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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 リビア革命40年
2009-09-02 Wed 15:00
 1969年9月1日にカダフィ大佐が無血クーデターでリビアの権力を握ってから40周年になるのを記念して、きのう(1日)、首都トリポリで大々的な式典や軍事パレードなどが行われました。というわけで、きょうはこんなモノをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 リビア革命直後のカバー

 これは、リビア革命直後の1969年10月17日、トリポリからアメリカのニューヨーク宛てに差し出されたカバーです。貼られている切手は王制時代に発行されたもの(KINGDOM OF LIBYA としっかり表示されています)ですが、特に加刷などはされていません。その代わりに、“リビア・アラブ共和国 郵便”との表示の入った大型の円形印が切手の上にべっとりと押されています。

 1951年にイタリアの植民地支配から独立したリビアは、イドリース1世を国王とする連合王国としてスタートしました。国王は、親西側政策を採り、1955年から国際石油資本によって石油開発が進められ、産油国として莫大な石油収入が流入しましたが、一部の特権階級に富が集中し、多くの国民はその恩恵にあずかることはできず、国民の不満が高まっていました。

 こうした状況の下で、エジプト革命に感化された陸軍のカダフィ大尉ひきいる自由将校団が、1969年9月1日、クーデターを起こし、トルコに滞在中だった国王イドリース1世が退位。カダフィ大佐を事実上の元首とする革命政府が誕生しました。ちなみに、カダフィの陸軍での階級は大尉でしたが、尊敬するナセルが大佐を自称(実際は少佐)していたのを真似て、彼も“大佐”を自称したのが、現在の“カダフィ大佐”という呼称のもとになりました。

 さて、ことしの6月、大統領在職41年半という超長期政権だったガボンのボンゴ大統領がなくなったため、現在は、カダフィ大佐が共和体制下の最長政権を維持している人物ということになります。カダフィが革命を起こした時は27歳でしたから、まだまだ67歳。同い年の“将軍様”は病に倒れてふらふらですが、大佐の方はまだまだ在職記録を伸ばしそうですな。


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