内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 きょう、米朝首脳会談
2018-06-12 Tue 03:47
 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談が、きょう(12日)、シンガポールのセントーサ島で行われます。というわけで、きょうは開催地のセントーサ島にちなんで、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      シンガポール・セントーサ島(1990)

 これは、1990年にシンガポールが発行した観光宣伝の切手のうち、セントーサ島を取り上げた1枚です。

 セントーサ島はシンガポール島の南にある島で、シンガポール本島とは、道路やモノレール、切手に描かれたケーブルカーでつながっているものの、島への出入り口は1ヵ所しかありません。このため警備が容易で、高級リゾート地としての環境と併せて、今回の首脳会談の会場に選ばれたものと考えられます。

 もともとは、この島は、マレー語で“背後に死のある島”を意味する“プラウ・ブラカン・マティ”と呼ばれていました。その由来については、①連続殺人が起きた、②海賊や密輸グループの拠点だった、③19世紀に疫病が広がり、全ての島民が犠牲となった、④島の大地は不妊をもたらした、等の諸説がありますが、定かではありません。また、古くは墓地としても利用されており、第二次世界大戦中の1942年、日本軍によって占領されると、英国とオーストラリア兵の捕虜収容所として利用されました。

 ちなみに、今回の首脳会談の会場となるカペラ・ホテルの場所には、もともと、英王立砲兵連隊の将校らの宿泊所として使われたバンガロー2棟のほか連隊の食堂があり、日英開戦後、英軍は日本軍の進攻に備えて食堂に面した場所に銀塊を埋めて隠しました。戦後、その一部はマレーシアが回収しましたが、現在なお、ホテルの芝生の下には銀塊が残されている可能性があるそうです。

 シンガポール共和国発足後の1972年、観光開発の一環として埋め立てによって島を拡大。これに伴い、島名も“平和と静謐の島”を意味する“セントーサ”に改称され、現在に至っています。


★★★ 近刊予告! ★★★

 えにし書房より、拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』が7月刊行予定です!
 詳細につきましては、今後、このブログでも随時ご案内して参りますので、よろしくお願いします。

      ゲバラ本・仮書影

(画像は書影のイメージです。刊行時には若干の変更の可能性があります) 

 なお、当初、『チェ・ゲバラとキューバ革命』は、2018年5月末の刊行を予定しておりましたが、諸般の事情により、刊行予定が7月に変更になりました。あしからずご了承ください。


★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★

      パレスチナ現代史・表紙 本体2500円+税

 【出版元より】
 中東100 年の混迷を読み解く! 
 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 

スポンサーサイト
別窓 | シンガポール | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/