内藤陽介 Yosuke NAITO
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World Wide Weblog
 1年間ありがとうございました。
2014-12-31 Wed 09:13
 2014年もいよいよ大晦日です。今年も皆様には本当にいろいろとお世話になりました。おかげさまで、主なものだけでも、下記のような仕事を残すことができました。

 <単行本>

      朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) ・『朝鮮戦争』 えにし書房

<連載>
 ・「郵便学者の世界漫郵記」 『キュリオマガジン』(1月~3月)
 ・「泰国郵便学」 『タイ国情報』(1月号~2015年も継続)
 ・「切手に描かれたソウル」 『東洋経済日報』(1月~2015年も継続)
 ・「小さな世界のお菓子たち」 『Shall we Lotte』(1月~2015年も継続)
 ・「切手で訪ねるふるさとの旅」 『散歩人』(1月~12月)
 ・「岩のドームの郵便学」 『本のメルマガ』 (1月~2015年も継続)
 ・「切手の帝国:ブリタニアは世界を駆けめぐる」 『英語研究』(1~3月)
 ・「日本切手の名品」 『キュリオマガジン』 (4月~2015年も継続)
 ・「切手歳時記」 『通信文化』 (4月~2015年も継続)
 ・「ペニーブラック物語」 『キュリオマガジン』 (5月~12月)
 ・「世界の国々」ほか 『世界の切手コレクション』 (9月~2015年も継続)
 ・「日ノ本切手美女かるた」 『スタマガネット』 (12月~2015年も継続)

<単発モノの論文・エッセイなど>
 ・「転換点としてのペルリ来琉百年:琉球切手における“日本”へのまなざしについての一考察」 『メディア史研究』第36号
 ・「日本最初の記念切手」 『通信文化』2014年3月号
 ・「切手デザイナーのその後 植物画家の第一人者と満洲切手」 『満洲帝国:満鉄・満映・関東軍の謎と真実』 洋泉社MOOK
 ・「テーマティク作品 A History of Hong Kong に関するメモランダム」 『Philatelic Journal 2014』 Stampedia

<切手展出品>
 ・A History of Hong Kong (世界切手展<PHILAKOREA 2014>
 ・朝鮮戦争 (全国切手展<JAPEX 14>)

 このほかにも、実行委員長を務めた8月の全日本切手展、コミッショナー兼審査員を務めた12月の世界切手展<MAAYSIA 2014>をはじめ、公私にわたり、実に多くの方々より、ご支援・ご協力を賜りました。関係者の皆様にはあらためてこの場を借りて、皆様に厚くお礼申し上げます。明年も引き続き、ご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 最後に、来る年の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げ、年末のご挨拶といたします。どうぞ、良いお年をお迎えください。

 内藤陽介拝


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 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
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 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 世界の国々:ギニア
2014-12-30 Tue 11:02
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年12月31日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回は西アフリカのギニアを取り上げました。その記事の中から、こんな切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ギニア・独立記念

 これは、1959年にギニアで発行された独立1周年の記念切手で、初代大統領のセク・トゥーレとギニア地図が描かれています。

  第二次大戦後、アフリカのフランス植民地では民族運動が活発になり、仏領ギニアでも、かつてサモリ帝国を率いてフランスに抵抗したサモリ・トゥーレの曾孫で郵政職員出身のセク・トゥーレが、1947年にアフリカ民主連合の支部ギニア民主党(PDG)を結成し、激しい独立運動を展開していました。

 一方、フランス本国は、1958年に第五共和政憲法を公布し、本国と植民地の関係を、共和国(本国・海外県・海外領土)と共同体構成国からなるフランス共同体に改編し、共同体構成国には、外交・国防・通貨・経済などの権限を除き、大幅な自治を認めることとしました。

 同憲法の可否をめぐり、1958年9月25日、仏領西アフリカ全域で国民投票が実施され、ほとんどの仏領植民地はこれを受け入れ、この時点ではフランス共同体内の自治共和国となります。しかし、唯一ギニアのみは、賛成5万6981、反対13万6324で新憲法にノンを突き付け、10月2日に完全独立しました。

 この結果に激怒したフランスは、ギニアの独立は認める一方、ギニアとの国交を断絶(1975年に回復)し一切の援助を停止。そればかりか、植民地時代に建設した道路などの公共インフラを破壊し、官公庁の書類はもちろん、机や椅子、さらには便器にいたるまですべて破壊ないしは持ち去っていきました。今回ご紹介の切手も、フランスとの国交断絶により、フランス製の切手の供給が途絶えたため、英国で製造されたモノです。

 独立に際して、初代大統領となったトゥーレは「隷属の下での豊かさよりも自由のもとでの貧困を選ぶ」と高らかに宣言しましたが、新生ギニアの国家機能は麻痺状態から出発。豊富な水と地下資源に恵まれていたはずのギニアはあっという間に世界最貧国に転落してしまいます。

 このため、トゥーレはソ連の支援を受けて難局を乗り切ろうと考え、社会主義路線を採択するとともに、PDG一党独裁下で反対派を徹底的に弾圧するなどの恐怖政治を展開。500万人と言われた人口のうち、200万人がセネガルなど隣国に難民として脱出しました。

 しかし、トゥーレの社会主義路線は惨憺たる失敗に終わり、背に腹は代えられなくなったギニアは一党独裁体制を維持したまま次第に西側諸国にも接近。1975年にはフランスとの国交を回復し、1979年には当時のフランス大統領ジスカールデスタンの訪問を受け入れて和解しました。

 結局、1984年にトゥーレが現職大統領のまま亡くなると、無血クーデターによりランサナ・コンテ大佐が政権を掌握。コンテは社会主義路線を放棄し、自由主義経済への転換を目指しましたが、政治の腐敗や経済難は解消されず、現在なおギニア国家の苦境は続いています。

 さて、『世界の切手コレクション』12月31日号の「世界の国々」では、ギニアの近現代史を、①仏領ギニアの成立まで、②独立後の展開に分けてまとめているほか、伝統的な楽器や民族衣装、トゥーレ死後の長期独裁政権を担ったランサナ・コンテの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、年末年始の特別スケジュールで、2015年1月7日号はすでに12月27日に発売されておます。この号の「世界の国々」はアゼルバイジャンを特集していますが、こちらについては、年明けにこのブログでもご紹介する予定です。


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 アフガン ISAF 任務終了
2014-12-29 Mon 13:15
 アフガニスタンの治安維持のため、13年間にわたって駐留してきた国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘任務が今年末で終了することを受け、きのう(28日)、現地で式典が開かれました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ドイツ・ISAFカバー

 これは、ISAF派遣のドイツ軍の野戦局からドイツ宛に差し出されたカバーで、アフガニスタンの地図を背景に、ISAFの幕とドイツ・アフガニスタン両国の国旗を描いた角型のカシェおよびISAFおよび現地語での組織名を白抜きにした円形のカシェが押されています。

 ISAFは2001年に米軍などの攻撃でイスラム原理主義勢力タリバンの政権が崩壊した後、同年12月5日のボン合意に基づき、12月20日の国連安保理決議1386により設立されました。当初は有志国の集まりからなる多国籍軍により構成されていましたが、その後、北大西洋条約機構(NATO)が統括していました。作戦本部の所在地はアフガニスタンのカーブルに、司令本部はオランダのNATOブルンスム統合軍司令部です。

 最盛期には、NATO加盟国を中心に約50ヵ国約14万人が駐留していましたが、そのうち、最大の人員を派遣したのは米国で3万4800人、今回ご紹介のドイツはそれに次ぐ4365人を派遣しました。なお、これまでに現地で亡くなったISAF要員の数は約3500人(うち米兵の犠牲が2200人)にも上っています。

 今回の任務終了に伴い、ISAFは治安権限をアフガン治安部隊に完全に移譲して撤収し、約1万3千人が引き続きアフガン治安部隊への“確固たる支援任務”に当たることになっています。ただ、式典前日の27日にはカブールでタリバンによるテロ行為が起きるなど、アフガニスタンの情勢は不安定なままで、治安改善の見通しは全く立っていません。2011年末に米軍が完全撤収したイラクでは、その後、治安が悪化し、現在ではイスラム国が台頭して米軍は掃討作戦を実施せざるを得なくなっており、アフガニスタンがイラクの二の舞とならぬよう願うばかりです。

 * 2005年6月からスタートしたこのブログですが、毎日1回ずつ更新していたら、今日の記事でちょうど3500回目になりました。日頃、このブログを応援していただいている皆様には、あらためて、この場をお借りしてお礼申し上げます。


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 クランタン州などで大洪水
2014-12-28 Sun 16:21
 30年に一度といわれる大雨により、マレーシアでは、きょう(28日)までに北部クランタン州など5つの州の街や村が水に浸かり、16万人が避難を余儀なくされています。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方には心よりお見舞い申し上げます。というわけで、きょうはクランタンに関連する切手として、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      クランタン・半田印

 これは、第二次大戦中、日本占領下のクランタンで発行された半田印加刷の切手です。
 
 クランタン州の州都コタバルは、真珠湾攻撃よりも1時間20分前の1941年12月8日午前1時30分(日本時間)、佗美浩少将率いる第18師団佗美支隊が上陸作戦を開始し、いわゆる太平洋戦争の最初の戦闘が行われた場所です。その後、日本軍は12月中にクランタン州、トレンガヌ、クダー、プルリス、ペナンの各州を制圧し、翌1942年2月15日のシンガポール陥落によってマレー半島全域を制圧しました。

 日英開戦によって中断されていた郵便業務は、日本軍の占領下で順次再開されていくことになりますが、クランタン州に関しては1942年6月1日になって、ようやく、今回ご紹介の半田印加刷の切手が発行されて郵便業務の再開となりました。

 半田印切手は、占領以前のクランタン州の切手に、占領下での新額面を加刷し、クランタン州知事官房主事(実質的な州知事秘書)の半田新十郎の認印を押して発行されたものです。認印が押されたのは、郵便局から世紀に売り出された切手の枚数を確認するための措置でした。

 なお、郵便業務の再開後、切手に押す認印としては、半田の印ではなく、占領行政のトップであるクランタン州知事(陸軍司政長官)砂川泰の印が適切であるとの指摘が軍関係者からあったため、半田印加刷切手に次いで、占領下のクランタン州では砂川印加刷の切手が発行・使用されています。

 さて、マレーシアと言えば、今月上旬の世界切手展で行ってきたばかりの国ですから、今回のニュースは何とも胸が痛みます。まずは、天候が回復し、一日も早く被災地の復旧・復興が進むことをお祈りしております。


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 泰国郵便学(34)
2014-12-27 Sat 23:28
 ご報告が遅くなりましたが、財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第48巻第6号ができあがりました。僕の連載「泰国郵便学」では、今回は、1970年初頭のトピックをいろいろと取り上げました。その中から、きょうはこの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      タイ・ゴム

 これは、1970年11月1日に発行された輸出産業宣伝切手で、ゴム農園が描かれています。

 タイにおける天然ゴムの生産は、1900年頃、当時のトラン県知事、プラヤー・ラッサダーヌプラディット(許心美)が英領マラヤから持ち込んだ種子を県内で植えたのが最初のことで、1920年代以降、生産と輸出が盛んになりました。以後、タイのゴム産業は、東北からの出稼ぎ労働者を樹液採取労働者として使いながら、コメや果樹とあわせてゴムの生産を行う小規模農家が中軸を担って成長していきます。

 1950年代には天然ゴムはタイの輸出の2-3割を占めてコメに次ぐ重要な輸出品目へと成長しましたが、1960年代以降、ゴム農家育成のため、タイ政府はゴムの輸出量に応じた賦課金を輸出業者(1970-80年代のゴム輸出を支えたテクビーハンなどが有名)から徴収し、それを基金として、新たに高収量の改良品種を植える農園主に対して、苗や農薬・肥料などの購入資金のほか、新たに植えた苗が収穫可能になるまでの6-7年分の労賃などを助成金として支給しました。

 ちなみに、1970年の切手に描かれているのは、パラゴムノキ(をベースにした改良品種)のゴム園。パラゴムノキは、パラゴムノキはアマゾン川流域の減産で、名前はブラジル北部のパラ州に由来する。樹齢5-6歳頃から樹液の採取が可能となり、樹齢15-18歳で最盛期を迎え、40歳以後は樹液が激減します。

 さて、タイ政府の育成政策が功を奏し、タイのゴム産業は急成長を遂げ、1980年代半ば以降のタイの輸出伸長を支える牽引役となりました。ちなみに、2012年の統計によると、全世界の天然ゴム生産量1138万3000万トンのうち、タイは3割強の351万2000トンを占め、世界最大の生産国になっています。

 また、タイにおけるゴム農園の栽培面積は、276万5000ヘクタールで、インドネシアの345万6000ヘクタールに次ぐ第2位の規模です。2012年のインドネシアの年間生産量は301万5000トン(タイに次いで世界第2位)ですから、単純に1ヘクタール当たりの生産量に直すと、タイの1.27トンに対してインドネシアが0.87トンとなり、タイの生産性が際立っていることがわかります。これは、1960年代以降の育成政策の結果、タイのゴム樹の大半が高収量改良品種になった結果です。

 切手に描かれているように、幹に切り込みを入れて採取された樹液は、工場に集められ、工業製品の原料として、ラテックス(液体状)、カップランプ(カップなどで固まった状態)、USS(蟻酸などで固めたシート状)、RSS(USSを燻煙したシート状)、TSR(ラテックス、USS、カップランプに熱処理を加えたブロックラバー。タイでは特にStandard Thai Rubber の略号としてSTRと呼ばれます)、などの形態に加工して輸出されます。タイでは、ゴム工場および輸出業者の多くは福建系の華人で、大手による寡占が進んでいます。

 なお、タイのゴムの輸出先としては、かつては、日本が圧倒的なプレゼンスを誇っていました。これは、欧米のタイヤメーカーが植民地支配の経験もあってインドネシアやマレーシアの業者と長期契約を結んで主にTSRを仕入れていたのに対して、日本のタイヤメーカーはRSSを好んで輸入していたという事情があったためです。また、日本のタイヤメーカーと商社が連携し、タイ国内の燻煙工場に技術指導を行うとともに、基準を満たした工場から優先的に買い付けたこともあって、タイのRSSの水準が急速に向上し、そのことが輸出の身長と欧米市場への販路拡大にもつながったという面も見逃せません。
 
 なお、1990年代以降は、中国の急速な経済市場により、中国が買い付けるTSRの需要が急増したこともあって、TSRの生産が急増。2003年に中国が日本を抜いて最大の輸出国となったこともあり、翌2004年にはTSRの生産がRSSを上回るようになるなど、タイのゴム産業も、この切手が発行された頃から比べると大きく様変わりしています。


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 スマトラ島沖地震から10年
2014-12-26 Fri 11:18
 2014年12月26日のスマトラ島沖地震から、きょうでちょうど10年になります。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      スマトラ沖地震追悼

 これは、2005年にインドネシアで発行されたスマトラ島沖地震の犠牲者を悼む寄附金つき切手(左側は切手ではなく、タブ)です。

  いわゆるスマトラ沖地震は、2004年12月26日午前7時58分(インドネシア西部時間)、スマトラ島北西沖のインド洋で発生したマグニチュード9.1の地震です。マグニチュード9.1というのは、1900年以降では、チリ地震に次いで2番目に大きい規模で、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の約1.4倍に相当するエネルギーだといえば、そのすさまじさもお分かりいただけるかと思います。

 特に、震源地に近かったスマトラ島北部アチェ州の被害は甚大で、都市としてのバンダ・アチェはほぼ壊滅。現在までに確認されている数字で、死者は13万1029人、負傷者は最大で10万人、行方不明者は3万7603人とされています。

 さて、アチェでは、1976年12月4日、ハッサン・ディ・ティロが自由アチェ運動(GAM:Gerakan Ache Merdeka、英語名はASNLF :Acheh-Sumatera National Liberation Front)を結成し、アチェ・スマトラ国の独立を宣言。以後、ジャカルタの中央政府からの独立を主張してスハルト政権に対するゲリラ戦が展開されていました。

 1998年5月、スハルトが退陣に置きこまれると、後継のハビビ政権はアチェに対する宥和政策を取り、スハルト時代の人権弾圧を謝罪。民主化や地方分権化へのプロセスの中で、アチェ州特別自治法の制定作業が進められたこともあって、武力闘争は一時小康状態になりましたが、年末以降再び国軍が投入され衝突が激化。1999年、GAMは再びアチェの独立を宣言しています。

 さらに、2001年7月に大統領ワヒドの罷免を受けて、メガワティが副大統領から大統領に昇格すると、翌8月、新政権はアチェ州特別自治法を制定。2002年の同法施行により、アチェ特別州は“ナングロ・アチェ・ダルサラーム”州と改称されてその特別な地位が認められ、ジャカルタ政府とGAMの和平協定が成立しましたが、早くも2003年には和平は破綻。同年8月、メガワティはアチェ州に対する軍事非常事態宣言を布告し、国軍によるGAM 掃討を目的とする大規模な軍事作戦を発動しています。

 その後、軍事非常事態宣言は2004年5月に解除され、民間非常事態に移行されたものの、国軍とGAM との武力抗争は続いていましたが、2004年12月のスマトラ沖地震に伴う大津波でアチェが壊滅的な被害を受けたことで、状況が一変。アチェだけで16万人もの死者・行方不明者を出すという惨憺たる状況の下では、独立よりも、まずは生活を再建することがアチェの人々にとっての優先課題となり、2005年8月、フィンランド大統領のマルッティ・アハティサーリの仲介により、インドネシア政府とGAMの和平協定が成立しました。

 なお、スマトラ沖地震が発生すると、日本政府は即日、国際緊急援助隊の医療チームの派遣を決定。12月28日にはインド洋に派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「きりしま」など3隻をタイ近海に派遣し、捜索・救助および遺体の収容に当たらせています。

 年が明けて2005年元日、当時の小泉純一郎首相は、「5億ドルの無償供与、津波早期警戒メカニズムを構築するための協力、自衛隊の追加派遣を検討」など最大限の支援を行うとの談話を発表。1月4日には海上自衛隊の輸送艦「くにさき」・護衛艦「くらま」・補給艦「ときわ」の3隻に加え、航空自衛隊の輸送機2機、陸上自衛隊第7師団など計800-900人のアチェ派遣が決まり、先遣隊が現地に向かいました。

 こうした迅速な対応に加え、その後もJICAや民間ボランティアが現地の救援と復興支援に尽力したことで、アチェの人々の間では日本と日本人に対する評判がすこぶる良いものとなっています。

 このあたりの事情については、拙著『蘭印戦跡紀行』でもご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 Merry Christmas!
2014-12-25 Thu 16:00
 きょう(25日)はクリスマスです。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      1958年用年賀(ノリゲ)

 これは、1957年12月11日に韓国で発行された年賀切手で、クリスマス用のグリーティングを兼ねたデザインとして、クリスマス・ツリーとノリゲ(女性の韓服の胸元などにつける伝統的な装身具)が描かれています。

 日本統治時代、キリスト教は平安道など北朝鮮地域でさかんでしたが、1945年の解放後、金日成による社会主義化が進められた北朝鮮では、キリスト教会が徹底的に弾圧され(ただし、金日成の外戚一家は熱心なクリスチャンで、彼自身、幼い頃に祖母に連れられてキリスト教会を訪れたことがあると回顧録で述べています)、多くの信者が南下を余儀なくされました。

 これに対して、米軍政下の南朝鮮では、占領当局がキリスト教の布教の積極的に支援したことにくわえ、熱心なクリスチャンだった李承晩の周囲に南下してきたクリスチャンが集結。さらに、朝鮮戦争の勃発後は、共産主義の北朝鮮に対するイデオロギーとしての意味を持つようになったことで、キリスト教の社会的影響力も急速に拡大していきました。

 今回ご紹介の“年賀切手”も、そうした社会的な背景の下で発行されたわけですが、とはいえ、韓国古来の伝統的な年中行事や祭祀が衰退したわけではありませんので、“年賀切手”の題材にクリスマスが同居していることに対しては、一般国民の違和感も少なくなかったのではないかと思います。このため、翌1958年末に発行された1959年用の年賀切手では、キリスト教関連の題材は3種のうちの1種のみに限定され、1966年用からは、切手本体としてはクリスマスをイメージさせるデザインの切手は発行されなくなりました。

 なお、韓国のキリスト教については、拙著『韓国現代史』でもいろいろとご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。
 

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 世界の国々:セントヴィンセント・グレナディーン
2014-12-24 Wed 11:46
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年12月24日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はカリブ海の島国セントヴィンセント・グレナディーンズ(以下、SVG)を取り上げました。その記事の中から、こんな切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      セントヴィンセント・捕鯨

 これは、1971年に英領セントヴィンセントのグレナディーン諸島で発行された地図の切手で、北西部分にはグレナディーン諸島で捕鯨の行われている海域が示されています。

 SVG は、その名のとおり、火山島のセントヴィンセント島と珊瑚礁のグレナディーン諸島からなる国で、その主島であるセントヴィンセント島に西洋人として初めてコロンブスが来航したのは1498年のことでした。一方、セントヴィンセント島の南に連なるグレナディーン諸島には、プティ・セントヴィンセント島とプティ・マルティニーク島の間に国境があり、北側はSVG 領、南側はグレナダ領となっています。

 このうち、グレナディーン諸島北部のベクウェイ(ベキア、ベクアとも)島周辺は、古くから捕鯨の地として知られていました。

 すなわち、18世紀初頭、大西洋に面した北米大陸の沿岸部で捕鯨を始めたニューイングランド地方の捕鯨家たちは、近隣海域での鯨類資源が枯渇すると、操業区域を拡大。19世紀以降、 マッコウクジラとザトウクジラを求めてカリブ海地域に進出しました。

 グレナディーン諸島では、1860-70年代に米穀捕鯨団の活動が最盛期を迎えたが、これに伴い、多くのベクウェイ島民が捕鯨船に雇用され,て捕鯨技術を習得。1875-76年頃からは、島民自身による捕鯨が行われるようになり、海岸から漕ぎ出す捕鯨ボートによってザトウクジラの漁が行われました。

 ベクウェイ島では、捕鯨船員は強く信頼に値する男性として社会的に尊敬を集めており、ザトウクジラが南下してくる毎年2月上旬の日曜日、捕鯨シーズンの開幕を祝して、英国国教会の司祭によって捕鯨船を祝福し、乗組員の安全と捕鯨の成功が祈願する儀式が行われてきました。しかし、グリーン・ピースをはじめとする環境テロリスト集団の悪質なプロパガンダに影響された国際的圧力や、過酷な労働ゆえの後継者難などにより、彼らの伝統文化の維持・継承は容易ではなくなっています。

 さて、『世界の切手コレクション』12月24日号の「世界の国々」では、英領セントヴィンセントが現在のSVG として独立するまでの歴史のほか、グレナディーン諸島のうちのユニオン島の概論、初代首相のミルトン・カトや真夏のカーニヴァル、スフリエール山の噴火後の寄附つき切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の12月31日号では、「世界の国々」はアフリカのギニアを特集していますが、こちらについては、来週、このブログでもご紹介する予定です。


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 中国系企業“第2パナマ”運河着工
2014-12-23 Tue 22:49
 中米ニカラグアで、きのう(22日)、中国系企業の“香港ニカラグア運河開発投資有限公司(以下、HKND)”が太平洋とカリブ海・大西洋を結ぶ“第2パナマ運河”の建設工事を開始しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      FSLN20周年

 これは、ニカラグアの現政権与党である“サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)”の結成20年を記念して1981年にニカラグアが発行した切手です。

 ニカラグアでは、親米・反共を前面に打ち出していたソモサ独裁政権下の1961年、キューバ革命の影響を受けたトマス・ボルヘ、カルロス・フォンセカらが、左翼系の反政府組織としてサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)を組織します。組織名は、1934年、米国の内諾を得た国家警備隊長のアナスタシオ・ソモサ・ガルシアに暗殺されたニカラグア反米闘争の志士、アウグスト・セサル・サンディーノにちなむものです。

 FSLNは、1963年、本格的な反政府武装闘争を開始。当初、彼らの闘争は、米国の支援を受けたソモサ王朝に全く歯が立ちませんでしたが、1972年のニカラグア大地震でのソモサ一族の目に余る専横を機に、次第に政権に不満を持つ国民の支持を集め、1979年7月19日、ついにソモサ政権を打倒してニカラグア革命を成就させました。

 FSLNによる革命政権は左翼的な色彩が強く、キューバとも関係が緊密だったため、反共を前面に掲げて1981年に発足したアメリカのレーガン政権はニカラグアの“キューバ化”を阻止すべく、旧ソモサ軍など革命政権に不満を持つ勢力に資金を提供し、“コントラ”と総称される反革命民兵組織を支援。ニカラグアはFSLN政権とコントラとの内戦に突入します。

 内戦はFSLNを支援するソ連・キューバとコントラを支援する米国との代理戦争の様相も呈して長期化し、1989年の停戦合意成立まで、多くの国民が犠牲になっただけでなく、自然環境や社会インフラも破壊されました。さらに、米国がFSLNに対する経済制裁を発動したため、ニカラグアは国際市場から締め出され、通貨コルドバは暴落。ハイパー・インフレが発生し、ニカラグアは事実上に国家破綻に陥りました。

 こうした状況の中で、FSLNのダニエル・ホセ・オルテガ・サアベドラ政権は、中国=社会主義という単純な冷戦思考の理解により、1985年に台湾と断交して中国と国交を樹立します。しかし、停戦合意後の1990年2月、国連による国際監視のもとで行われた大統領選挙で現職のオルテガが僅差で敗れ、国民野党連合 (UNO) のビオレータ・チャモロが初の女性大統領に選出されると、チャモロ政権はFSLN政権からの転換をアピールするために親米政策を採り、その一環として中国と断交し、台湾との国交を復活させました。

 その後も、野党となったFSLNは党としては中国共産党と緊密な関係を保っており、2006年11月の大統領選挙では、FSLNの候補として立候補したオルテガは中国との国交回復を公約の一つとして掲げていました。しかし、当選後のオルテガは中国との国交を回復せず、現在もニカラグアは台湾との国交を維持し続けています。
 
 こうした経緯もあって、今回の運河建設計画に関しては、表向き、香港に本社を置くHKNDが事業を手掛ける形式を取っています。ただし、HKNDは、2012年に信威通信産業集団(本社・北京市)の代表を務める王靖が設立し他企業であり、翌2013年にニカラグア政府と運河の建設や運営に関して調印した後、中国の国有企業と運河建設の協力関係を締結しているなど、その背後に中国政府・人民解放軍が入ることは公然の秘密となっています。

 今回の運河建設に関しては、環境への影響調査が十分に行われていないことや立ち退きを迫られている住民への補償問題に加え、運河の完成後、HKNDに対しては、最長100年間の管理運営権が付与されることになっており(最初の50年間は無条件で権利が与えられ、その後、50年間の延長が可能という取り決めになっれいるようです)、現地ではかなりの反発があるようです。たしかに、反米・自主独立を唱えてきたFSLNが、かつての米国のパナマ運河支配同様、中国による運河の支配を事実上認めるというのであれば、どう考えたって、筋は通りませんからね。

 また、米国からしてみれば、自分たちが“裏庭”と見なしている地域に中国が手を伸ばしてきたことは、当然、不愉快なわけで、先日のキューバとの関係改善を目指す動きの背景には、今回の一件も一つの要因としてあったとも言われています。

 いずれにせよ、予定では運河の完成は2019年だそうですが、どう考えても、このまますんなりと事が運ぶとは思えませんので、今後の情勢について注目しておきたいところです。


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 朔旦冬至
2014-12-22 Mon 11:01
 きょう(22日)は冬至です。ことし(2014年)は、旧暦の11月1日の新月と重なる19年に1度の“朔旦冬至”にあたるということなので、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・パッシルトック

 これは、2002年6月15日、韓国で発行された「韓国の食」シリーズ第2集のうち、パッシルトックを取り上げた1枚です。切手の説明文はシルトック(甑餅)としか書かれていませんが、具体的には、シルトックのうち、小豆を使ったパッシルトックが取り上げられています。なお、シルトックの“シル”は甑(穴のあいた土器)、“トック”は餅の意味です。

 日本の餅は蒸かしたコメをついて作りますが、朝鮮半島の伝統的な餅は米粉を水で溶いたものを捏ねて作るもので、日本語でいうと、餅よりも団子に近いものです。このうち、うるち米の粉を練って甑で蒸したのがシルトックで、新装開業や引越、子供が生まれた時などに近所に配る習慣がありました。

 ところで、日本では当時の食べ物というと南瓜のほか、銀杏・蓮根・蜜柑など、いろはの最後の「ん」のつく食材が挙げられていますが、韓国では小豆が食されます。これは、小豆の赤い色には厄除けの効能があると信じられていたためで、冬至の料理としては、特に、小豆粥(パッチュック)が定番です。現在の小豆粥は、小豆と米を一緒に炊いたものが主流となっていますが、もともとは、小豆スープの中にもち米団子(セアルシム)を年の数だけ入れて炊くのが伝統的なスタイルでした。

 ただし、旧暦11月10日以前に冬至がくる年は、例外として、小豆粥ではなく、蒸した小豆とシルトックを交互に積み重ねたパッシルトックを食べるのが伝統的な習慣となっていました。今年の場合は、朔旦冬至で、あきらかに11月10日以前の冬至ですから、小豆粥ではなく、切手に取り上げられたパッシルトックを食べるのが伝統に適ったやり方ということになります。


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 小さな世界のお菓子たち:ビスケットの切手
2014-12-21 Sun 14:46
 ご報告が遅くなりましたが、大手製菓メーカー(株)ロッテの季刊広報誌『Shall we Lotte(シャル ウィ ロッテ)』の第26号(2014年冬号)ができあがりました。僕の連載「小さな世界のお菓子たち」では、今回は、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

      ラトヴィア・ピパルクーカ

 これは、2006年にラトビアで発行されたクリスマスツリー型のピパルクーカの切手です。

 英語圏でジンジャークッキーと呼ばれるクリスマス菓子は、14世紀頃、現在のベルギーとドイツの国境付近で作られるようになったレープクーヘンがルーツと考えられていますが、レープクーヘンはヨーロッパ全体へ広まっていく過程で、地域ごとの微妙な差が生まれました。

 バルト三国の中央に位置し、ロシアと国境を接するラトビアですが、食文化に関してはドイツの影響が強く、いまから150年ほど前から、レープクーヘンに相当するお菓子として、ピパルクーカと呼ばれるビスケットがクリスマス菓子の定番として作られています。

 ピパルクーカは、ラトビア語で“胡椒ケーキ”の意味で、おそらく、現地の人の味覚では胡椒が強く感じられるためこの名がついたのでしょう。ただし、実際に使われているスパイスは、胡椒だけではなく、クローブやナツメグ、コリアンダー、カルダモン、シナモンなどさまざまな種類のものがブレンドされています。生地のベースにはライ麦の粉を使っているため、独特のサクサクした食感が特徴となっています。

 今回ご紹介の切手はクリスマス・ツリー型のピパルクーカを取り上げたもので、右側にはラトビア語で「心のこもったクリスマスを!」との文言が印刷されています。ラトビアの首都リガの旧市街にある大聖堂広場のブラックヘッドギルド前の場所は、1510年、世界で初めて、飾り付けられたモミの木が“クリスマス・ツリー”として立てられたとされる場所ですから、ツリー型のピパルクーカは、ラトビアの人たちにとって特に思い入れのあるデザインなのではないかと思います。

 なお、実際のピパルクーカにはアイシングのないものも少なくないのですが、切手に取り上げられているモノはいずれも、砂糖の白いアイシングが施されています。それが、うっすらと雪化粧をしたクリスマス・シーズンのリガの街並みを連想させて、良い雰囲気ですね。


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 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 澳門特別行政区15年
2014-12-20 Sat 16:17
 1999年12月20日にマカオが中国に“返還”され、中華人民共和国・澳門特別行政区が成立してから、きょうでちょうど15年です。というわけで、きょうはこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      澳門・関門(不発行)

 これは、ポルトガル領時代のマカオで発行された“關閘”(中国本土とマカオとの境界を示す関門)の1パタカ切手のうち、不発行に終わった青色の切手です。1948年からマカオで使われていた“風景シリーズ”の1パタカ切手は關閘を図案としていますが、1948年の第1次切手が緑色、1950-51年の第2次切手が茶色で、今回ご紹介の青色のモノは(理由はわかりませんが)実際には発行されませんでした。

 さて、中国=マカオの境界に最初の關閘が建てられたのは1574年のことです。当時の關閘は中国式の3階建てで、現在の場所よりも500メートルほど南側にありました。

 アヘン戦争以前、關閘の北側はポルトガル人の手が出せない場所であり、ここをポルトガル人が通過するためには清朝の許可が必要でした。また、ポルトガル人の奴隷となっていた中国人は、關閘を越えると自由の身になれたといわれています。

 しかし、アヘン戦争によって清朝の弱体化が明らかになると、1845年にポルトガルはマカオが自由港であると宣言。マカオに駐留していた清朝の海関職員を追放して海関を閉鎖し、1849年には清朝に対するマカオの地代支払いを停止するとともに、それまで清朝が管理していた關閘を占領しました。

 その後、1887年、ポルトガルはマカオの正式な領有を清朝に認めさせますが、それに先立ち、1867年に關閘は現在に位置に移動させられ、1871年に凱旋門を意識した現在の門に建て替えられました。現在、中国=マカオの境界でパスポートコントロールを行うための關閘邉検大楼は、この關閘を保存したままで、その背後に2004年1月15日に建てられたものです。

 現在、マカオは中国の“特別行政区”となり、中国=マカオの境界は“国境”ではなくなりましたが、50年間はポルトガル時代の制度が維持されるため、現在でも、關閘を越えたところにパスポート・コントロールがあります。中国語では出入国のことを出入境といいますが、たしかに中国=マカオの境界をまたぐような場合は、出入境といったほうがしっくりきますな。

 なお、マカオとその近現代史については、拙著『マカオ紀行』でも詳しくまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 次回開催は1月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 東京駅100年
2014-12-19 Fri 23:33
 JR東京駅が、あす(20日)、開業100年を迎えるのを前に、きょう(19日)、国内外の鉄道関係者を招いての記念セレモニーを開催が行われました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       東京駅(ふるさと)

 これは、1989年当時の東京駅を描いたふるさと切手(東京都)です。

 日露戦争後の1906年3月、鉄道国有化法が公布されたのに従い、“中央停車場”が必要となりました。このため、1908年、三菱が原(現在の丸の内界隈)の敷地6万5300坪に延べ面積7242坪の駅舎の建築が着工されました。当初、駅舎のデザインは桃山様式の御殿造が予定されていましたが、外国式が良いとの明治天皇の意向でヴィクトリア様式の駅舎が辰野金吾によって設計されました。なお、新駅舎の開業記念式典は、1914年12月、第一次大戦・青島占領の凱旋将軍(神尾光臣中将)を迎えて、盛大に行われています。

 その後、大平洋戦争末期の1945年5月25日、東京駅の駅舎は米軍による空襲で破壊され、終戦後の1947年、開業当初の状態より一回り規模を縮小して修復されました。この時の修復工事は、あくまでも応急措置という位置づけであったため、3つのドーム部分の外壁は修復したものの、焼失の著しかった3階部分は内外壁を取り除いて2階建てに変更。中央ドームは木造小屋組で元の形に復原されたものの、南北両ドームは丸型から台形に変更し、南北ドーム内のホール天井もローマのパンテオンを模したデザインに変更されました。

 今回ご紹介の切手に描かれている駅舎は、このときの“暫定的”な姿のものですが、その後、JR東日本は2007年に東京駅の保存・復元工事を開始。駅舎の空中権を周囲に移転、売却する方法で費用を捻出し、2,012年に丸の内側の赤れんが駅舎の保存・復元工事を終え、話題になったのは記憶に新しいところです。


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 米・キューバ国交交渉へ
2014-12-18 Thu 16:35
 オバマ米大統領は、昨日(17日)、1961年から国交が断絶しているキューバと、53年ぶりに関係改善に踏み出すと表明しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      キューバ・農地改革

 これは、1959年、キューバで発行された農地改革実施の費用を集めるための寄附金つき切手です。

 1959年のキューバ革命を経て発足したカストロ政権は、当初、必ずしもソ連型の社会主義国家の建設を志向していたわけではなく、あまりにも極端な富の偏在を是正する“改良主義”の立場に立っていました。
 
 その“改良主義”の実現に際して、カストロ政権は、先ず、小作人への土地分与を掲げる土地改革と不正蓄財の没収を行います。

 当時、キューバの可耕地の4分の3は米国人を中心とする外国人の所有であり、なかでも、米国系の大砂糖会社は、それぞれ、数万ヘクタールもの土地を所有していました。社会的な平等を実現するため、その是正は不可と考えられたからです。

 このため、革命政権は、1959年5月17日、第1次農地改革法を公布して、土地の所有を最大400ヘクタールに制限するとともに、外国人の農場経営の禁止等を法律に盛り込み、米国がキューバの富を独占していた前提条件は根本から否定されました。今回ご紹介の切手は、この農地改革の宣伝を兼ね、その実施費用をあちゅ目るために寄附金つきで発行されたもので、“工業を支える農業”のイメージがデザインされています。これは、農地改革の成功が経済建設の基礎というカストロの思想を表現したものです。

 しかし、当然のことながら、この農地改革は米国をいたく刺激しました。

 すなわち、革命政権の方向性を見きわめようと事態を静観していた米政府は、農地改革が実行に移されるや、キューバ政府に抗議。カストロがこれを拒絶すると、マイアミから飛行機が飛来し、爆弾を落としていくようになったほか、8月以降、融資停止などの経済制裁を開始します。

 米国との対立を深めていく中で、カストロ政府は、必然的に“敵の敵”であるソ連との関係を強化せざるを得なくなりました。

 1959年6月から各国歴訪の旅に出たチェ・ゲバラは、ソ連で50万トンの砂糖購入契約を締結するとともに、以後5年間にわたって、毎年50万トンの砂糖と石油、小麦、科学製品をバーターする契約を締結。さらに、翌1960年2月には、ソ連副首相のミコヤンがキューバを訪れ、ソ連がキューバの年間原油必要量の3~5割を引き受けることや1億ドルの長期開発援助の供与を約束しています。1959年にキューバで革命が起こるまでは、米国の“裏庭”であるラテンアメリカ諸国では、ソ連と外交関係を結ぶことはおろか、経済的な関係を持つことさえタブー視されていました。したがって、キューバがソ連の期待しているような社会主義国家となるかどうかということはさておき、米国の“裏庭”に楔を打ち込むためにも、キューバを援助し、恩を売っておくことはソ連の冷戦戦略にとって有益なことでした。

 こうした事態を目の当たりにした米国は、キューバがついに“赤化”したと判断し、カストロ政権打倒のための経済封鎖に着手。1960年2月、キューバからの果実輸入を禁止するとともに、同年7月には、キューバ最大の輸出品であった砂糖の輸入を停止しました。

 もっとも、米国によるキューバの砂糖輸入停止に対しては、米国が買い付けを拒否したのと同量の砂糖をソ連が国際価格で買い取ることを申し入れたため、米国側が期待していたような効果を挙げることなく終ってしまいます。これを受けてキューバ政府は、米国を挑発するかのように、「我が国が侵略されるようなことがあれば、ソ連の好意を受け取る以外の道はなくなるだろう」との声明を発表しました。

 この声明に激怒した米国は、ついに、実力でカストロ政権を転覆させることを決意し、8月16日、CIAによるカストロ暗殺計画(毒入の葉巻がカストロのもとに届けられました)を実行に移します。しかし、この秘密工作は失敗に終わり、同月13日、米国はキューバに対して国交断絶を通告。同月9日、キューバに対する経済封鎖を発動しました。これに対して、カストロは米国資本の工場や農園を次々に接収するとともに、共産中国との国交樹立とソ連との経済関係の強化を決定。両者の対立はエスカレートしていくことになります。

 今回のオバマ大統領の声明は、この時以来の米国の対キューバ政策を根本的に見直そうというもので、まさに、歴史的な大転換というわけです。今後は、ケリー国務長官が即座に国交正常化に向けた交渉に入り、数カ月以内にハバナに米大使館を再開させる見込みということで、これからしばらくの間、キューバから目が離せなくなりそうです。


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 世界の国々:ベナン
2014-12-17 Wed 10:56
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年12月17日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はアフリカのベナンにフォーカスを当てました。その記事の中から、こんな切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ベナン・ミッテランのベナン訪問

 これは、1983年にベナンで発行されたミッテラン訪問の記念切手で、ミッテランと握手する大統領のケレクが取り上げられています。

 1960年にフランスから独立した当時のダホメー政界は、バリバ人のユベール・マガ率いるダホメー民主連合と、ヨルバ人のスル・ミガン・アピティ率いるダホメ共和党、フォン人のジャスティン・アホマデグベ率いるダホメー民主同盟の主要3党の勢力が拮抗しており、大統領に就任したマガの政権基盤は脆弱で国家建設も進まず、経済は低迷していました。

 このため、1963年10月、軍参謀長のクリストファ・ソグロがクーデターを敢行し、マガ政権を打倒。以後、マガ、アピティ、アホマデグベの3者に軍を加えた4大勢力による政争が繰り返され、1972年まで、計5回のクーデターが発生する混乱が続きます。

 これに対して、1972年10月、陸軍少佐のマチュー・ケレクが軍事クーデターを敢行。マガ、アオマテベ、アピティの大統領経験者による政権たらいまわしの源となっていた大統領協議会を打倒し、自ら大統領に就任しました。

 ケレク政権は、1975年11月、“ダホメー”は国土南部の限られた地域の呼称であり、北西部のアタコラや、北東部のボルグを含む国土全体を示すには不適切であるとして、国名を“ベナン人民共和国”に改称。また、ケレクは一党独裁の政権党としてベナン人民革命党を組織して反対派を弾圧し、大企業の国営化などの社会主義政策を進めたが結果的に経済建設に失敗し、国民生活は貧困から抜け出せなませんでした。

 このため、ケレク政権は1980年代以降、西側諸国にも接近するとともに、1990年には国民の民主化要求を容れて複数政党制を認め、国民議会を招集しました。これに伴い、1990年3月1日、社会主義路線は正式に放棄され、国名も現在のベナン共和国に改められました。

 翌1991年、ケレクは民主化後の初大統領選挙に出馬したものの落選。しかし、1996年の大統領選挙では復活当選を果たし、2006年までの2期10年の任期を務め、市場経済化の推進やアフリカ諸国へのPKO部隊の派遣などの現実的な政策を進め、現大統領のヤイ・ボニへの平和的な政権移行を実現し、民主化を定着させて引退しています。
 
 さて、『世界の切手コレクション』12月17日号の「世界の国々」では、仏領時代から現在にいたるまでのダホメーおよびベナンの歴史についての概説のほか、ハイチ独立の英雄となったルーヴェルテュール、プラハのカレル橋、チェコとスロヴァキアの分離、ボヘミア・グラス、ヴィダーの蛇寺院、アフリカ最大の水上都市・ガンヴィエの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の12月24日号では、「世界の国々」はセントヴィンセント・グレナディーンを特集していますが、こちらについては、来週、このブログでもご紹介する予定です。

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 黒川紀章事務所が再生法申請
2014-12-16 Tue 19:50
 国際的な建築家で2006年に亡くなった故黒川紀章が設立した「黒川紀章建築都市設計事務所」が、きのう(15日)、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けました。負債総額は約12億円。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      国立文楽劇場開場

 これは、1984年4月6日に発行された国立文楽劇場開場の記念切手です。

 黒川紀章の代表作の一つとされる国立文楽劇場は、文楽を中心とする伝統芸の公開、文楽後継者の養成等を行い、その保存振興を図るための施設として、大阪市中央区日本橋の市立高津小学校の跡地に建設されました。敷地は4万4464平方メートル、建物面積は1万3211平方メートルで鉄骨鉄筋コンクリート造の地下2階・地上5階建てで、客席数は730です。

 劇場の竣工は1984年3月でしたが、開場は4月6日です。当日は、今回ご紹介の記念切手が発行されたほか、関係者を招待しての杮落とし興行として「義経千本桜」と「寿式三番叟」が上演されました。なお、切手に描かれているのは、黒川の設計した劇場の建物正面と、「義経千本桜」四段目の「道行初音旅」の主人公、忠信の人形です。

 さて、黒川事務所の今回の再生法申請は、創業者の死去や建築不況により受注案件数が減少し、財務状況が悪化して資金繰りに行き詰まったことが原因だそうです。時代の流れと言えばそれまでですが、やはりさびしいですな。


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 切手に描かれたソウル:韓紙
2014-12-15 Mon 22:52
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、『東洋経済日報』11月28日号が発行されました。僕の月1連載「切手に描かれたソウル」では、今回は、こんなモノをご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓紙

 これは、ことし(2014年)8月、ソウルのCOEXで開催された世界切手展<PHILAKOREA 2014>に際して発行された記念切手のうち、韓国の文化を世界に紹介する企画の一環として、現在の技術で作られた“韓紙”に印刷された記念切手です。

 さて、わが国における製紙技術は、一般に、西暦7世紀、高句麗から渡来した僧・曇徴によってもたらされたとされています。

 韓紙も和紙も、本来は楮を主原料としています。また、手漉きの紙の漉き方は、簀桁と呼ばれるスクリーンで紙料液(原料を溶いた液)をすくい、縦横に動かし繊維を絡みあわせて紙を作る“流し漉き”と、紙料液を簀桁の上に溜め、水分が自然に落ちるのを待つ“溜め漉き”の2種類に大別されますが、流し漉きの製法で作られるのは基本的に和紙と韓紙のみです。

 したがって、これだけみると、韓紙こそが和紙のルーツであると考えがですが(じっさい、そのように説明している韓国人は少なくないようです)、話はそう単純ではありません。

 すなわち、和紙の場合、流し漉きで漉いた紙は原則として1枚のみで完成品となります。

 これに対して、韓紙の場合は、流し漉きだけでは紙の厚さを均等にすることが難しかったため、漉いた紙を乾燥させる際には漉き目の縦横を交互に重ねて乾燥させ、乾燥させた紙を木槌で打ってつやを出す“打ち紙”を行って、ようやく完成となります。

 このため、和紙に比べると、韓紙は丈夫で耐久性に優れており、千年の寿命を持つともいわれて中国でも高い評価を得ていましたが、その反面、ごわごわとした質感は、墨や絵の具が定着しづらく、書画の用材としては和紙の方がはるかに使い勝手が良いのです。

 こうした特性を生かして、韓紙は工芸品や建築、縄・綱の材料としても盛んに用いられていました。紙の大きさが、ムンサル(韓屋の扉)に適した大きさ(およそ63×93センチ)を基準に決められていたのはそのためです。また、現在でも、11月にソウル中心部を流れる清渓川で行われるピッチョロン祭(昨年までの旧称は燈籠祭り。今年は23日まで)の燈籠は、伝統的な韓紙の典型的な使い方と言ってよいでしょう。

 こうしたこともあって、“訓民正音”としてハングルを制定した世宗は、文字を普及させるためには紙の増産を図らねばならないと考え、和紙の製法を学ばせています。その一環として、和紙には、楮以外にも、雁皮や三椏が原料として用いられていることに着目し、彼は“倭楮”の名で雁皮の種苗を輸入して朝鮮内での生産を試みましたが、朝鮮の気候風土には合わなかったため、ほとんど成果を上げられませんでした。

 このように、韓紙と和紙は全く異なる性質の紙として独自の発展を遂げ、それぞれ別の魅力を有してきたわけですが、それゆえ、1910年に朝鮮統治を開始した日本の朝鮮総督府も、当初、朝鮮独自の製品としての韓紙を、中国向けの輸出商品として重視していました。

 しかし、韓紙が高値で取引されることに目を付けた中国人業者が安価な模造品・代用品を中国大陸で大々的に売り出すようになったため、1920年代に入ると韓紙の中国向け輸出は急減。対応を迫られた朝鮮総督府は、パルプなどの補助原料を混入した韓紙の生産を奨励したほか、効率化を図るため、日本式の抄紙方法がさかんに導入されていきました。

 この結果、韓紙の和紙化が急速に進むことになりましたが、ほかならぬ韓国人が韓紙の文化的な価値には無頓着であったため、1945年の解放後も、伝統的な韓紙を復活させようという声はほとんど起きませんでした。さらに、朝鮮戦争と漢江の奇跡を経て生活様式が大きく変化すると韓紙の需要も激減し、そのために韓紙を生産する工房の数も急速に減少してしまいます。

 近年、ようやく、韓国内でも伝統文化としての韓紙の価値が再評価されるようになりましたが、今回ご紹介している切手が発行されるようになったというわけです。

 * 昨日のニコニコ生放送の公開収録は、無事、盛況のうち終了いたしました。ご参加いただきました皆様には、この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。

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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 投票しませう⑤
2014-12-14 Sun 10:37
 今日(14日)は、衆議院議員総選挙の投票日です。僕も、この記事を書いたら投票所に行きますが、投票は20時までですから、ぜひ、みなさんお出かけください。というわけで、国政選挙の投票日恒例の“投票しませう”シリーズ、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・第2回総選挙

 これは、1950年5月30日に韓国で発行された“第2回総選挙”の記念切手を貼った須磨宛の航空便です。切手が発行されてから1ヵ月たたない6月25日には朝鮮戦争が勃発したこともあって、この切手の実逓便は決して多くはないのですが、今回ご紹介のものは着印が表面に押されていて姿も良いので気に入っています。

 さて、1948年8月の大韓民国成立から、今回ご紹介の切手の総選挙までの間、新生大韓民国は、政治・社会・経済のあらゆる面で混乱の極にありました。

 すなわち、新政府発足以前の1948年4月から、済州島では四三暴動が起こっていたことにくわえ、政府発足後の同年10月には、暴動鎮圧の出撃命令を受けた国軍部隊が麗水・順天で反乱を起こしていました。

 また、成立間もない国軍内には、旧日本軍系・旧満州軍系・中国軍系・独立軍系などの派閥が乱立していましたが、李承晩政権は“共産分子一掃”の名目で国軍の1割を超える8000名を粛清することで軍部のコントロールを握る一方、政府に対して批判的だった大物政治家・金九は、1949年、李承晩派の陸軍将校、安斗煕により暗殺されました。

 このような強権的な政治姿勢に加えて、経済失政も惨憺たるものでした。

 すなわち、独立翌年の1949年度の国家予算は、歳出額の6割が赤字歳出だったため、韓国銀行の紙幣が増発され、物価は米軍政時代末期の2倍にまで跳ね上がっています。これに対して、工業生産は電力難・原料難で日本統治時代末期の1944年を100%として18・6%にまで落ち込んでいました。さらに、米国の経済支援も、独立以前には1億7000万ドル以上あったものが、独立後は1億1600万ドルに減額されています。

 このため、韓国内の政治・経済状況に危機感を抱いた米国務省は、1950年度下期に韓国に対する6000万ドルの追加援助案を議会に提出したものの、これは野党・共和党の反対で否決されています。結局、1950年4月、米国国務省は、韓国政府が財政政策を改め、インフレの抑制に真剣に取り組まないかぎり、軍事経済援助を再検討すると警告せざるを得なくなっていました。

 こうした状況の下で、1950年5月、1948年の第1回総選挙によって開院した制憲国会は任期満了を迎え、総選挙が行われました。

 選挙を乗り切る自信のなかった李政権は、国内の治安悪化を名目に選挙の実施を延期しようとしましたが、米国は、憲法の規定どおり5月中に選挙を行わない場合には援助の中止もありうると圧力をかけ、投票は予定通り、5月30日に行われています。

 今回ご紹介のカバーの切手はこれに合わせて発行されたもので、ソウルの中央庁と太極旗が描かれています。カバーに押されている特印には、朝鮮半島を背景に太極旗が描かれていますが、中朝の国境線を描くことで、“朝鮮半島唯一の正統国家”の選挙であることをアピールしている反面、四三暴動の余燼がくすぶっていた済州島は文字などでさりげなく隠されているのが興味深いところです。

 ちなみに、このときの選挙では、与党・李承晩派は定数210議席中30議席しか獲得できないという惨敗。代わって、前回の総選挙を分断固定化につながるとしてボイコットした中間派が130議席を獲得して躍進します。こうして、国民の不満を前に李承晩政権が退場に追い込まれるかに見えた、まさにその瞬間、北朝鮮の南侵によって朝鮮戦争が勃発することになるのですが、そのあたりについては、拙著『朝鮮戦争』でもいろいろとご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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      じょねらじ(選挙特番・2014)

 衆院選投票日の本日・12月14日、ニコニコ生放送の公開収録「じょねらじ(確)緊急特番衆院選2014スペシャル」に出演します。チケットのお申し込みはこちら、ニコ生の入口はこちらです。ぜひ、よろしくお願いいたします。

 
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 切手歳時記:“クリスマス”の場
2014-12-13 Sat 14:03
 ご報告が遅くなりましたが、公益財団法人・通信文化協会の雑誌『通信文化』12月号ができあがりました。僕の連載「切手歳時記」では、“クリスマス”に絡めて、この切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

      大浦天主堂(観光地百選)

 これは、1951年9月15日に発行された“観光地百選・都邑(長崎)”のうち、大浦天主堂を取り上げた8円切手です。

 12月25日のイエス・キリスト降誕祭に相当する言葉は世界各国語でさまざまですが、日本語の“クリスマス”は英語で“キリストのミサ”を意味するChristmasが語源になっていることは、いまさら言うまでもないでしょう。

 キリストは最後の晩餐に際して、パンを手に取り「これはあなたがたのために渡される私のからだである」と言い、ワインを注いで「これは私の血の杯、あなた方と多くの人のために流されて罪の赦しとなる新しい永遠の契約の血である」と言い、「これを私の記念として行いなさい」と命じたとされています。

 これに倣い、聖書の言葉を聞き、パンとワインを拝領するため、信徒が集まって行われるのがカトリックのミサです。なお、厳密にいうと“ミサ”というのはカトリックのみの用語で、同種の儀式は、東方正教会では“聖体礼儀”、プロテスタントでは“聖餐式”と呼んでいます。

 したがって、辞書的な意味での“クリスマスのミサ”としてのクリスマスにふさわしい切手を選ぶとなると、カトリック教会が大きく描かれている1枚ということになるわけで、そうなると、大浦天主堂の切手を持ってくるのが良いのではないかと思います。

 大浦天主堂は、正式には“日本二十六聖殉教者堂”といいます。日本二十六聖人とは、1597年、当時のキリシタン弾圧によって長崎の西坂の丘で磔刑に処せられたイスパニアの宣教師ペドロ・バブチスタ以下6名の外国人とパウロ三木ほか20名の日本人の計26名のことです。

 天主堂の建設は、幕末の開国後、1864年から始まりました。同年、教皇は二十六聖人を列聖したため、天主堂も彼らに捧げるものとして、殉教地の方角を向いて建設が進められ、1865年2月19日に完成しました。その直後の3月17日、浦上に潜伏していた“隠れキリシタン”が天主堂を訪ね、プティジャン神父に信仰者であることを名乗った(信徒発見)ことから、幕府の禁教下でも信仰を捨てなかったキリスト教徒がいたことに欧米社会は大いに驚き、感激した教皇は“東洋の奇跡”とこれを称えました。

 当初、木造だった天主堂は、1875年に外観が煉瓦造りとなって現在の姿となり、1933年には国宝にも指定されましたが、長崎の原爆により破損。1952年に補修再建されました。

 今回ご紹介の切手が発行された1951年当時、原爆で大きなダメージを受けた天主堂は再建途上の仮御堂が建っていました。このため、切手は実際の写真を取り上げるのではなく、写真などを元に、切手デザイナーの木村勝が原画を手がけています。

 なお、天主堂の公式ミサはクリスマスと3月17日の信徒発見の日の2日のみだそうです。来年の信徒発見150年を控えて、今年の“クリスマス”はさぞかし盛大に行われことでしょう。


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 あすの投票日、12月14日、ニコニコ生放送の公開収録「じょねらじ(確)緊急特番衆院選2014スペシャル」に出演します。チケットのお申し込みはこちら、ニコ生の入口はこちらです。ぜひ、よろしくお願いいたします。

 
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 “和平占中”の終了を悼む
2014-12-12 Fri 22:44
 次期行政長官の選挙制度をめぐる大規模デモ“和平占中”が2ヶ月ほど続いていた香港ですが、きのう(11日)、アドミラリティ(金鐘)にあったデモ隊の最大拠点の強制排除が行われ、249人が逮捕されました。逮捕者の大半はきょう(12日)早朝までに釈放されましたが、デモを主導した学生2団体は再占拠を呼びかけない方針を示しており、和平占中は事実上終了しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・立法局大楼(田型)
 
 これは、1987年、英領時代の香港で発行された20ドルの普通切手で、エリザベス女王の肖像の下に立法局大楼が描かれています。単片でも良かったのですが、たまたま手元にカラーマークつきのコーナーブロックがありましたので、そちらを持ってきました。

 立法局大樓は日本の議事堂に相当する建物ですが、切手に描かれている建物は、もともとは最高法院(日本の最高裁判所に相当)大楼として用いられていました。

 英領香港の立法局が最高法院の建設を決議したのは、ヴィクトリア朝時代の1898年2月28日のことで、当時の英国を代表する建築家、アストン・ウェブとイングレス・ベルが設計を担当しました。建設工事が始められたのは1900年のことで、以来12年の歳月をかけて、1912年1月15日、香港上海銀行本店の正面に、花崗岩2階建て、新古典様式の堂々たる建築が造られました。

 建物の1階は回廊が取り囲んでおり、柱と柱の間は小さなアーチが埋められています。一方、2階にはバルコニーがあり、建物の中央にはドームがついているのが最大の特徴です。屋根には、公正な裁判を象徴するものとして、目隠しをして、右手に権力の象徴である剣、左手に公正の象徴である天秤を持つ正義の女神、テーミスの像が鎮座していますが、これは、ロンドンの中央刑事裁判所、オールドベイリーの屋根にある像のレプリカです。また、ドームの頂にはブロンズ製の王冠がつけられていますが、これは、エドワード7世が1902年の戴冠式で使用したものを模しています。

 さて、この建物は、1985年までは最高法院として用いられていましたが、同年9月、英国が返還後の香港への置き土産として香港の立法評議会に間接選挙を導入したことにより、立法局(返還後は立法會)として用いられるようになりました。

 ちなみに、英領時代末期の1992年10月、最後の香港総督となったクリストファー・パッテンは立法評議会の選挙方式について、全議席を実質的に直接選挙とする民主化案を提示して中共と激しく対立。パッテンは中国の圧力に屈せず、1994年6月末の立法評議会で民主化案を原案通り可決させました。これを受けて、1995年9月、英領香港最後の立法評議会選挙が行なわれ、民主派が圧勝しましたが、その直後、中国は1997年7月1日の時点で選挙の結果はすべて無効とし、新たに選挙をやり直して“臨時立法会”を組織することを宣言。1995年の選挙で選ばれた立法評議会議員が、そのまま、香港特別行政区立法会議員になるという基本法の規定を破棄してしています。

 ちなみに、現在の香港の立法會は、2011年に新築された添馬艦発展工程の新たな建物を議事堂として用いていられるようになっており、切手に取り上げられている建物は、2015年以降、ふたたび終審法院として活用すべく、改修が進められています。

 なお、英領時代の香港の歴史的建造物については、拙著『香港歴史漫郵記』でもいろいろとご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。 


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      じょねらじ(選挙特番・2014)

 突然ですが、12月14日、ニコニコ生放送の公開収録「じょねらじ(確)緊急特番衆院選2014スペシャル」に出演します。チケットのお申し込みはこちらです。会場にお越しいただくのは難しいかもしれませんが、よろしかったら、ぜひご覧いただけると幸いです。

 
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 ナスカの地上絵を守れ!
2014-12-11 Thu 11:34
 環境保護を騙り、世界各地で卑劣なテロ行為や詐欺まがいの集金活動を繰り返している環境テロリスト集団グリーンピースの一味が、こんどは、ペルー南部の世界遺産“ナスカの地上絵”の近くに侵入し、自分たちの主張記した布を並べて遺跡を荒らしていたことが明らかになりました。相変わらずとんでもない連中です。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ペルー・ナスカの地上絵

 これは、1986年にペルーが発行したナスカの地上絵の切手で、代表的な地上絵のコラージュと地上絵の保護に生涯をささげたドイツ人、マリア・ライヒェの肖像が組み合わされたデザインとなっています。

 ナスカの地上絵は、ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた乾燥した盆地状の高原の地表面に描かれた幾何学文様や動植物の絵で、1939年6月22日、米国人考古学者のポール・コソックによって発見されました。

 翌1940年、第二次大戦が勃発したため、ペルーにとどまることになったドイツ人数学者・考古学者のマリア・ライヒェがコソックの助手となり、この二人を中心に地上絵の研究が進められることになりました。地上絵の地図作成が始まったのは大戦後の1946年頃からですが、コソックは1948年に帰国し、以後は、ライヒェが研究の中心となります。

 ライヒェは生涯ペルーを拠点に地上絵の研究を進めるとともに、私財をなげうって地上絵の保護にも尽力しました。その生涯は、まさに、地上絵にささげたものといっても過言ではなく、その功績に報いるため、ペルー政府は、1986年に今回ご紹介の切手を発行したほか、1993年、彼女に功労十字勲章を授与しています。

 さて、ナスカの地上絵は地上の石を線状に取り除いて作られているという構造上、その周辺一帯は遺跡保護のため、一般の立ち入りは禁じられています。ところが、グリーンピースの連中は、その立ち入り禁止地域に違法に立ち入って足跡で周囲を荒らしまわった挙句、有名なハチドリの絵(今回ご紹介の切手では右上に描かれています)からわずか数メートルの場所に布を置いて「変革の時」「未来は再生可能」などの文字を描き、ペルーで開催中の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に合わせて示威行為を行いました。このため、ペルー政府は犯行グループの出国を禁じ、彼らを文化財破損の容疑で刑事告訴する方針を明らかにしています。

 全人類の遺産ともいうべき地上絵周辺の“環境”を散々破壊していながら、「再生可能」と主張するなど、まさにヘソが茶を沸かすレベルの馬鹿げた話です。どうせ、ここで目立っておけば、環境保護を騙って善男善女からお金を巻き上げるネタができるくらいの猿知恵(と言ったらサルにも失礼ですが)でやった犯行なのでしょう。

 こういう連中は甘やかせば甘やかすほどつけあがる反面、強く出ると途端に腰砕けになるのが常です。実際、ペルー政府が本気で実行犯の摘発に乗り出したところ、グリーンピース側は、昨日(10日)になって、あわてて「道徳的な誤りを深く後悔している。当局の捜査にも進んで協力する」との声明を発表。日頃の威勢の良さはどこへやら、実行犯を“トカゲのしっぽ”として、何とか、本体に累が及ばないようごまかそうと必死になっています。主義主張の是非はともかく、自らの信念に殉じて死をもいとわず行動を起こすのが本物の“テロリスト”であるのなら、まさに、“(環境)テロリスト”の風上にも置けない情けない行動です。

 せっかくの機会ですから、この際、ペルー政府におかれましては、一応は武士の情けで彼らを“テロリスト”と見なしてやったうえで、かつての日本大使公邸人質事件の際の犯行グループに対するMRTに対するのと同様の厳しい姿勢で臨み、実行犯に対する厳罰(個人的には発見時に速射殺がベストだったと思うのですが)はもちろんのこと、犯罪者集団のグリーンピースに対しては、同国内における一切の活動禁止、非合法化くらいのことをやって、ぜひとも、全世界に率先して“テロ”には屈しないという姿勢をアピールしていただきたいものです。


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 世界の国々:チェコスロヴァキア
2014-12-10 Wed 09:45
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年12月10日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はチェコスロヴァキアにフォーカスを当てました。その記事の中から、こんな切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      チャコスロヴァキア・人形劇

 これは、1961年に発行された人形劇シリーズのうちの60ハレル切手です。

 かつて、チェコとスロヴァキアの地はハプスブルク帝国の支配下に置かれていましたが、ハプスブルク帝国は公の場でのチェコ語の使用を禁じていました。ただし、例外として、庶民の娯楽である人形劇だけはチェコ語での上演が認められていたため、チェコ人にとっての人形劇は、単なる娯楽ではなく、母国語を絶やさぬための“文化の命綱”として重要な意味を持っていました。

 19世紀前半には名手コペツキーが出現し、1930年以降、スクパ率いるプロの人形劇団の活動により芸術として完成。現在、プラハだけでも数十軒の人形劇場があるなど、伝統文化として定着しています。

 さて、『世界の切手コレクション』12月10日号の「世界の国々」では、かつて存在していたチェコスロヴァキアの歴史について、第一次大戦後の国家成立の時代と、ナチス・ドイツによる占領と国家解体の時代についての概説のほか、プラハのカレル橋、チェコとスロヴァキアの分離、ボヘミア・グラス、アールヌーボーの旗手ミシャの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の12月17日号では、「世界の国々」はベナンを特集していますが、こちらについては、来週水曜日に、このブログでもご紹介する予定です。 

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 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
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 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日(都合により、12月はお休みをいただきます)で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 ルーマニアの英雄犬
2014-12-09 Tue 19:23
 ルーマニア政府は、きのう(8日)、アフガニスタンで従軍後に病気を患い衰弱した軍用犬マックスを救うための法改正を命じたそうです。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ルーマニア・ISAF

 これは、2002年、ルーマニアが発行した「ルーマニア NATOへの道」と題する記念葉書の1種で、国際治安支援部隊(ISAF)の一員としてアフガニスタンで活動するルーマニア兵が取り上げられています。

 1989年の民主革命以降、ルーマニアを含む旧共産圏諸国の多くは、EU加盟という最終目標のための一段階として、まずは、NATOへの加盟を目指していました。このため、ルーマニアは、コソヴォやソマリア、アンゴラなどにPKO部隊を派遣。さらに、2001年12月、アフガニスタンの治安維持を通じアフガニスタン政府を支援するための組織としてISAFが設立されると、これに1000名弱の兵員を派遣しました。こうした実績が認められ、ルーマニアは2004年にNATOに加盟を認められ、2007年、EUにも正式加盟を果たしました。

 さて、今回話題となった軍用犬のマックスは5歳のジャーマンシェパードで、アフガニスタンで2度従軍し、爆発物の探知活動に当たっていましたが、帰国後、病気を患って衰弱していました。ルーマニアの法律には引退した軍用犬の飼育を政府が引き継ぐための規定がないため、現状では、マックスは保護施設送りもしくは殺処分となる可能性が高かったのですが、このことを知った動物愛護運動の活動家らがキャンペーンを展開。2万7000人近くがオンライン請願書に署名し、政府を動かしたというわけです。

 なお、1989年の民主革命後のルーマニアについては、拙著『トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行』でも、いろいろと書いておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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 無事帰国しました。
2014-12-08 Mon 21:09
      MALAYSIA 2014 メダル拝領

 本日(8日)午前、無事、クアラルンプールから帰国いたしました。国際切手展<MALAYSIA 2014>の会期中、現地では、審査員の山崎文雄さんご夫妻、アシスタント・コミッショナーの榎沢祐一さん、井上和幸さんをはじめ、多くの方々にいろいろとお世話になりました。現地滞在中、お世話になった全ての方々に、この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。冒頭の写真は、関係者の慰労を兼ねたエクスカーションの際、今回の主催者であるマレーシア郵趣協会のダトー会長から、審査員・コミッショナーとしての参加証とメダルを頂戴している場面です。

 さて、今回頂戴したメダルのデザインは、以下のようなモノで、昨年(2013年)発行されたマレーシア50年の記念切手が焼き付けられています。(小型シート)を貼っておきます。

      マレーシア展・メダル    マレーシア独立50年

  ここでいう“マレーシア50年”というのは、1957年に独立したマラヤ連邦が、1963年にシンガポール、英領ノースボルネオ英領サラワクと統合して“マレーシア”国家が成立したことから起算した年数ですが、実際には、その2年後の1965年、シンガポールが分離独立したことで、現在のマレーシア国家の枠組が完成しました。切手に描かれているのはマレーシアの地図と国旗、それに、初代首相に就任したトゥンク・アブドゥル・ラーマンの肖像が描かれています。

 なお、来年は4月に台北でアジア切手展、8月にシンガポールで世界切手展、11月に香港でアジア切手展が予定されています。僕自身も、何らかの形で各切手展に関わっていくことになるだろうと思います。今後とも、皆様にはいろいろとお世話になることがあるかと思われますが、よろしくお願いいたします。


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 <MALAYSIA 2014>終了
2014-12-07 Sun 08:52
 早いもので、1日から開催されていた国際切手展<MALAYSIA 2014>は、昨日(6日)、無事終了しました。すでに作品とメダル、特別賞のピックアップも済ませ、現地時間23時過ぎのマレーシア航空でクアラルンプールを発ちます。というわけで、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      マレーシア・KL=LA線就航

 これは、1986年、マレーシアで発行されたマレーシア航空ロサンゼルス線就航の記念切手で、当時のマレーシア航空の路線図のうち、この時就航したクアラルンプール=東京=ロサンゼルスの区間が黄色く塗られています。僕自身は、今回はロサンゼルスへは行きませんが、まずは無事に東京に到着できますようにとの思いを込めて、この1枚を持ってきました。

 さて、マレーシア航空のルーツは、英領時代の1947年に設立された航空(Malayan Airways Limited)です。

 1963年、マラヤ連邦(1957年に英国から独立)・シンガポール・サバ・サラワクが統合し、マレーシア国家が結成されると、航空会社もマレーシア航空(Malaysian Airways Limited)に改称されます。その後、1965年にシンガポールはマレーシアから分離独立すると、マレーシア航空はマレーシア・シンガポール両国政府の共同保有となりました。なお、シンガポールとマレーシアの分離独立に伴い、1967年、社名はマレーシア・シンガポール航空(Malaysia-Singapore Airlines Limited)と改称されています。

 その後、1971年4月にマレーシア・シンガポール航空の両国共有が解消され、マレーシア側はマレーシア航空(Malaysian Airline Limited)を、シンガポール側はシンガポール航空を設立。同年11月、社名の正式名称がマレーシア航空システム(Malaysian Airline System Berhad)と改称されました。運航上の名称が現在の“Malaysia Airlines”(旧称のMalaysian のn が落ちました)に変更されたのは、今回ご紹介の切手が発行された翌年の1987年のことですが、日本語では“n ”があってもなくても“マレーシア航空”で変わりありません。

 さて、僕の飛行機は、予定では、明朝7時過ぎには成田に着く予定ですので、お昼ごろには自宅にたどり着いていると思います。留守中、ご不便をおかけした皆様には、もうしばらく、ご猶予をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

* 昨晩、カウンターが145万PVを超えました。いつも閲覧していただいている皆様には、この場をお借りして、お礼申し上げます。


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 岩のドームの郵便学(24)
2014-12-06 Sat 09:20
 『本のメルマガ』556号が先月25日に配信となりました。僕の連載「岩のドームの郵便学」では、1977-78年にエジプト以外の各国で発行された岩のドームの切手をご紹介する5回目。今回はこの切手を取りあげました。(画像はクリックで拡大されます)

      ソマリア・岩のドーム(1978)

 これは、1978年4月30日、、“パレスチナにおける自由の戦士と殉難者の遺家族の福祉のために”と題してソマリアが発行した切手で、岩のドームが大きく描かれています。

  いわゆるアフリカの角の北側、アデン湾に面したソマリランドの地域は、1870年代までエジプトのムハンマド・アリー朝が支配しており、1876年にはエジプトの郵便局も開設されました。しかし、1884年、アデン駐留の英軍が駐屯するようになり、エジプトはソマリランドから撤退。英国はソマリランドの各部族と協定を締結し、1887年には同国を保護領化します。これに伴い、1884年に英国局が開局し、英領インド切手が用いられるようになりました。その後、ソマリランドの管轄は、英領インド帝国→イギリス外務省→イギリス植民地省と変遷。英領ソマリランドとしての切手も、1903年から発行されるようになります。

 一方、現在のソマリアの南部(内陸部)に相当する地域に関しては、1892年、イタリアが現在のソマリアの首都・モガディシュを租借地とし、イタリア語風にモガディシオと改称。その後、イタリアは1905年にモガディシュを買収し、1908年に現在のソマリアの南部に相当するイタリア領ソマリランドを植民地化しました。

 この結果、ソマリア人の居住地域は英領とイタリア領に分割されますが、第二次大戦中の1941年2月16日、英軍はモガディシオを占領。その後、1950年まで、この地は英国の占領下に置かれていました。

 第二次大戦後の1947年、連合諸国とイタリアの講和条約が結ばれ、イタリアはイタリア領ソマリランドを含むアフリカの全植民地を放棄させられましたが、イタリア撤退後の旧イタリア領ソマリランドの帰属については連合国の間でも合意が成立しなかったため、1949年11月、10年以内にこの地域を独立させることを条件に、この地域を国連の信託統治下に置き、その間、イタリアが統治権を行使することが決定されました。

 こうして、1950年4月1日、イタリア信託統治領ソマリアが成立。イタリアによる南部ソマリアの信託統治期限が切れる直前の1960年6月26日、北部の英領地域がソマリランド共和国として独立。7月1日には南部のイタリア領地域も独立し、この両者を統合して、現在、国際社会が認知している“ソマリア国家”が誕生しました。

 独立当初、ソマリアの政情は安定していましたが、1969年10月15日、モハメド・シアド・バーレ少将が軍事クーデターを起こして、首都モガディシュを制圧。11月1日、みずからを議長とする最高革命評議会を樹立します。最高革命評議会は憲法を停止し、“科学的社会主義”路線への転換を発表して、国号を“ソマリア民主共和国”に変更しました。

 日本語で科学的社会主義というと、一般にはマルクス主義のことを指しています。すなわち、マルクスとエンゲルスは、サン・シモンら先達の理論を空想的社会主義と批判し、自らの思想を弁証法的唯物論に基づく哲学的基礎を有し、“科学”の名に値するとの認識に基づく、彼らの自称だからです。

 これに対して、バーレ政権の掲げた“科学的社会主義”は、マルクス主義とコーランの思想を融合・発展させることは可能であるとするもので、その趣旨は通常の意味での科学的社会主義とは大いに異なっています。

 このように、ある種珍妙な理論が掲げられた背景には、ソマリア国民の95%がムスリム(さらにその98%がスンナ派)であるという現実の下で、「宗教は民衆のアヘンである」とするマルクス主義をそのまま適用することは不可能であったという事情がありました。一方、バーレ政権はキリスト教に対しては教会運営の学校閉鎖を命じ、外国人宣教師を帰国させるなど、抑圧的な政策を取っています。こうして、キリスト教を排除し、イスラムと社会主義の融合を掲げたことで、バーレの最高革命評議会は、イスラム勢力を体制側として取り込むことにひとまず成功したのです。

 さて、バーレは、当初、銀行の国有化・農業の重視・ソマリ語のラテン文字化(従来はアラビア文字による表記)・男女平等の推進などの改革を意欲的に進めようとしました。しかし、そうした“近代化(=西洋化)”を急進的に推し進めようとしたことで、しだいに伝統的な部族社会との軋轢が生じることになります。

 これに対して、バーレは批判勢力を強引に封じ込めるべく、治安局や治安裁判所を設立して軍人が司法に関与する体制を構築。さらに、1975年には従来の民法を破棄し、社会主義的な新民法を導入しようとしました。

 こうしたバーレの政策は、当然のことながら、それまでソマリアにおけるローカルな司法の担い手であったイスラム法学者たちの社会的存在意義を真正面から否定するものでしたから、彼らは政権に対する抗議活動を展開しましたが、バーレは、指導的な立場にあったイスラム法学者10名を逮捕・処刑。さらに、翌1976年、ソ連型社会主義体制の構築を目指して、ソマリ社会主義革命党(SRSP)を設立し、事実上の共産党一党独裁体制を構築することで事態を強引に乗り切ろうとしました。

 国内情勢が不安定化しつつある中で、バーレはソマリアの主要民族であるソマリ人がソマリア国家の領域を超えてケニアやエチオピア、ジブチなどにも居住していることに目をつけ、全ソマリ人を統合した大ソマリア主義を標榜し、国民の不満をそらそうとします。

 はたして、エチオピア国内では、バーレ政権の支援を受けたソマリ解放運動が分離独立運動を激化させ、1977年8月、ソマリアはエチオピアとの紛争状態に突入。同年11月にはエチオピア東部のオガデン地方でソマリ人勢力の分離独立運動が激化し、翌1978年2月には両国間でオガデン戦争が勃発しました。

 上述のように、オガデン戦争が勃発した時点で、バーレ政権は明確にソ連寄りのスタンスを取っていましたが、当時のエチオピアもまたソ連の友好国でした。このため、ソ連は、当初、社会主義諸国の盟主として、ソマリアとエチオピアの紛争を調停しようとしたものの、それが失敗に終わると、エチオピア支持の立場を鮮明にし、1978年11月以降、ソマリアへの支援を停止します。これに対して、“反ソ”の立場から、米国と中国がソマリアを支援するという構図が生まれ、オガデン戦争は大国による代理戦争の様相を呈するようになりました。

 また、この間の1977年10月、モガディシュ空港にドイツ赤軍によってハイジャックされたルフトハンザ航空181便がモガディシュ空港に着陸し、英国と西ドイツの特殊部隊とソマリア軍が突入して事件を解決するという出来事もありました。

 このため、バーレ政権としては、“社会主義路線”を放棄しないものの、かつてのようなソ連一辺倒の姿勢は修正し、当初の“科学的社会主義”のスタンスに立ち戻る必要に迫られます。すなわち、マルクス主義ととともに“科学的社会主義”のもう一つの支柱であった“イスラム”を重視する姿勢を明らかにしなければならなくなったのです。

 1978年4月30日、中東戦争の開戦記念日とは全く無関係に、バーレ政権下のソマリアが、突如、岩のドームの切手を発行し、ムスリムが連帯してパレスチナの聖地を守ることを訴え出したのは、以上のような国内事情を反映したものとみるのが自然でしょう。特に、ソマリア国家は独立以来、パレスチナ問題にはほとんど関与してこなかったことに加え、1969年以降のソマリア民主共和国が“社会主義国”としてイスラムに関する題材を切手に取り上げてこなかったことを考えると、この切手が発行は、あまりにも唐突なものという印象がぬぐえません。

 ちなみに、オガデン戦争は1988年の停戦協定成立まで継続されますが、実質的には、1983年、エチオピア軍がソマリア領内に侵攻したことで大勢は決したとみることができます。そして、この戦争の敗戦によってバーレ政権は弱体化し、ソマリアは泥沼の内戦に突入していくのです。


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 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

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 日ノ本切手美女かるた(新連載)
2014-12-05 Fri 07:52
 突然ですが、郵趣サービス社のオンラインショップ“スタマガネット”で、おととい(3日)から「日ノ本切手美女かるた」と題する週刊のコラム連載をはじめました。女性が描かれた切手を絡めて、47の異なる文字で始まる題名のコラムを書いていこうということで、第1回目は、こんな切手を持ってきて、「犬も歩けば女も歩く」というコラムを書いてみました。(画像はクリックで拡大されます)

      彦根屏風

  “いろはがるた”の初っ端は「いぬも歩けば棒にあたる」と決まっているが、イヌを連れて歩く美女といえば、やはり、彦根屏風を取り上げた昭和51(1976)年の趣味週間切手だろう。

 彦根屏風というのは、旧彦根藩主の井伊家に伝来したことによる通称で、国宝としての正式な登録名称は“紙本金地著色風俗図”。もともと右2扇の室外図と左4扇の室内図から構成されており、切手に取り上げられたのは室外図の2扇分。長らく屏風を解いた額装の状態で保存されていたが、平成18-19(2006-07)年に修復され、現在は屏風の姿に戻っている。

 描かれているのは、江戸時代初期、おおよそ寛永6-11(1629-34)年頃の京都六条柳町の遊里の風景だ。

 もともと、京の遊里は秀吉の時代の天正17(1589)年、二条柳馬場(柳町)に設けられた。京の二条は御所からも近い市内の中心部。当時の遊里は単に性欲を処理するだけの場所ではなく、財力と教養を備えた一流の男たちのみが通える最高級のサロンであり、流行の発信地であったから、町の中心にあっても、まぁ不思議はない。

 ところが、質実剛健を旨とする家康はそれが気に入らなかったらしい。

 関ヶ原の戦いに勝って伏見に入城すると、遊里は六条、つまり、当時の京都の南端に移された。西本願寺の巨大な伽藍が堀川六条に建立されたのは、そこに何もなかったからである。

 もっとも、サロンとしての遊里へのアクセスが極端に悪くなれば京のエスタブリッシュメントたちの恨みを買う。そこで、六条とはいっても、メインストリートの室町通とぶつかるエリアの二町四方が六条柳町(五条と六条の間に道が三本あることから六条三筋町とも呼ばれた)として、新たな遊里となった。さらに、元和3(1617)年には京の各所に散在していた遊郭は、すべて、その周辺に集められた。

 さて、屏風絵でイヌを連れて六条界隈を歩いている美女の頭は唐輪髷だ。

 唐輪髷は、当時の先進国、明の女性の髷に倣ったもので、髪を頭上でまとめていくつか輪を作り、根元の毛を巻きつけて結い上げたスタイル。信長・秀吉の時代に遊女が好んだ髪型である。後に時代が下ると女性の髷は一般化するが、当時の一般女性は、右の切手の二人のように、ストレートに伸ばしたままというのが一般的だった。

 また、彼女が連れているイヌは、和犬や中国の狆ではなく、毛の短い洋犬である。当時の日本は南蛮貿易が続いていたから、景気の良い豪商がなじみの遊女にポンとプレゼントしてやったということなのかもしれない。

 どうでもいいことだが、かるたでは「犬も歩けば…」と“犬”の字を使うことが多いが、かつては大型のイヌを犬、小型のイヌを狗と書き分けていたから、彦根屏風の彼女が連れているのは狗である。羊頭狗肉で食用になるのは狗だから、狗を連れた美女というのは、食欲と性欲を同時に満たす遊里にぴったりのモチーフじゃなかろうか。

 ちなみに、彦根屏風が描かれた時代は、徐々に徳川幕府による風俗取締が厳しくなっていった時代で、数年後の寛永17年(1640)年には、京の遊里は大宮六条の西に移された。六条は京都の南端、大宮通は西端だから、さらにその西ということは、完全に洛外だ。ここが現在の“島原”のルーツとなる。

 唐輪髷の彼女が狗を連れて島原に移ったか、それとも、誰かに見受けされて花街を後にしたのか、その後の物語が少し気になる。
 (転載終わり)
 
 さて、スタマガネットの連載では、これから毎週1回、ランダムに(次回は“ろ”ではありません)、かるたの読み札風の題名をつけた切手のコラムを連載していく予定です。こちらのページで、タイトルをクリックしていただくと文章がお読みになれます。年末年始でかるたの季節でもありますし、評判が良かったら書籍化もありうるということですので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
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 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日(都合により、12月はお休みをいただきます)で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 <MALAYSIA 2014>受賞結果速報
2014-12-04 Thu 09:52
      マレーシア展・小型シート(グヌン・レダン)

 今月1日からマレーシア・クアラルンプールで開催中の国際切手展<MALAYSIA 2014>ですが、昨日(3日)までにすべての作品の審査が終了し、以下のように受賞結果が確定しました。先ほど関係者に確認したところ、公表可能ということでしたので速報としてお伝えいたします。以下、リストは出品者名は日本語表記、作品名は英文でリスト記載のとおりです。カッコ内は点数ですが、速報値ゆえ、誤りなどがありましたら、後日訂正いたしますので、ご容赦ください。

 ユースおよびテーマティク作品のFIP世界展への出品
・木戸裕介 North Korea 1946-53 LV(86)
・江村清 The History of Artist's Portraits – The Transition of Western Art over 600 years LV(85)
・村山良二 Czeslaw Siania: The Story of His Great Work of Engraving Stamp LS(78)
・榎沢祐一 Trams – Its Development and Competitors G(90)
・大沢秀雄 The Blind LV(86)
 
 FIAPアジア展への出品
・須谷伸宏 Japan Definitives, Vocational Series LV(85)
・吉田敬 German States before German Empire LV(88)
・増山三郎 Censorship of Netherlands East Indies in Singapore and Penang from September 1939 to February 1942 V(81)
・池田健三郎 Prompt Delivery in Japan as Nationwide Services LV(87)
・岡本哲 Japanese Postal History of Official Compulsory Delivery for Lawsuit Documents LV(86)
・行徳国宏 Postal History of Postwar Express in Japan V(80)
・和田文明 The United States Registry Systems, 1880-1910 LV(85)
・長谷川純 The Documentary Revenue Issue of Japan 1873-1875 LV(85)
 (以下、文献)
・鳴美 『小判切手 =事故印=』 V(81)
・鳴美 『日本記号入切手カタログ』 V(82)
・正田幸弘 『文献散歩道』 S (70)
・玉木淳一 『日本軍事郵便史1894―1921』 LV(85)
・スタンペディア 『Stampedia Philatelic Journal』 LV(85)
・スタンペディア 『スタンプクラブ』 LS(76)
・日本郵趣協会 『ビジュアル日本切手カタログ』1-2 V(81)

 あらためて、受賞された皆様には、心よりお祝いを申し上げます。

 冒頭に掲げた画像は、今回の切手展を記念して会期初日に発行された小型シートの1種で、マレーシア古典文学の「レダン山の王女」をイメージしたデザインとなっています。日本からの特別賞としては、下の画像のような飾り扇を提供したので、扇が描かれた1枚ということで持ってきました。

      マレーシア展・特別賞

 さて、「レダン山の王女」は、マレーシア版のかぐや姫のような物語です。

 その昔、マレー半島南部、ジョホールのレダン山には光輝く美しい王女が住んでいました。その噂を聞きつけたマラッカのスルタン、マフムード・シャーは彼女に求婚しましたが、王との結婚を望まない彼女は王に6つの難題(7つというヴァージョンもあります)を出し、王がそれをかなえたら結婚すると応えます。

 その難題とは、

 1.7つの受け皿に載せた蝿の心臓
 2.7つの受け皿に載せた蚊の心臓
 3.樽いっぱいの乾燥ビンロウの果汁
 4.樽いっぱいの乙女の涙
 5.マラッカから山頂までを純金の橋でつなぐ
 6.お椀いっぱいのスルタンの息子の血

 スルタンはその権力を使って、5つ目までを達成。最後の難題、息子の血を用意するため、彼は自分のナイフで息子を殺そうとしましたが、その時、王の前に王女が現われ、 「自分の子供を殺すような人とは結婚できません」と言い、去っていきました。これにより、王は人間のできることには限界があると悟ったというのが、説話としてのオチだそうです。(記事をアップした際にはデジカメで撮影した写真を仮画像として使っていましたが、帰国後、画像は現物からスキャンしたものに差し替えました)

 
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 世界の国々:トーゴ
2014-12-03 Wed 07:21
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2014年12月3日号が、先週、刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はトーゴにフォーカスを当てました。その記事の中から、こんな切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      サラカワの奇跡

 これは、1989年に発行された“サラカワの奇跡”15周年の記念切手で、ニシャンベ・エヤデマ大統領の肖像と事故現場の様子が取り上げられています。

 1960年に独立したトーゴの初代大統領には、フランス自治政府時代の首相だったシルバヌス・オリンピオが就任しましたが、オリンピオは、1963年、陸軍のエヤデマ軍曹らによるクーデターで殺害されてしまいます。

 クーデター後、エヤデマは政治の表舞台には立たず、オリンピオの政敵ニコラ・グルニツキーを大統領として擁立。自らは、中佐の階級で、1965年、軍トップの参謀総長に就任しました。ところが、グルニツキー政権は弱体で、国内情勢は安定しなかったため、1967年1月、エヤデマは2度目のクーデターを起こし、グルニツキーを追放。同年4月、自ら大統領に就任します。

 大統領に就任したエヤデマは、憲法を停止し、議会を解散して独裁体制を確立。1969年には全政党を解体し、トーゴ人民党の一党体制を構築しました。

 ところで、大統領就任後の1974年1月24日、エヤデマが乗った専用機が彼の故郷ピヤ近くのサラカワ空港に着陸直前に墜落。乗員の大部分は死亡しましたが、大統領は奇跡的に生還しました。これが、今回の切手の題材となった“サラカワの奇跡”です。トーゴ政府は、この事件を通じて“不死身の大統領”を喧伝し、事故現場となった空港跡に記念館を建立するとともに、事故によって破損した機体の残骸を保存して公開しています。

 こうした演出の効果もあってか、1979年の民政移管に伴う大統領選挙では、エヤデマは99.97%の得票率で当選し、その後も政権を維持し続けました。

 その後、1991年6月、政権内部の権力闘争に加え、国民からも民主化要求が噴出。譲歩を迫られたエヤデマは、複数政党制を導入した国民会議の開催を認め、同年12月、国民統一暫定政府が樹立されます。しかし、暫定政府の政権運営は不安定だったため、エヤデマは次第に勢力を回復し、1993年8月の大統領選挙でも圧勝。さらに、1998年の大統領選挙でも当選しました。さすがに、1998年には選挙の不正が指摘され、EU諸国も経済協力を停止しましたが、彼は憲法の三選禁止規定を撤廃し、2005年2月に心臓発作で急死するまで、38年の長きにわたって政権を維持し続けました。

 ちなみに、トーゴの憲法では、大統領の死亡時には国会議長が職務を代行する規定がありましたが、エヤデマが亡くなった時、ウタラ国会議長は外遊中でした。このため、大統領の交代により利権を失うことを恐れた軍は、陸海空全ての国境を閉鎖して議長を帰国させず、“政治の空白を防ぐため”としてエヤデマの息子フォール・ニャシンベを大統領代行として擁立しています。

 こうした軍の専横は国際社会の非難を浴び、ニシャンベはいったん大統領職を辞任したものの、2005年4月の大統領選挙で当選し、大統領職の世襲に成功。現在まで、その地位を維持しています。

 さて、『世界の切手コレクション』12月3日号の「世界の国々」では、植民地時代から現在にいたるまでのトーゴ近現代史の概説のほか、2006年のサッカーW杯参加をめぐる騒動、国獣のカバや国名の由来となったトーゴ湖の切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の12月10日号では、「世界の国々」はチェコスロヴァキアを特集していますが、こちらについては、来週水曜日に、このブログでもご紹介する予定です。
 

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 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

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 <MALAYSIA 2014>開幕
2014-12-02 Tue 07:11
 マレーシアの首都、クアラルンプールの国際会議場(コンヴェンション・センター)で国際切手展<MALAYSIA 2014>が昨日(1日)からスタートしました。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      マレーシア・国際展会場

 これは、ことし(2014年)11月5日に発行された今回の切手展の小型シートで、会場となるクアラルンプール国際会議場が描かれています。

 クアラルンプールの国際会議場は、総面積40ヘクタールにも及ぶクアラルンプール中心部の再開発計画(KLCC)の一環として2003年にオープンしました。同計画の中心にあるのが、小型シートの背景にも描かれているペトロナス・ツイン・タワーです。

 今回の切手展は、マラッカ・ペナン(とシンガポール)での切手使用開始160年を記念して行われるもので、マレーシア郵趣協会の主催の下、ユース・テーマ・現代郵趣の各部門はFIP世界展、それ以外の伝統・郵便史等はFIAPアジア展の併催という変則的な開催で、会期は6日までです。

 初日のきのうは、午前10時からオープニング・セレモニーが行われ、日本でのテープカットに相当するイベントとして、関係者による“スタンプ押印”のイベントも行われました。(下の画像。マレーシア・ポストのCEOが手にしているハンコをペタンと下に押してスタートという段取りでした)

      MALAYSIA2014 開会式

 さて、作品の審査も昨日からスタートし、あす(3日)の午後にはすべての受賞結果が決まる予定になっています。その後の諸手続きなどを経て、結果を公表できるようになりましたら、できるだけ速やかにこのブログでもご報告したいと思っておりますので、今しばらくお待ちください。


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