内藤陽介 Yosuke NAITO
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 イブ・サンローランの切手
2008-06-02 Mon 21:21
 きのう(1日)、20世紀を代表するフランスのデザイナー、イブ・サンローラン氏が71歳で亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。で、切手の世界でサンローランといえば、やはり…ということで、今日はこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 サンローラン(蛇)

 これは、2000年1月8日、バレンタイン用に発行されたハート形の切手の1枚で、サンローランがデザインを担当したことで当時話題となりました。切手は、2匹の絡み合う蛇でハートを表現したもので“蛇”というタイトルが付けられており、左側にはサンローランのサインも入っています。

 フランスでは前年の1999年からハート形のバレンタイン切手を発行していますが、2000年以降、有名デザイナーを原画作者として起用しています。サンローランはそのトップに登場したということになります。ちなみに、このとき発行された残りの1枚は、“顔”と題されたこんな感じのものです。

 サンローラン(顔)

 イブ・サンローランは、1936年8月1日、当時は仏領だったアルジェリアのオランで生まれました。家族はイブが子供の頃にパリに引っ越し、イブは1953年、17歳の時にファッション・デザイン学校に入学。デザイン・コンクールでカクテルドレスを発表し、最優秀賞を受賞しました。これがきっかけとなり、サンローランはファッション界の大御所、クリスチャン・ディオールの知遇を得ることになります。ディオールは若きサンローランの才能を激賞し、1957年には「私は彼(=サンローラン)に認められたい」と、までいわせています。

 1957年、ディオールが亡くなると、サンローランはディオール・ブランドの主任デザイナーに就任。1958年に発表したコレクションでTrapze Line(ブランコ線) と呼ばれるデザインを発表して絶賛を浴び、フランスを代表するファッションデザイナーとしての地位を確立しました。

 その後、1960年にはアルジェリア独立戦争のため徴兵されましたが、わずか20日後、激しいストレスに襲われ、精神病院に入院して事実上除隊。以後、神経衰弱に悩まされることになります。

 しかし、1962年、ピエール・ベルジェの出資により、彼自身のレーベル、イブ・サンローラン(YSL)を設立。さらに、1966年に自身の既製服ブティックとして、イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュをパリに開店し、カトリーヌ・ドヌーブをはじめ、ヨーロッパのセレブたちの絶大な人気を得たのは周知のとおりです。
 
 今回ご紹介の切手が発行されたのは2000年のことでしたが、翌2001年、サンローランはシラク大統領からレジオンドヌール勲章も授与されています。そして、翌2002年、デザイナーとしては引退し、モロッコのマラケシュに構えた邸宅で過ごすようになっていたとのことですが、今回亡くなったのはパリの自宅だったそうです。

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