内藤陽介 Yosuke NAITO
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 昭和終焉の時代
2009-12-06 Sun 11:06
 以前からこのブログでもご案内のとおり、12月15日付で<解説・戦後記念切手>シリーズの第7巻として、日本郵趣出版(出版元の特設HPはこちらです)から『昭和終焉の時代 1985-1988』が刊行となります。その現物が出来上がってきましたので、あらためてご挨拶申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます)

      昭和終焉の時代

 <解説・戦後記念切手>シリーズは、1946年以降に発行された記念・特殊切手(ただし公園・年賀切手を除く)について、切手発行の経緯やデザイン、当時の人々の評判などの情報を網羅的にまとめた“読む事典”です。2001年の刊行以来、昨年までに刊行した第1~6巻では、1946年12月の「郵便創始75年」から1985年3月の「国際科学技術博覧会(つくば博)」までを採録しましたが、今回の第7巻は、それを引き継ぎ、1985年4月の「放送大学開学」から1988年12月の「世界人権宣言40周年年」まで、昭和最後の4年間の全記念切手についてまとめました。

 “戦後”という言葉は、単純にいえば「戦争の終わった後」という意味です。わが国の場合、直近の戦争といえば、いわゆる“昭和の戦争”ですから、理論上、“戦後”の範囲は、昭和の戦争が終わったとされる1945年以降、現在までをカバーすることになります。とはいえ、実際には、1989年1月に昭和が終わり、平成の御代が始まったことで“戦後”という時代もとりあえず一区切りとして、それ以降は“平成”として別途まとめる方が良いような気がします。

 じっさい、日本の切手・郵便(制度)史という観点からしても、1989年は4月1日からの消費税導入に伴う料金改定や“ふるさと切手”の発行など、ひとつの時代の区切りとなっています。また、広く世界史的に見ても、1989年という年は、中国での天安門事件“ベルリンの壁”崩壊に続く東西冷戦の終結など、大きな転換点であったといってよいでしょう。

 したがって、<解説・戦後記念切手>シリーズも、とりあえず、昭和の末までをカバーすることで一つの区切りとし、総項目数552、総ページ数2256という、戦後記念切手の“読む事典”として完結することといたしました。いままで8年間にわたりご支援・ご協力いただきました皆様には、あらためてお礼申し上げます。

 今回の拙著では、NTT発足や国鉄の分割民営化、青函トンネルならびに瀬戸大橋の開通など、昭和末期の重大な出来事にまつわる記念切手はもちろんのこと、

 中曽根首相の鶴の一声で決まった“東京サミット”の切手のデザインとは?
 昭和天皇御在位60年の記念切手に隠された政治的な意図とは?
 切手の原画を描くことでうつ病を克服した人物とは?
 もともとは無料だったのに、現在8000円の市価がついているお宝切手とは?
 
 といったエピソードもご紹介しております。

 また、本書はシリーズ最終巻でもありますので、全7巻で掲載した、全ての記念切手の発行データを収録しております。コンサイス版の記念切手リストとしてもご活用いただけると幸いです。

 奥付上の刊行日は12月15日ですが、一部切手商の店頭などでは、早ければ今週中には実物をご覧いただけると思います。書店等でも実物をお見かけになりましたら、是非、お手にとってご覧いただけると幸いです。


 ★★★ 出版記念パーティーのご案内 ★★★

 『トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行』の刊行を記念して、ルーマニア民主革命20周年の記念日にあたる12月22日、下記のとおり出版記念パーティーを開催いたします。当日は、僕のトークのほか、日本におけるジプシー・バイオリンの第一人者、古館由佳子さん(当日は彼女のCDも販売します)による生演奏もお楽しみいただけますので、ぜひ、遊びに来てください。

      トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行      古館由佳子 古館由佳子さん

 ・日時 2009年12月22日 18:30~

 ・会場 レストラン・ルーマニア(本格的ルーマニア料理のレストランです。)
     *東京都中野区本町1-32-24(東京メトロおよび都営地下鉄中野坂上駅1分)
      tel: 03-5334-5341 地図などはこちらをご覧ください。
      料理は下の画像のようなイメージで、ブッフェ・スタイルです。
      ルーマニアのワイン(もちろん飲み放題)も出ます。

       ルーマニア料理

 ・会費 7000円(『トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行』1冊つき)
     *当日会場にてお支払いをお願いいたします。

 ・参加ご希望の方は、12月18日までにキュリオマガジン編集部まで、電子メール(info@fujimint.com)にてお申し込みください。たくさんの方々のお越しを心よりお待ちしております。
 
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