内藤陽介 Yosuke NAITO
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 日本×ウズベキスタン
2008-10-15 Wed 16:13
 きょうは、2010年南アフリカW杯アジアの最終予選第2戦として、埼玉スタジアムで日本対ウズベキスタンの試合があるそうです。というわけで、日本とウズベキスタンの両方に絡むものとして、こんなマテリアルをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 ウズベキスタン宛カバー

 これは、1975年7月19日に愛知県の名古屋栄局からウズベキスタンの首都タシュケント(中央アジアでは最大の都市です)宛に差し出されたカバーで、7月27日付のタシュケントの着印も押されています。貼られている切手は、沖縄海洋博の小型シートとそこから切り取ったと思われる切手270円分と、1975年の国際婦人年の記念切手20円1枚、それに丹頂鶴を描く通常100円切手1枚で、料金の内訳としては、第3地帯(ソ連)宛航空重量便190円+書留100円+別配達(速達のようなもの)100円の計390円という勘定になっています。

 沖縄海洋博に際しては、当時のソ連もパビリオンを出展していますので、ウズベキスタン関連の展示も何かあったかもしれません。ただし、ウズベキスタンじたいは内陸国ですので、“海洋博”とはちょっと結びつかないような気がします。

 沖縄海洋博の小型シートは、琉球古典舞踊の「綛掛(かせかけ)」を取り上げた20円切手と紅型を取り上げた30円切手、アクアポリスを取り上げた50円切手の3種を1枚ずつ組み合わせ、1枚100円で販売されました。このうち、書状基本料金の20円と外信書状基本料金の50円に比べて、外信印刷物料金の30円は著しく需要の少ない額面で、3種合計で100円にするために発行されたと見るのが妥当でしょう。

 シートの上部には、海洋博のシンボルマークが配されていますが、本来、このマークは、上下で二色に分かれており、上のスカイブルーは海に接して広がる空を表しているのですが、小型シートでは銀色一色での印刷となっています。

 なお、海洋博に関する切手や郵便、また、国際婦人年の記念切手に関する詳細は、拙著『沖縄・高松塚の時代』でもいろいろとご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひ、ご一読いただけると幸いです。
 
 イベントのご案内

 以下の通り、トークイベントを行います。よろしかったら、ぜひ、遊びに来てください。

 10月17日(金) 在日本大韓民国民団記者懇談会
  「韓国現代史:切手でたどる60年」(福村出版)をめぐって
  18:30~ 於・在日本大韓民国民団中央会館8階会議室
  (地図などはこちらをご覧ください)

 激動の韓国現代史は、切手や郵便物にもさまざまな痕跡を残しています。切手や郵便物を通じて国家と歴史、時代や社会を読み解く“郵便学者”内藤陽介が、今年7月に刊行した『韓国現代史:切手でたどる60年』を題材に、切手というモノから見える韓国現代史のリアルな諸断面についてお話しします。参加は無料で、どなたでもご参加いただけます。なお、会の終了後、懇親会(会費5000円)を実施予定。


 10月18日(土)  「大統領になりそこなった男たち」刊行記念トーク
  18:00~ 於・日本郵便文化振興機構(東京・用賀)
  資料代として500円(ワイン・ソフトドリンク・軽食含む)を申し受けます。あしからずご了承ください。
  詳しくは、主催者の告知ページをご覧ください。


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 アメリカ史に燦然と輝く偉大な「敗者たち」の物語    
 『大統領になりそこなった男たち』 中公新書ラクレ(本体定価760円+税)
 
 出馬しなかった「合衆国生みの親」、リンカーンに敗れた男、第二次世界大戦の英雄、兄と同じく銃弾に倒れた男……。ひとりのアメリカ大統領が誕生するまでには、落選者の累々たる屍が築かれる。そのなかから、切手に描かれて、アメリカ史の教科書に載るほどの功績をあげた8人を選び、彼らの生涯を追った「偉大な敗者たち」の物語。本書は、敗者の側からみることで、もう一つのアメリカの姿を明らかにした、異色の歴史ノンフィクション。好評発売中!

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