内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 シンガポールのスタンプレス・カバー
2009-06-03 Wed 21:06
 現在のシンガポール国家のルーツともいうべき“シンガポール自治州”が1959年6月3日に発足してから、今日でちょうど50周年です。というわけで、今日はシンガポールがらみのマテリアルの中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 シンガポール・無料郵便

 これは、第2次大戦後の1945年10月、シンガポールでの暫定的なスタンプレスカバーです。

 1945年9月、日本の敗戦に伴い、イギリスはマレー半島に再上陸し、軍政が施行されました。その後、イギリスは1946年4月1日に戦前の英領マラヤと海峡植民地による“マラヤ連合”を発足させ、直轄支配下におきましたが、このとき、シンガポールは連合からは分離されています。同連合は、1948年には“マラヤ連邦”に移行しますが、このときもシンガポールは連邦とは分離されてイギリスの直轄支配下に置かれつづけました。その後、1957年にマラヤ連邦は英連邦の一員として独立を達成しますが、シンガポールは英領にとどまり、1959年になってようやく自治州となりました。

 その後、1963年には、マラヤ連邦はシンガポール、サラワク、英領北ボルネオ(サバと改称)と新たな連邦を結成し、マレーシアが誕生しますが、華人とマレー人との対立から、1965年8月9日、シンガポールはマレーシアから追放される形で分離独立し、現在にいたっています。

 今回ご紹介のカバーは、第2次大戦の終結直後、イギリスの支配下で郵便物の取り扱いが再開されたものの、必要な切手の配給が間に合わなかったため、切手の代わりに、料金を収めたことを示す印を押して対応した暫定的なケースで、オーストラリア宛のモノです。なお、ペナン島での似たような使用例については、以前の記事でもご紹介したことがありますので、よろしかったら、ご覧ください。
 

 イベントのご案内 

 下記の日程で、拙著『切手が伝える仏像:意匠と歴史』の即売・サイン会(行商ともいう)を行います。いずれも入場は無料で、当日、拙著をお買い求めいただいた方には会場ならではの特典をご用意しておりますので、よろしかったら、遊びに来てください。

 6月6日(土) スター☆オークション+バザール 於・全国町村会館 13:00~17:00

 6月7日(日) 切手市場 於・桐杏学園(東京・池袋) 10:15~16:00
 

 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★  
   
 異色の仏像ガイド決定版 
 全国書店・インターネット書店(アマゾンbk17&Yなど)・切手商・ミュージアムショップ(切手の博物館ていぱーく)などで好評発売中!

 切手が伝える仏像  『切手が伝える仏像:意匠と歴史』 彩流社(2000円+税)       

 300点以上の切手を使って仏像をオールカラー・ビジュアル解説
 仏像を観る愉しみを広げ、仏教の流れもよくわかる!
スポンサーサイト

別窓 | シンガポール | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< 天安門事件から20年 | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  開港150年>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/