内藤陽介 Yosuke NAITO
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 亀戸天神社・藤まつり
2010-05-03 Mon 18:30
 私事ですが、きょうは亀戸天神社の藤まつりに行ってきました。(以下、画像はクリックで拡大されます)

      藤まつり(本殿)      藤まつり(スカイツリー)
 
 上の画像の左側は、藤棚の向こう側に見える本殿です。右側の画像のように、境内からは建設中の東京スカイツリーも見えます。連休中ということに加え、スカイツリー人気もあって、境内は相当な人出でした。

 亀戸天神の藤は、約350年前の神社創建当時から植えられていたそうで、江戸を代表する藤として“亀戸の五尺藤”、“亀戸の藤浪”と称され、歌川広重の「名所江戸百景 亀戸天満宮境内」にも取り上げられています。また、1982年には、都内随一の藤の名所として、新東京百景にも選ばれました。

 さて、フジの花といえば、収集家にとっては、やはり、この2枚でしょうか。

      旧フジ     新フジ

 画像はいずれも、フジの花を描く20円の通常切手ですが、左は1967年5月1日の発行のいわゆる“旧フジ”、右は1969年4月1日の発行の“新フジ”です。

 郵便物処理の機械化・自動化の一環として、1967年7月以降、日常的に使用される通常切手に関しては、印面の周囲に特定の色の枠を印刷し、その色によって郵便物の種別を機械で読み取る色検知システムが導入されました。これにあわせて、通常切手のデザインも色検知システムに対応するものに改められることになりました。フジの花を描く20円切手に関しては、1967年5月発行のモノが印面の上端・左端まで枝が伸びていたので、枝を少し縮めるかたちで、周囲に紫色の枠を作った切手が1969年4月に発行されたというわけです。

 ちなみに、日本の色検知システムを導入した韓国でも、今回ご紹介の旧フジ→新フジの場合と同様、色検知枠を作るために図案の一部を修正した通常切手があります。機会があれば、いずれ、そうした切手もご紹介したいところですが、“漢江の奇跡”と呼ばれた韓国の経済成長は、日本の経済的・技術的支援が支えていたことを物語るエピソードとして記憶しておいてもよいのではないかと思います。このあたりの事情については、拙著『韓国現代史:切手でたどる60年』でもご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひ、ご覧いただけると幸いです。


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