内藤陽介 Yosuke NAITO
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 カメルーンに勝利
2010-06-15 Tue 01:45
 きょう(15日)の日付変更線をまたいで行われたサッカーW杯の日本対カメルーン戦で、日本代表が1-0で勝利を収めました。というわけで、きょうはカメルーンがらみの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      カメルーン加刷
 
 これは、1897年にドイツ支配下のカメルーンで発行された加刷切手です。

 カメルーンは中部アフリカのギニア湾に面した国で、その名は、1470年にこの地を訪れたポルトガル人がエビの多いことから“カマラウン”と名付けたことに由来しています。

 列強諸国によるアフリカ分割が進められていく過程で、1868年、ハンブルクのカール・ヴェールマン商会がカメルーンに拠点を構えます。その後、ドイツは、カメルーン南西部を拠点とするドゥアラ人と保護条約を結び、ギニア湾東部を勢力圏内に置くことに成功。さらに、1884年7月、カメルーン全土を支配下に置きました。

 これを受けて、1887年2月1日、ドゥアラに最初のドイツ局(当時の局名は“カメルーン”でした)が設けられます。当初、カメルーンのドイツ局では、本国の切手が無加刷のまま使われていましたが、1897年以降、“Kamerun”表示の加刷切手が使用されるようになり、1900年からは皇帝の御用戦艦を描く、植民地共通図案の“カイザーヨット”切手が使用されました。

 第一次大戦で、カメルーンは英仏軍によって占領され、戦後、領域の約8割が仏領に、ナイジェリアとの国境沿いの残り2割が英領に分割されます。第二次大戦後の1960年、仏領カメルーンは独立を達成しますが、英領地域では旧仏領地域との統合を巡って対立がおこり、最終的に、1961年、英領カメルーンの南部が旧仏領カメルーンとともにカメルーン連邦共和国を結成。旧英領カメルーンの北部はナイジェリアへ統合されることで決着しました。これが、現在のカメルーン国家の直接のルーツとなります。

 まぁ、カメルーンというのは切手収集の世界では比較的知られた名前ですが、こういう機会でもないと、なかなか一般のメディアでは取り上げられることのない国だと思いますので、簡単にご紹介してみました。


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