内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界の国々:ブルキナファソ
2017-03-01 Wed 11:10
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2月22日号が発行されました。僕が担当したメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はブルキナファソの特集(2回目)です。その記事の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ブルキナファソ・掟

 これは、1999年にブルキナファソが発行した映画の切手のうち、アフリカ映画界を代表する巨匠、イドリッサ・ウエドラオゴの作品『掟』を取り上げた1枚です。作品の主人公サガ(ラスマネ・ウエドラオゴ)とノグマ(イナ・シセ)を中心に、左の円内に(若き日の)ウエドラオゴの肖像を描くデザインとなっています。

 イドリッサ・ウエドラオゴは、仏領オートヴォルタ時代の1954年1月21日、バンフォラ(ブルキナファソ西部の都市)生まれ。首都ワガドゥグーのアフリカ映画学院を卒業後、キエフとパリの高等映画学院で映画製作を学んだ。

 1987年、初の長編『祖国アフリカ』を発表し、タオルミナ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。1989年に発表した2作目の『ヤーバ』は第43回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品され、国際映画批評家連盟賞とエキュメニカル審査員賞を受賞しました。

 今回ご紹介の『掟』は、1990年に発表された3作目の作品で、第43回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、叙事詩的なスタイルで“アフリカ”を描き切った力作として、審査員特別グランプリを受賞しました。

 物語は、モシ人の青年、サガは2年の放浪の後、故郷に戻り、そのことを告げる角笛を吹き鳴らすところから始まります。サガには幼馴染で婚約者のノグマがいましたが、彼女は、サガが村を離れていた間、サガの父の第2夫人になっていました。ちなみに、ブルキナファソでは、1983-87年のサンカラ政権時代に一夫多妻がいったん法的に禁止されたものの、サンカラ暗殺後のコンパオレ政権下で事実上復活しています。

 さて、再開したサガとノグマは、ほどなく、不倫の関係になり、そのことが発覚したため、サガは村の掟により殺されそうになりしたが、弟クルガの計らいでノグマと2人で出奔し、遠くの村で新生活を始め、子宝にも恵まれました。しかし、そんな彼の元に、母の危篤の方が知らされます。どうしても母親の死に目に会いたかったサガは、戻れば殺されることを覚悟して村へ戻り、布にくるまれた母の亡骸を目にしたところで、弟クルガに射殺される…というのが、物語のあらすじです。

 さて、『世界の切手コレクション』2月22日号の「世界の国々」では、“アフリカのゲバラ”と呼ばれたトマス・サンカラとその時代について扱った長文コラムに加え、伝統家屋のカーズ、モシ人の民族服・ファソダンファニ、世界遺産のロロペニ遺跡、民芸品のブルキナ・バスケットの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、 「世界の国々」の僕の担当回ですが、今回のブルキナファソの次は、本日(1日)発売の3月8日号でのドミニカ国の特集(2回目)になります。こちらについては、発行日の8日以降、このブログでもご紹介する予定です。 


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