内藤陽介 Yosuke NAITO
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 『郵趣』今月の表紙:パリUPU大会議
2008-08-31 Sun 11:22
 ご報告が遅くなりましたが、(財)日本郵趣協会の機関誌『郵趣』の2008年9月号ができあがりました。『郵趣』では、毎月、表紙に“名品”と評判の高い切手を取り上げていて、原則として僕が簡単な解説文をつけていますが、今月は、こんなモノを取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

 パリUPU大会議

 これは、1947年5月7日にフランスが発行した「第12回パリUPU会議」の航空切手で、パリのシテ島を西側から見た景観が取り上げられています。

 花の都・パリの名は、セーヌ川の中州のシテ島に住み着いたケルト系のパリシー人に由来するといわれており、それゆえ、シテ島は“パリ発祥の地”と呼ばれています。

 切手の画面の一番手前、島の先端部にはアンリ4世にちなむヴェール・ギャラン公園がありますが、その緑のすぐ後ろに架かっているのがポン・ヌフです。直訳すると、“新しい橋”の意味ですが、実は、パリに現存する一番古い橋です。

 その右奥には、川に面してコンシェルジュリーが見えます。この建物は、もとはフィリップ4世の宮殿でしたが、後に牢獄として使われるようになり、フランス革命の際にはかのマリー・アントワネットも投獄され、ここから引き出されて断頭台へ向かったのだとか。

 さらにその右奥には、ノートル・ダム大聖堂の二つ並んだ屋根の塔も見えます。その左側、画面中央にそびえたつ尖塔は、ゴシック建築の最高傑作として名高いサント・シャペルのものです。
 
 切手は、マリアンヌやサビーヌ、リベルテなど普通切手でもおなじみのピエール・ガンドン48歳の時の作品。ガンドンが最初に手掛けた切手は1941年に仏領ダホメーで発行されたもので、同年、本国の紋章切手にも作品が採用されています。今回ご紹介の切手は、第2次大戦後の1945年、“ガンドンのマリアンヌ”で彼の名がフランスのみならず広く世界に知れ渡るようになってから間もなくの作品で、直線的な島の街並みと宙を舞うカモメの丸みを帯びた姿のコントラストが印象的な1枚に仕上がっています。

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