内藤陽介 Yosuke NAITO
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 無事帰国しました。
2017-04-07 Fri 02:12
      メルボルン展終了直後

 昨晩、無事メルボルンから帰国いたしました。アジア国際切手展<Melbourne 2017>の会期中ならびに会期終了後のガダルカナル取材では、多くの方に大変お世話になりました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。

 冒頭の写真(以下、記事中の写真はすべてクリックで拡大されます)は、展覧会の終了後、作品のピックアップを終えて宿に戻ってきたときに、拝領したばかりの賞状を手に、現地で購入したセーターを着て、友人に撮影してもらったものです。今回は審査員でもなければ、コミッショナーでもなく、純粋に一出品者としての切手展参加でしたので、メルボルン滞在中は、あえてオフィシャル・ホテルには泊まらず、キッチン付のサーヴィス・アパートメントを借り、マーケットで肉や魚介類、野菜などを調達して自炊したり、友人を招いて一緒に食事をしたりしていました。

 さて、今回の切手展では、僕の出品作品は以前と同じ金賞を頂戴しましたが、1日のパルマレスで拝領したメダルは、切手展のロゴをベースに、賞のランクに応じて金・銀・銅などの色分けされた1913年のカンガルー切手を貼り付けたデザインでした。(下の画像)

      メルボルン展・メダル

 賞のランクを示すカンガルー切手の部分をトリミングしてみたのが下の画像で、実際の切手を並べるとこんな感じになります。

      メルボルン展・メダル(部分)  オーストラリア・カンガルー(1913年・1ペニー)

 1901年1月1日、オーストラリア連邦が成立する以前、濠洲大陸では地域ごとに植民地の自治政府が存在し、それぞれ個別に切手を発行していました。具体的には、1850年にニュー・サウス・ウェールズで発行された“シドニー・ヴュー”を皮切りに、1850年にはヴィクトリアが、1853年にはタスマニアが、1854年にはウェスタン・オーストラリアが、1855年にはサウス・オーストラリアが、そして1860年にはクイーンズランドが、それぞれ最初の切手を発行しています。

 1901年1月1日に連邦が発足すると、各自治政府は連邦の州となり、「郵便・電信・電話その他これに類する事業」は連邦政府が行うとの憲法の規定に従い、同年3月1日には、連邦郵政省が設立されます。しかし、実際には、その後も各州独自の切手発行は続けられ、郵便料金も州ごとに異なったままでした。

 このため、まずは1911年5月1日、連邦政府は“大英帝国”の一部として英本国と同様の郵便料金体系を連邦全土に統一的に導入するとともに、連邦統一の切手を発行すべく、デザインを公募。その結果、1000点を超える応募作品の中から、オーストラリア地図を背景にカンガルーを描くデザインが採用され、1913年1月2日、オーストラリア連邦として最初の切手(半ペニーから2ポンドまでの15額面)が発行されました。今回、メダルの画像の脇には、メダルの色に近いということで、そのうちの1ペニー切手を並べてみました。 
 
 ちなみに、今回の切手展会場では、オーストラリア郵政のブースで、1913年のカンガルー切手をデザインしたチョコレートも販売されていました。

      オーストラリア・カンガルー切手チョコ

 このチョコレートは、ただ単に、パッケージにカンガルー切手が印刷されているだけでなく、下の画像のように、パッケージの裏面にはステーショナリーとしての額面がついていて、そのまま宛名を書けば、オーストラリア国内の宛先に郵送できる仕掛けになっています。

      オーストラリア・カンガルー切手チョコ(裏面)

 パッケージのデザインは、他にもいろいろありましたので、お遊びとして、オーストラリアの印面付チョコレートのコレクションをまとめてみるのも楽しいかもしれません。

 なお、今年は、この後、8月にインドネシア・バンドンで、10月にブラジル・ブラジリアで、それぞれ世界切手展が予定されています。このうち、8月の切手展に関しては、セカンド・コミッショナーとして、ファースト・コミッショナーの山崎好是さんをサポートすることになっており、関係の皆様にはいろいろとお世話になることがあるかと思われますが、よろしくお願いいたします。
 

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