内藤陽介 Yosuke NAITO
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 刊行記念トークやります。
2009-10-30 Fri 09:14
 きょう(30日)から東京・池袋のサンシャイン文化会館全国切手展<JAPEX>がスタートします。僕は、きょうはパートタイム講師の授業があって会場に行けないのですが、明日(31日)の11:00から拙著『トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行:ルーマニアの古都を歩く』の刊行記念トークで、明日(31日)、会場に登場します。というわけで、きょうは予告編を兼ねてこんなモノをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 ハンガリー分割絵葉書   ハンガリー分割絵葉書・戦後

 これは、第一次大戦後にハンガリー女性国立協会が発行したプロパガンダ絵葉書です。左側の画像は、第一次大戦以前のハンガリーの領土を示したものですが、葉書の左側の歯車を回すと、右側の画像のように、第一次大戦後、ハンガリーが領土を失った後の状況が分かるようになっています。いわゆる郵政機関発行のオフィシャルなものではないのですが、この問題に関して、わかりやすさという点ではこれ以上のものはありませんので、もってきてみました。

 現在のルーマニア国家は、モルダヴィアならびにワラキアの両公国が連合してできたルーマニアが、第一次大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあったトランシルヴァニアを統合することによってできあがったというのが基本的な成り立ちです。今回ご紹介の絵葉書では、東側の大きなブロックがトランシルヴァニアにほぼ相当しており、ハンガリー側からみると、旧領土のうちの31.7%がルーマニアに割譲されたということになります。

 長年にわたって、ハプスブルクの支配下に置かれていたトランシルヴァニア地方には、その名残を示す建物なども多数存在しています。今回の拙著では、ルーマニア国内に残されたハプスブルク時代の“遺産”をいろいろとたずね歩いて、切手や絵葉書と実物を対比させてみました。

 今年の<JAPEX>は、“ハプスブルク帝国展”が企画の一つの柱になっているそうですので、僕のトークでも、ハプスブルク支配下にあったトランシルヴァニアのことを中心にお話ししようかと思っています。当日は、プロジェクターを使って、切手やカバーのみならず、現地で撮影してきた写真等も多数お見せしますので、ぜひ、遊びに来てください。
 
 
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この記事のコメント
#1551 すばらしい地図絵葉書
 昨日,早速本を読ませていただきましたが,地図切手も何枚か登場し,当方にとっても非常に参考になる本だとあらためて思った次第です。このハンガリーの絵葉書はテーマティク作品には使えないものの,地図ファンとしては,最高傑作の一つではないかという感想です。
2009-11-01 Sun 16:45 | URL | mapstampfan #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
 mapstampfan様

 おほめいただきありがとうございます。作品には使えない絵葉書にしてはちょっと高かったのですが、インパクトは絶大なので、買っておいてよかったと思います。

 今後ともよろしくお願いいたします。
2009-11-01 Sun 17:32 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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