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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 チョッパリですから
2009-08-04 Tue 07:49
 きのうは<PHILAKOREA2009>のパルマレス(授賞式)があって、僕も出席してきました。下の画像はその時の写真です。(隣に写っているのは、友人のキム・キフンさんのお母上です)

 和服とチマチョゴリ

 日本にいる時もさることながら、海外でのパーティーの際には、僕は日本人として和装で出席するよう心がけています。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 韓国・2007年用年賀   チョッパリ実物

 これは、韓国で発行された2007年(亥年)用の年賀切手で、ブタが描かれています。亥年の動物に関しては、日本ではイノシシですが、他のアジア諸国ではブタ(中国語の漢字では猪。西遊記の猪八戒は豚ですな)とされるのが一般的なのは御承知のとおりです。なお、切手展の会場では、この切手をはじめ、最近の韓国の年賀切手のデザインを担当しているパク・ユンキョンさんにお会いすることもできました。作品のイメージ通りの素敵な女性(下の画像)です。

 パク・ユンキョン

 さて、韓国語の表現で、日本人に対する蔑称として“チョッパリ”というものがあります。これは、“豚足”を意味する“チョッパル”に由来するもので、下駄の鼻緒や足袋のつま先が分かれている(切手の隣に僕の足元の画像を貼っておきます)のを、豚の蹄の先が二つに割れていることになぞらえた表現です。なお、過去に韓国で発行された亥年の年賀切手の中では、ブタの蹄の部分が一番はっきり見えるのは、今回ご紹介の切手ではないかと思います。

 さて、僕と同世代の韓国の友人たちは、チョッパリという言葉を知ってはいても、実際にその語源となった和装の足元は見たことがなかったようです。というよりも、そもそも、和装の日本人にナマで遭遇したのは、今回の僕が初めてというのが正確なところでしょう。まぁ、日本にいても和装姿の日本人は少数派ですから、当然といえば当然ですな。

 基本的に、海外での和装は評判が良いのですが、それは、反日感情が強いとされるソウルでも例外ではありませんでした。もちろん、日本大使館前で反日デモをやっているような場面に和装で乗り込めば話は別でしょうが、国際展のパーティーのような場所では、日本人が日本人らしい格好をするのは歓迎されこそすれ、否定される要因がないのは当然のことです。むしろ、韓国は反日感情が強いから、できるだけ“日本”のイメージを出さないほうが良いなどと卑屈な態度を取ることのほうが、よっぽど失礼ですし、相手に対して不信感を与えるのではないでしょうか。少なくとも、僕自身はまぎれもなく日本人であり、これからも日本人として生きていくしかないのですから、外国人に対しては堂々とそのことを主張すべきだと思っています。

 ちなみに、韓国では、漢字の“豚”を韓国語読みした“トン”が“お金”と同音異義語になるので、ブタは金運をもたらす幸運の象徴なのだとか。まぁ、日本の経済援助が韓国の経済成長を支えてきた歴史や、僕はともかく日本人観光客がソウルに莫大な外貨を落としていくことなどを考えれば、やっぱり“チョッパリ”は金運の象徴なんだといえないこともないかもしれませんな。

 * きのう、アクセスカウンターの数字が56万PVを超えました。いつも遊びに来ていただいてる方には、あらためてお礼申し上げます。

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