内藤陽介 Yosuke NAITO
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 バンドンに到着しました!
2017-08-02 Wed 04:33
 おかげさまで、昨晩、ジャカルタ経由でバンドンに到着しました。というわけで、まずは無事の到着を祝して、この1点です。(画像はクリックで拡大されます)

      オランダ・バタヴィア=スラバヤ夜間急行

 これは、1936年10月23日、アムステルダムからバンドン宛に差し出された郵便物で、空路でバタヴィア(現ジャカルタ)到着後、バタヴィア=スラバヤ間の夜間高速鉄道の第1便で陸路バンドンまで運ばれたのがミソです。僕も、空路でジャカルタ入りした後、バンドンまでは陸路での移動でしたので、それにちなんで持ってきてみました。カバーの左下に夜間急行鉄道の初便で運ばれたことを示すカシェが押されているのがミソです。

 バタヴィア=スラバヤ間の高速鉄道の定期運行は1929年5月1日に始まりました。当時の両都市間の所要時間は11時間27分です。夜間急行( Nacht-Expres )の運行が始まったのは、今回ご紹介のカバーのカシェにあるように、1936年11月1日のことで、21時にバタヴィアを出発し、翌朝5時にスラバヤに到着するというスケジュールでした。単純に所要時間だけを考えると、日中の列車の11時間27分の方が短いのですが、冷房も完備されていない時代のことゆえ、日中の日差しと湿気の中の移動というのはかなりの難行でしたから、観光客の間では、涼しい中で移動できる夜間特急の方が人気があったようです。

 さて、今回の切手展の作品搬入ですが、飛行機の預け荷物は重量制限があり、スーツケースの容量ギリギリまで作品を入れることは不可能なので、コミッショナー預かりの作品は、衣類などと一緒に分散して預けています。また、同行された出品者の方は、それぞれ、御自身のスーツケースに作品を入れて来られます。通関手続きの際には、それらをまとめて、作品専用のスーツケースに収めることが要求されますので、まずは、ジャカルタ到着後、まずは、空港で日本からの出品作品を作品専用のスーツにまとめる作業を行いました。そのうえで、作品のみが入っているスーツケースを、担当者が下の画像のように封印します。今回の日本からの出品は文献を除いて21点。スーツケース3つ分になりました。

      ジャカルタ空港・スーツケース封印

 封印されたスーツケースは、現在、下の画像のように保税倉庫となっているホテルの一室に運び込まれています。日本からの作品が入っているのは左端からのスーツケース3個です。

       バンドン展作品・保税倉庫

 僕たちのホテル到着は1日22:00頃で、その日のうちに通関手続きを行うのは無理だったので、きょう(2日)は、まず、09:00に保税倉庫に行ってスーツケースを開けて通関手続きを行い、それが終わったら展示作業に取り掛かるという段取りです。何分にも、相手のあることなので、どのくらい時間がかかるかは読めないのですが、明日からの会期を前に、夕方からは作品の審査も始まるということなので、なんとかそれまでに、作業を完了させたいものです。


 ★★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史”  ★★★ 

 7月27日(木)に放送の「切手でひも解く世界の歴史」の第6回は無事に終了しました。お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。次回の放送は、高校野球があるため、少し間が開いて8月24日(木)16:05~の予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。 

 なお、27日放送分につきましては、8月3日(木)19:00まで、こちらの“聴き逃し”サービスでお聴きいただけますので、ぜひご利用ください。

 ★★★ 内藤陽介 『朝鮮戦争』(えにし書房) 重版出来! ★★★ 

      朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

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