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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 スマトラの復興を願って
2009-10-02 Fri 18:00
 インドネシア西部スマトラ島で、9月30日から強い地震が2件発生し、きのうまでに、少なくとも1100人が死亡、数百人が負傷したのだそうです。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。というわけで、今日はこんなモノをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 スマトラ新生

 これは、1943年3月13日、近衛師団が北部スマトラの中核都市、メダンを占領してから1周年に際して、タンジョンバラ(消印上の表記は“タンジョンバレー”。メダンの北方160キロの地点にある東海岸州の港町)で使用された記念印です。当時の占領当局は、日本軍によるスマトラ占領を、オランダ支配を駆逐したスマトラ島の“新生”であると主張していたため、こうした印が使用されたわけです。ちなみに、当時の“スマトラ新生”の記念日としては、1942年にスマトラでの日本軍政が開始された3月27日とする記念印も使用されています。

 消印には、椰子の木の生えたスマトラ島(いかにもステレオタイプな表現ですが…)に翻る日章旗に加え、“八紘一宇”のスローガンが入っています。

 八紘一宇とは、神武天皇の即位建都の詔の一節「八紘を掩ひて宇と成さんこと亦可からずや」に由来するもので、本来は一世を風靡したCMのフレーズ、“世界は一家、人類はみな兄弟”と似たような意味です。まぁ、八紘一宇のスローガンには戦争中のプロパガンダで使われていたイメージがぬぐいがたく染みついていることは事実ですが、ここはひとつ、言葉の本来の意味に立ち返って、スマトラの“兄弟”のために、わが国も一肌脱ぐべきでしょうな。

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