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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 初詣に行ってきました
2009-01-04 Sun 10:08
 正月三が日のうちになんとかと思って、昨日は初詣に行ってきました。昨年の暮れに拙著『年賀切手』を上梓したばかりですので、せっかくなら、同書で取り上げた神社がよかろうと思って、1965年用年賀切手の“麦わらへび”にゆかりの駒込富士神社にお参りしてきました。(下の画像は左から、駒込富士神社の写真と麦わらへびの切手です。以下、画像はクリックで拡大されます)

 駒込富士神社   麦わらへび  

 “麦わらへび”のはじまりは、江戸時代の宝永年間(1704-11)に江戸・駒込村の百姓喜八が3尺(約90センチ)ほどの蛇を編んで地元の富士神社に奉納したところ、その夏に流行したコレラの災禍を逃れたと噂され、厄除けとして広まったといわれています。

 当初は、“麦わらへび”と江戸時代の富士信仰は無関係でしたが、富士神社の祭礼が行われる旧暦6月1日は、“むけの節句”ないしは“衣脱の朔日”と呼ばれ、桑の木の下で蛇の脱皮が見られるとか、蛇の脱皮にあわせて人間も衣を脱ぐとかいった俗信があることから、それにちなんで富士神社がこの玩具を授与するようになったと考えられています。

 初期の“麦わらへび”は、切手に取り上げられている者とは異なり、大きな笹に麦わらで作った蛇を絡ませたもので、信徒が買い受けて担いで帰り、室内や井戸端に飾って厄除けとしていましたが、後に小型のものも作られるようになりました。また、江戸時代には各所に駒込の富士権現が分祀されましたが、その結果、各地の神社で授与される“麦わらへび”にもさまざまなバリエーションが生じています。

 このうち、第二次大戦以前に浅草の浅間富士神社で旧暦6月1日の祭礼の際に授与されていたものは、浅間富士神社が戦災で焼失した後は神社で授与されなくなりました。これに対して、戦後の1958年から、東京の民芸品作家が浅間富士神社で授与されていたものを模して制作・販売したものがあり、切手にはそれが取り上げられています。ちなみに、切手ではわかりにくいのですが、長さ7-8センチのめだけ2本、長さ約14センチの麦わら数本と赤色の経木を組み合わせ、杉の葉を配した構造になっています。中心に心棒のように立っているのは鐘の撞木をかたどっており、中央のピンク色の紙に巻きついている部分(下の画像)が蛇を現しています。

 麦わらへび・拡大図

 さて、駒込富士神社の拝殿は、急な石段を上って二の鳥居をくぐった先にあるのですが、賽銭箱の前にはガラスの入った格子戸があって(下の画像・左)、賽銭箱を投げ入れられるだけの穴が開けられていました(下の画像・中)。おそらく、以前に賽銭泥にやられたことがあって、防犯上、こういう形になったのでしょうが、ちょっとビックリです。が、ビックリしてばかりもいられないので、格子戸の穴から手を入れてお賽銭をチャリンとやり(下の画像・右)、拝んできました。

 富士神社の拝殿1   富士神社の賽銭箱1   富士神社の賽銭箱2

 帰宅後、テレビをつけたら、箱根駅伝は東洋大学が優勝したとのニュースが流れていました。お参りした駒込富士神社は東京メトロの本駒込駅から歩いて10分強のところにありますが、その本駒込駅は東洋大学の最寄駅のひとつですから、結果的に、ゲンの良い場所にお参りしたことになるんでしょう。なにか、ご利益があるといいな。

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