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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 クマ子の入院
2008-09-05 Fri 23:11
 今月に入ってから、富山県砺波市庄川町の集落で、民家の屋根裏などにある蜂の巣を目当てとみられる熊がたびたび侵入しているとのニュースをネットで読みました。というわけで、今日は現時点での僕の最新作『韓国現代史:切手でたどる60年』にちなんで、こんな熊の切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 韓国・交通安全

 これは、1990年7月25日に韓国で発行された“交通安全”のキャンペーン切手で、交通事故で怪我をして入院中の熊が描かれています。パジャマの色などからすると、この熊はどうやら雌のようですな。

 一昨日の記事でも少し書きましたが、朝鮮民族の始祖とされる檀君は、熊から人間になった熊女と天帝の息子・桓雄が交わって生まれたということになっています。

 そもそも、熊と虎が人間になることを願って、地上の神檀樹に降臨した桓雄のもとを訪ねた際、桓雄は彼らにヨモギ一握りとニンニク20個を与え、それを食べて100日間、太陽の光を見なければ人間になれると言い渡し、その約束を守った熊は21目に人間の女性(熊女)になったとされています。

 ところが、熊から人間になった熊女には結婚してくれる人間の男性はおらず(まぁ、そりゃそうでしょうねぇ)、彼女は神檀樹の下で人間の子どもを産むことを願っていたため、同情した桓雄が人間の姿に変じて彼女と交わり、子どもを産ませた、というのが檀君誕生の物語ということになっています。

 そう考えると、韓国人の感覚では、熊を擬人化する場合には、やはり男性よりも女性の方がイメージしやすいということで、こうした切手のデザインになったのかもしれません。

 なお、韓国では1973年以降、さまざまなテーマのキャンペーン切手を発行していますが、それらは、その時々の時代を反映した内容となっています。そのいくつかについては、拙著『韓国現代史:切手でたどる60年』でもご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひ、ご一読いただけると幸いです。

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