内藤陽介 Yosuke NAITO
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 taxa
2010-03-15 Mon 13:57
 所得税の確定申告は今日まででしたが、皆さんは無事に済まされましたか?手回し良く2月中に済ましたという方も多いのでしょうが、僕は今年もまた〆切ギリギリの提出で、ようやくホッと一息ついたというところです。というわけで、今日は“tax”ネタです。(画像はクリックで拡大されます)

      ルーマニア・未納便

 これは、1911年、フランスのエクサン・プロヴァンスからブカレスト宛に差し出されたものの、切手が貼られていなかったため、到着地のブカレストでルーマニアの不足料切手を貼って料金を徴収した葉書です。

 葉書の右側に押されているTの印は、万国郵便連合の公用語・フランス語で郵便料金(=郵税)を意味する“taxe”の略で、郵便物の上にTの表示がある場合には、不足料を徴収すべきであることを意味しています。ちなみに、今回ご紹介しているルーマニアの不足料切手には“TAXA”の表示がありますが、これが、フランス語の“taxe”に対応するルーマニア語の単語ということになります。

 近代郵便が料金の前納制を原則としている以上、料金の未納・不足というのは一定の割合で必ず発生します。そうした場合、郵便サービスを提供する側としては、不足分+ペナルティを受取人から徴収しようとするわけですが、そうしたペナルティ込みの料金を徴収するための切手、すなわち不足料切手を発行している国というのは少なからずあります。(日本では発行されたことがありません)

 今年の申告では、昨年刊行の『トランシルヴァニア/モルダヴィア歴史紀行』からの収入も課税対象になっていますので、今回はルーマニアの不足料切手を持ってきてみました。来年の確定申告の日にも、今年の仕事に絡めた“tax"ネタの切手を持ってきて、シリーズ化するのも悪くないかもしれませんね。
 

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