内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界のダム:葛州覇ダム
2008-08-19 Tue 12:34
 ご報告が遅くなりましたが、(財)建設業振興基金の機関誌『建設業しんこう』の8月号が出来上がりました。僕が担当している連載「切手の中の世界のダム」では、北京五輪の開催にあわせて、今回はこの1枚を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

 葛州覇ダム

 これは、1984年に中国で発行された葛州覇ダムの切手で、建設中のダムの水門を船が通過する様子が描かれています。

 現時点で中国・長江最大のダムである葛洲覇ダムは、宜昌市の西、南津関の下流3キロの地点にあり、38キロ上流では、2009年に完成すれば中国最大のダムとなる三峡ダムの建設が進められています。

 建設が開始されたのは、毛沢東時代の1970年。ダム建設の目的は、①ダム建設で水位を上昇させ宜昌市上流200km区間の航路を確保すること、②華東・華中・上海への電力供給、③三峡ダム建設にむけての技術的ノウハウの蓄積、の3点にまとめられます。

 なかでも、孫文以来の悲願とされる三峡ダムの建設に向けてのリハーサルとして、葛州覇ダムの建設は重要な意味を持っているようで、仮締め切り方式や平面配置閘門の施工、堆砂処理技術などは、現在建設中の三峡ダムの建設にも応用されています。

 1988年に完成した重力式のコンクリートダムは、船舶用水門3、27の洪水排出水門27、土砂排出水門3を備えており、発電所は、21台の発電機、総発電量2710MW、3000人の従業員で運用・保守されています。

 また、遊覧船での水門通過ツアーが行われており、毎年、多くの観光客が訪れています。もっとも、今年に限っては、オリンピック開催中の厳戒態勢のため、外国人が気軽に中国各地に足を運べるような状況ではないようですから、この切手に見られるような光景を見に行く外国人は決して多くはないのかもしれません。

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