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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 わけのわからん若者の切手
2010-01-11 Mon 12:41
 きょう(11日)は成人の日です。というわけで、昨年末に刊行の拙著『昭和終焉の時代』のなかから“若者”ネタということで、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      国際青年年

 これは、1985年7月20日に発行された“国際青年年”の記念切手です。

 1979年の第34回国連総会で、“参加・発展・平和”のテーマの下、1985年を“国際青年年”(International Youth Year)とすることが決定されました。その背景には、地球上には絶えることのない争いと、飢え、貧困が存在し、人類の未来に大きな影を落としているという状況認識があり、そうした厳しい状況を見すえ、反省を促し、明日を築く青年を守り育て、ひいては世界平和の建設をめざすことが「国際青年年」にこめられた願いであるというのが、事業としての国際青年年の趣旨だそうです。

 国際青年年実施の決定を受けて、わが国でも1984年2月、内閣総理大臣(当時は中曽根康弘)を議長とする国際青年年事業推進会議が設立され、1985年1月15日の“成人の日”に国際青年年の開幕が宣言されました。その後、4月から各種のイベントが行われましたが、7月19日から27日にかけて“国際青年年の村”が東京で開催され、期間中の21日には東京・北の丸公園の日本武道館で中央記念式典として「21世紀へ 躍動の祭典」が実施されています。なお、切手の発行は20日ですが、これは、式典当日の21日が日曜日だったためです。

 さて、切手は青年男女のシルエットにシンボルマークを配したものということですが、どうもよくわからんデザインですな。まぁ、“国際青年年”の趣旨そのものが、いまいち抽象的でよくわからないので、原画を担当した武荒勧嗣も相当苦労したのだろうとは思いますが…。

 僕を含めて、40歳を超えたオジサン連中はえてして、20代の人たちのことを“わけのわからん若者”とひとくくりにして文句を言ってしまいがちですが、今回ご紹介の1枚は、“わけのわからん若者”の切手というより、「若者を題材としたものの、わけのわからん切手」という意味で、“わけのわからん若者の切手”といえそうですな。


 ★★★ イベントのご案内 ★★★

 1月15~17日(金~日) 第1回“テーマティク出品者の会”切手展
 於・切手の博物館3階(東京・目白)
 僕も、「マシュリク近現代史」と題して、スエズ以東のアラブ世界の近現代史をたどるコレクションを出品する予定です。詳細はこちらをご覧ください。


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 2001年のシリーズ第1巻『濫造濫発の時代』から9年。<解説・戦後記念切手>の最終巻となる第7巻は、1985年の「放送大学開学」から1988年の「世界人権宣言40周年年」まで、NTT発足や国鉄の分割民営化、青函トンネルならびに瀬戸大橋の開通など、昭和末期の重大な出来事にまつわる記念切手を含め、昭和最後の4年間の全記念・特殊切手を詳細に解説。さらに、巻末には、シリーズ全7巻で掲載の全記念特殊切手の発行データも採録。

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