内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界のダム:ドンゼル=モンドラゴン・ダム
2009-01-16 Fri 12:43
 (財)建設業振興基金の機関誌『建設業しんこう』の1月号が出来上がりました。僕が担当している連載「切手の中の世界のダム」では、今回はこの1枚を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

 ドンゼル=モンドラゴン・ダム

 これは、1956年にフランスで発行されたドンゼル=モンドラゴン・ダムの切手です。

 フランス南部のドンゼル=モンドラゴン・ダムは、その名の通り、北のドンゼルと南のモンドラゴンを結びローヌ川(フランス4大河の一つで、スイスに源流を発し、レマン湖、リヨン、アルルなどを経て地中海へと抜ける)につながるドンゼル=モンドラゴン運河に作られたダムで、幅240メートル、高さ15メートルです。

 このダムは、第2次大戦後まもないヴァンサン・オリオール政権下の1947年夏、戦後復興の一翼を担うものとして、アメリカから3300万ドルの支援を受けて着工し、1952年10月24日に完成しました。当時のインドシナの再植民地化をもくろみ、インドシナ戦争を戦っていたフランスに対して、アメリカの世論は批判的でしたが、東西冷戦という国際状況の中で共産主義の拡大を阻止するため、アメリカはフランスの戦争を経済的に支援していました。すでに、1951年の時点で、アメリカの軍事援助は5億ドルに達しています。これだけでダム15個分ですから、やはり、戦争というのはお金がかかるもんなんですね。

 さて、ダムに設けられた発電所は水力発電所としてはこの地域最大のもので、フランス南東部の主要都市リヨンの年間諸費電力量をほぼまかなうだけの発電能力があるそうです。

 また、設計を担当したアルベール・カコー(1881-1976)はフランスを代表する建築家で、ドンゼル=モンドラゴン・ダムの他にもアルプス地方・サヴォワのラ=ジロット・ダムの建設も手掛けています。


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