内藤陽介 Yosuke NAITO
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 春節快楽
2010-02-14 Sun 17:55
 きょう(2月14日)は春節です。というわけで、トラ年の正式なスタートにあたり、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      マレーのトラ

 これは、1931年3月10日に英領マレー連邦で発行された1ドル切手です。

 マレー半島を植民地化したイギリスは、重要な港であったペナン、マラッカ、シンガポールを直轄の海峡植民地とし、残る地域では在地の首長であるスルタンを通じた間接統治を行っていました。このうち、ネグリ・スンビラン、パハン、ペラ、スランゴールの各州は、1896年7月1日、英領マレー連邦を構成することになりました。

 連邦の結成当初、各州では従来からの切手がそのまま使われていましたが、1900年、ネグリ・スンビランならびにペラの切手に“FEDERATED MALAY STATES”と加刷した連邦共通の切手が発行されたのに続き、今回ご紹介のようなデザインのトラの切手が発行されました。

 その後、“マレーのトラ”切手は30年以上にもわたって使われましたが、発行時期によって透かしが異なっているため、大きく3つのシリーズに分類されています。また、1900年のシリーズでは、1ドル以上の高額切手は3頭の像を描くデザインでしたが、1930年代に入ると、最高額の25ドルを除き、1ドル・2ドル・5ドル切手もトラのデザインとなりました。地元の人たちの感覚としては、20世紀初頭の1ドルは1930年代の25ドルくらいに相当するということだったのかもしれませんな。


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