤十字社を経て親独ヴィシー政権に引き渡され、宛先のマルセイユまで届けられました。

 一方、レターシートを受け取ったアロンベール氏は、1943年10月2日、このシートの裏面(上の画像だと右側)に返信を書き、折りたたんで封をした後、1フラン50サンチームの切手を貼ってリヨンの担当窓口(おそらく、個人的な事情でマルセイユからリヨンに移っていたのでしょう)に提出。その後、シートはジュネーヴの赤十字本部を経てエジプトに送られ、当局の検閲の後、アミセル氏に渡されました。ついでですので、返信時に折りたたまれた状態でのシートの画像も下に貼っておきます。この状態だと、封をしていた痕跡もわかりやすいと思います。

      レターシート・エジプト(折りたたみ)   レターシート・エジプト(折りたたみ・裏)

 第二次大戦前後の郵便物をそれなりに集めていると、時折、この類のレターシートも集まってきます。ちょっと特殊なケースですし、潤沢に資料があるという分野でもありませんので、なかなかまとめる機会がなかったのですが、今回の切手展は“スイス”がお題ということなので、思い切って、手元の分を国別・タイプ別に簡単に整理してみました。体系的に集めてきたわけでもなければ、あまり知識のある分野でもありませんので、展示にはいろいろと不備や誤りもあるでしょうが、競争展ではありませんので、中立国のスイスが戦時下の郵便交換において重要な役割を果たしていたことを示すひとつの材料として、気楽にご覧いただけると幸いです。

 なお、僕以外のコレクションは、有名なバーゼルの鳩を含むスイス初期の切手のコレクションを始め、かなり見ごたえのある内容になっております。入場は無料ですので、よろしかったら、ぜひ遊びに来ていただけると幸いです。
 

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 ノーベル物理学賞に日本人3氏
2014-10-08 Wed 10:24
  スウェーデン王立科学アカデミーは、きのう(7日)、ことしのノーベル物理学賞を名城大の赤崎勇終身教授、名古屋大の天野浩教授、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(米国籍)の3氏に贈ると発表しました。受賞の理由は、赤崎・天野両氏が長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)の開発に成功したこと、中村氏がその量産技術を開発し、世界で初めて製品化したことです。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・フラウンホーファー研究所50年

 これは、1999年にドイツで発行されたフラウンホーファー研究機構50年の記念切手で、各色のLEDが描かれています。一番左が、今回、日本人3人の受賞理由となった青色LEDです。

 LEDは電気をかけると発光する半導体の結晶で、1962年、米ゼネラル・エレクトリック社の研究員だったニック・ホロニアックが発明しました。従来の白熱電球がフィラメントを加熱し熱から光に変えるのに対して、LEDは電気を直接光に変えるためエネルギーの効率が格段に高いのが特長です。

 光の三原色のうち、青を除くLEDは1960年代に実現しましたが、青色は材料となる窒化ガリウムの半導体結晶を作るのが困難で、多くの研究者が開発を断念していました。こうしたなかで、赤崎・天野両氏が結晶を作ることに成功し、1989年に世界で初めて発光させました。この成果を踏まえ、中村氏は日亜化学工業の技術者として窒化ガリウムの結晶をサファイアの基板に均一に薄く成長させる技術を編み出し、青色LEDを実用化しました。

 3氏の業績により、LEDに三原色がそろったことで、白色の照明や大型ディスプレーなどが実現。LEDの普及により大幅な省エネが実現したほか、青色LEDなどを利用した殺菌技術や、青色LEDを発展させた青色半導体レーザーの開発により大量の情報が記録できる次世代光ディスク「ブルーレイ」の読み取りが可能になるなど、その恩恵は多岐にわたっています。

 今回ご紹介の切手の題材となったフラウンホーファー研究機構は、ドイツ・ミュンヘンに本部を置き、ドイツ全土に56の研究所を持つ研究機関です。切手にLEDが取り上げられたのは、同機構のハインリッヒ・ヘルツ研究所(HHI)によるLED電球を使った可視光データ通信の開発が高い評価を受けていることによるのではないかと思われます。


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 切手に描かれたソウル:韓電
2014-10-07 Tue 13:57
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、『東洋経済日報』9月19日号が発行されました。僕の月1連載「切手に描かれたソウル」では、今回は、刊行日がソウル江南の韓国電力公社(以下、韓電)旧本社跡地の入札(結局、現代グループが落札しましたが)の時期にあたっていましたので、こんな切手をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・電力事業100年

 これは、1998年に韓国で発行された電力事業100年の記念切手で、ネオンサインを背景に原子力発電所の遠景を描いています。

 韓国における電気事業のルーツは、1898年の漢城電氣會社設立に求められます。

 1895年の閔妃暗殺事件の後、高宗は清涼里の洪陵に閔妃の墓所を築造し、しばしば墓参に訪れていましたが、多くの従者を連れての参拝には多額の費用が必要でした。これに対して、米国人技術者、ヘンリー・コールブランは、王宮から墓所まで路面電車を敷設し、普段は一般住民の移動手段とすることで、経費の削減と増収の一石二鳥を図れるとして、電車敷設を提案。これを受けて、1898年、王室と米国人技術者(コールブランとハリー・ライス・ボストウィックの2人)の共同出資で漢城電氣會社が設立されます。ちなみに、漢城電氣の資本金150万円は、コールブランとボストウィックが75万円、王室が75万円を負担する約束になっていたが、王室が実際に支払ったのは15万円だけでした。ただし、これに伴い、東大門の脇にソウルで最初の発電所が作られています。

 その後、1902年に漢城電氣の本社社屋が全焼したため、漢城電氣は全財産を担保として、本社を米国コネチカット州に置く韓美電氣會社に移管。1904年、同社は正式に韓美電氣に吸収合併されます。しかし、その韓美電氣も1909年には日系資本に買収され、同社が展開していた路面電車と電力ガス事業は日韓瓦斯電気株式會社が継承しました。

 日本統治時代の1915年、日韓瓦斯電気は京城電氣株式會社に社名を変更。その一方で、朝鮮内では、各地に小規模な電力会社が設立されていきましたが、1937年3月以降、経済統制の一環として電力会社の統廃合が行われ、最終的に、朝鮮電業、京城電氣、南鮮合同電氣の3社体制となります。なお、日本統治時代は、鴨緑江上流域など、朝鮮の電力需要は、主として現在の北朝鮮地域に設けられた大型発電所によってまかなわれていたため、解放後、それらの設備が北朝鮮の所有になってしまうと、韓国経済は大きなダメージを受けることになりました。

 1945年の解放後、韓国内の電気事業に従事していた日本人は米軍による帰国命令で全て引揚げましたが、電力3社体制はそのまま維持されます。その後、1961年に発足した朴正煕政権は経済再建のための最優先課題の一つとして、電力事情の改善に積極的に取り組むことになり、電力3社は合併され、韓国電力株式会社となりました。この韓国電力株式会社が、1982年に国有化されて発足したのが現在の韓電で、江南への本社移転も国有化に伴うものでした。

 1997年のIMF危機後の構造改革の一環として、段階的な電力の自由化が決定されると、2001年、韓電の発電部門は火力発電子会社5社と水力・原子力発電を担う韓国水力原子力発電の計6社に分割され、同時に韓国電力取引所(KPX)と独立規制機関である韓国電力委員会(KEC)が設立されましたが、実際には、株式市況の悪化から配電部門の民営化は中止され、2010年、韓電は市場型公営企業として政府の管理下に置かれることになりました。

 韓国政府の地方振興策の一環で今年11月をめどに全羅南道羅洲に本社を移転する計画は、ことになっているが、この間の2005年に決定されました。なお、記憶に新しいところでは、2011年9月、電力需要予測の甘さから、韓国全土で大停電が発生し、当時の李明博大統領が江南の韓電本社に怒鳴り込む一幕もありましたな。そういえば、日本でもお遍路総理が東日本大震災後の原発事故の混乱の最中に現場に乗り込んで事態をより一層混乱・悪化させたという事例がありましたが、暗愚の指導者というのは、どこでも同じことをやるということなんでしょう。


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 ヘイエルダール100年
2014-10-06 Mon 23:05
 コンティキ号の航海で知られるノルウェーの人類学者・探検家のトール・ヘイエルダールが1914年10月6日に生まれてから、今日(6日)でちょうど100年です。というわけで、今日はストレートにこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・ヘイエルダール100年

 これは、今年(2014年)4月28日、ノルウェーで発行された“ヘイエルダール生誕100年”の記念切手のうち、航海中のコンティキ号を取り上げた1枚です。国内書状基本料金(20グラムまで)用の無額面永久保証切手ですが、ノルウェーの現行料金だと10クローネ(今日のレートで約160円)となります。

 さて、ヘイエルダールによるコンティキ号の航海は、南米のインカ文明とポリネシア文明との相似点が多いことから、ポリネシア人の祖先が南米から海を渡って渡来したインディオであるとの仮説を立証するため、インカを征服したスペイン人たちが描いた図面に忠実にいかだを作り、実際にいかだでの航海が可能かどうか検証するために行われました。なお、コンティキという船名は、インカ帝国の太陽神ビラコチャの別名にちなんだものです。

 いかだは、1947年4月28日(切手の発行はこの日附にちなんでいます)にペルーのカヤオ港を出発し、フンボルト海流にのって西進し、8000km弱を航海した後、1947年8月7日、仏領ポリネシアのツアモツ諸島ラロイア環礁で座礁。ポリネシア人の祖先がアメリカ・インディアンである可能性が否定できないことを明らかにしました。ただし、彼の航海は、実際には、軍艦に曳航されて陸地から約80kmの地点から漂流実験を開始しているなど、実験上の不備があったほか、現在では、遺伝子分析などの結果も踏まえて、古代社会において南米からポリネシアへの移住はなかったとする見方が支配的になっているそうです。

 ただし、自説の証明のために体を張って大海原に乗り出したヘイエルダールのチャレンジ精神については、研究上の成果という点はともかく、現在なお、多くの人が称賛を惜しまないのは周知の通りで、そのことが今回、彼の祖国ノルウェーでの記念切手発行につながったことは言うまでもありません。


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 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 “べべ・ドク”没す
2014-10-05 Sun 22:30
 ハイチのかつての独裁者、ジャンクロード・デュバリエ元大統領が、きのう(4日)、首都ポルトープランスの自宅で、心臓発作のため亡くなりました。享年63。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ハイチ・切手100年(デュヴァリエ)

 これは、1984年にハイチで発行された“切手100年”の記念切手で、ハイチ最初の切手に描かれたリバティと当時の大統領のジャンクロード・デュヴァリエの肖像が並べて描かれています。ちなみに、ハイチ最初の切手が発行されたのは1881年で、今回ご紹介の切手にも“1881-1981”の表示がありますが、実際に切手が発行されたのは1984年のことでした。

 1956年末、ハイチではクーデターが発生し、軍事独裁政権が発足しました。翌1957年、民政復帰のために行われた大統領選挙では、厚生相・労働相などを歴任したフランソワ・デュヴァリエが“黒人主義”を掲げて当選します。

 フランソワは、当初、“進歩派”とみられていましたが、当選翌年の1958年に反デュヴァリエ派のクーデターが鎮定するとこれを機に一挙に独裁化。1964年には終身大統領となり、ヴードゥー教を悪用した個人崇拝を国内に浸透させて国家を私物化し、秘密警察トントン・マクートを駆使して反対派とみなされた国民を容赦なく逮捕・拷問・殺害するなどの恐怖支配を展開しました。

 今回ご紹介の切手に取り上げられているジャンクロードは、そのフランソワの息子で、1971年、父親が亡くなると、わずか19歳で大統領職と共に父親の路線を継承しました。デュヴァリエ父子に対しては、父親のフランソワを“パパ・ドク”、息子のジャンクロードを“べべ・ドク”と呼ぶこともあります。

 デュヴァリエ父子の圧政に対しては、1978年頃から反政府暴動が頻発しましたが、ジャンクロード政権は軍や秘密警察を用いてこれを徹底的に弾圧。そのうえで、1980年には国内財閥の娘で濫費家のミシェル・ベネットと結婚し、1983年には
父親に倣って終身大統領に就任しました。

 長年にわたるデュヴァリエ父子の圧政に対して、1985年、ついに全国規模の反乱が発生。ジャンクロードは従来通り、これを武力で鎮圧しようとしたものの、反乱を機にハイチが共産主義化を恐れた米仏両国がジャンクロードを見捨てたため、1986年、彼はフランスに亡命しました。その後、ハイチ地震翌年の2011年1月、「祖国の再建を手伝いたい」などと話して突如ハイチに帰国しましたが、在任中の人権侵害や公金横領容疑などで、訴追されていました。

 なお、ハイチの現代史に関しては、拙著『事情のある国の切手ほど面白い』でも1章を設けて取り上げておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 香港島・金鐘で大規模集会
2014-10-04 Sat 23:35
 次期行政長官の選挙制度をめぐる大規模デモ“和平占中”が始まって1週間を迎えた香港では、きょう(4日)、デモを主導する学生団体らが現地時間の午後8時から香港島・金鐘(アドミラルティー)で非暴力を訴える大規模な集会を開いています。というわけで、民主派応援企画として、金鐘がらみでこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されました)

      エチオピア危機カバー

 これは、1935年12月13日、英国スランディドノから香港に停泊中のテーマー号(添馬艦。香港の英海軍司令部が置かれていました)宛に差し出されたカバーです。

 現在、香港の行政長官のオフィスは金鐘の“添馬艦発展工程”にありますが、この場所は、もともと、1897年から1941年までテーマー号の母港となっていました。第二次大戦後、この場所は埋立てられてイギリスの海軍基地がおかれていましたが(アドミラルティの地名はここに由来するものです)、返還を前に海軍基地は昂船洲に移転。その跡地に、返還後の香港政府庁舎と立法会ビルが建設されたことで、今回のデモに際して、世界的に注目される地域になったというわけです。

 さて、今回ご紹介のカバーが差し出された1935年11-12月は、イタリア軍によるエチオピア侵攻の時期にあたっており、このカバーにもその影響が出ています。

 すなわち、1935年10月2日、エチオピアへの侵攻を宣言したイタリアは、翌3日、宣戦布告もないまま、イタリア軍部隊10万人とエリトリア軍部隊2万5000人をエリトリアに上陸させて侵攻を開始。各地で進撃を続け、10月6日にアドワ、15日にアクスムを占領します。

 これに対して、10月7日、国際連盟はイタリアを侵略者として経済制裁を開始したものの、国際連盟に加盟していない米国からの石油の輸入が可能であったこともあって制裁は実効性を持たず、英仏による和平案は、事実上、イタリアによるエチオピアの植民地化を容認するものでした。

 このため、エチオピアはこれを不服としてイタリアに対する抵抗を続けましたが、翌1936年3月31日、メイチュウの戦いでイタリア陸軍はエチオピア帝国親衛隊を壊滅させます。この結果、近代的な精鋭部隊を失い、軍事的な抵抗の手段を失ったエチオピア皇帝ハイレ・セラシエは5月2日に国外へ脱出して後にイギリスに亡命。同5日、首都アディスアベバが陥落し、戦争は終結しました。

 この間、1935年11月16日から12月18日まで、地中海地域での航空郵便の取扱は危険とみなされたため、航空便として差し出された郵便物は平面路(海路および陸路)輸送に切り替えて逓送されることになり、航空郵便として差し出された郵便物については、利用者からの申し出により、航空料金相当の差額を返金することとされました。

 今回ご紹介のカバーも、もともとはエアメールとして差し出されたものですが、上記のような事情を説明するため、右下に“Directed to Ordinary Mail./ Air Mail Fee will be refunded by British Post Office on application(通常郵便に変更/航空郵便の料金はお申出により英国の郵便局で払い戻しします)”との紫色の印が押されています。

 なお、このカバーが到着した時期の香港の状況については、拙著『香港歴史漫郵記』でもいろいろとご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 * 現代コリア事情のお申し込み受け付けは終了いたしました。


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 パリーグはソフトバンクが優勝
2014-10-03 Fri 17:46
 プロ野球のパリーグはソフトバンクがリーグ優勝しました。というわけで、セリーグの巨人優勝の時の先例に倣って、“タカ”にまつわる韓国ネタということで、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます) 

      韓国・ハヤブサ

 これは、1999年6月5日に韓国が発行した“絶滅の恐れがある種の保護”の切手のうち、韓国語でいう“매(メー)”を取り上げた1枚です。

 一般に、韓国語の辞書等では、“매”の語には日本語で“タカ(鷹)”の訳語が付けられているので、僕もこの切手については、単純に鷹が描かれているものとばかり思っていたのですが、念のため、ラテン語の学名表記“Falco peregrinus”を確認してみたところ、これは日本語では“ハヤブサ”を意味する語となっていました。まぁ、日本同様、韓国でも“鷹狩”が行われていますし、日本でも、“鷹狩”にハヤブサが用いられることもありますので、“メー”は鷹狩に使う鳥だと割り切って考えてしまえば良いということなのかもしれません。

 鷹狩に使う“メー”は、年齢によって呼び名が異なっており、生まれて1年目はカルチゲ、2年目はチョジに、3年目はサンジニと呼ばれます。このうち、サンジニになってしまうと動作が鈍くなるので、狩りにはチョジニが最適だそうです。また、巣立ったばかりの1年に満たない雛をつかまえて、鷹狩用に育てたものはポラメと呼ばれて区別されます。

 また、ソウルにある鷹峯の地名は、朝鮮王朝時代、国王がそこで鷹を使って雉狩りをしていたことにちなんだものですが、このことなどは、「鷹馬弓妓」と総称される男たちの道楽のうち、鷹狩が最も格の高い遊びとされていたことの名残と言えましょう。

 なお、「鷹は飢えても穀物を食べない」「鷹は死肉を食べず、身ごもっている動物は捕えない」とされるところから、かつての朝鮮半島では、人格の高潔な人を鷹になぞらえることもあったそうです。また、漢字の“鷹”と“英”の発音が同じことから、雄の鷹を1羽描くことで“英雄”を意味するというのが、伝統絵画の作法とされています。

 そういえば、以前の記事で、旧大韓帝国時代の切手をご紹介した際に、「切手に描かれている鳥は、以前は鷹と考えられていましたが、近年、韓国では鷲とするのが一般的なようです」と書いたことがあります。その当時は、韓国空軍や延世大学のシンボルも鷹ではなく鷲とされていることから、切手に描かれた鳥が鷹から鷲に変わるのも無理からぬことかとも思っていたのですが、もしかすると、そうした変化の背景には、鷹に込められていた“高潔さ”や“英雄”といった意味が韓国社会では忘れられてしまったという事情があるのかもしれません。


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 世界の国々:メキシコ
2014-10-02 Thu 17:31
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年10月8日号が刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーでは、今回はメキシコを取り上げました。その記事の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      メキシコ・薬物乱用防止(1997)

 これは、1997年にメキシコで発行された薬物乱用防止キャンペーンの切手です。

 メキシコは南北アメリカを結ぶ交通の要衝ですがが、そのことは、裏を返せば、米国への不法移民と麻薬密輸の経由地にもなりうることを意味しています。

 1980年代まで、世界のコカイン市場を牛耳っていたのはコロンビアのメデジン・カルテルやカリ・カルテルで、彼らがペルーとボリビアからメキシコなどの“仲買人”にコカインを売り、そこから不法移民が運び屋となって米国内に密輸するという流れが一般的でした。

 ところが、1991年にメデジン・カルテルのボスで麻薬王と恐れられたパブロ・エスコバルが逮捕されると、組織は次第に衰退。ついで、カリ・カルテルも1994年に最高幹部のロドリゲス兄弟が収監され、コロンビアの大規模組織はほぼ壊滅状態になります。その隙間を埋めるかたちで、メキシコの犯罪組織はコカインの輸送のみならず製造・販売にまでも手を染めるようになり、急速に勢力を拡大。同時に、犯罪組織同士の武力抗争も頻発し、多くの市民が巻き添えになりました。

 このため、2006年12月に就任したフェリペ・カルデロン大統領は、米国の捜査当局と連携し、軍と警察を総動員して、麻薬組織の拠点となっているミチョアカン州などを急襲するなど、麻薬の密造・密輸組織の撲滅に乗り出します。これに対して、犯罪組織の側も、賄賂で警察官を買収したり、買収に応じない者は殺害したりするなどして激しく抵抗。2007年以降、最低でも7万人以上が犠牲になるなど、まさに、“麻薬戦争”ともいうべき状況になりました。

 今年(2014年)2月には、メキシコ最大の麻薬組織シナロア・カルテルのボス、ホアキン・グスマンが逮捕され、同カルテルは指導部を失うなど、メキシコ当局による麻薬組織の撲滅作戦は一定の成果を上げているものの、警察や刑務所の中には麻薬組織に買収されている職員も少なくないとみられており、違法薬物の一掃にはまだまだ時間がかかりそうなのが実情です。

 こうした事情を反映して、メキシコでは、毎年6月26日の国際麻薬乱用・不正取引防止デーに合わせて、しばしば、反ドラッグのキャンペーン切手を発行していますが、今回ご紹介の切手もその1枚というわけです。

 さて、今回の『世界の切手コレクション』の「世界の国々」では、きょうご紹介した麻薬戦争の話題のほか、400年以上にも及ぶ日本とメキシコの関係についてもページを取ってご紹介しているほか、メキシコ五輪やサボテン、古代文明に関する切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。


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