内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 『朝鮮戦争』 重版出来!
2017-04-09 Sun 10:52
      朝鮮戦争・倉山工房

 おかげさまで、2014年8月に刊行の拙著『朝鮮戦争:ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点』(えにし書房)が、昨日(8日)付で重版となりました。これもひとえに、皆様のご支援の賜物です。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。なお、冒頭の画像は、今回の重版を受けて、インターネット放送・チャンネルくららでお世話になっているご縁で、倉山工房の方が作ってくださったコラージュです。

 拙著『朝鮮戦争』は、公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団の研究助成を受けた「郵便学的視点による韓国戦争史の再構成」による成果発表の一部として刊行したもので、1945年の“解放”以来の南北朝鮮および関連地域の切手や郵便物を駆使して、1945年から朝鮮戦争の休戦が成立する1953年までの朝鮮半島現代史を再構成しようとしたものです。具体的には、

 ・北朝鮮によるプロパガンダの嘘は切手や郵便物を見れば見破れる
 ・解放後の朝鮮半島ではしばらくの間日本時代の切手葉書消印がそのまま使われ、“解放記念”の切手も日本で作られた。
 ・朝鮮戦争の“国連軍”に参加した米軍以外の各国の軍隊組織の具体的な活動を切手や郵便物を交えて紹介
 ・竹島問題の発生と切手・郵便の関係
 ・戦争の混乱を逃れて朝鮮半島から日本に大量の難民が流入する一方、志願兵として戦争に参加し、捕虜となった在日コリアンの物語

といった話題も含まれています。

 今回の重版は、初版の刊行以来、少しずつ売れてきた拙著の出版元在庫がなくなったことに伴うものですが、韓国の朴槿恵前大統領の失職と逮捕、北朝鮮による相次ぐミサイル発射(実験)金正男の殺害事件など、朝鮮半島情勢が急速に緊迫の度合いを強めているタイミングと重なったことは、ある意味で、天のお導きがあったということなのかもしれません。朝鮮半島の現状と今後を考えるうえで、この地域の現代史の原点に立ち返って、韓国や北朝鮮がどういう国なのかを知っておくことは意義のあることではないかと思われますが、拙著をその一助としてご活用いただければ幸いです。

 なお、今回の重版にあたり、鈴木康嗣さんのご協力を得て、可能な限り、初版にあった変換ミスや誤記などを修正し、いままで以上に、末永く皆様にお付き合いいただける本に仕上がりました。今後とも、よろしくお付き合いいただけると幸いです。

 ★★★ 内藤陽介 『朝鮮戦争』(えにし書房) 重版出来! ★★★ 

      朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

スポンサーサイト
別窓 | 内藤陽介の本 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/