内藤陽介 Yosuke NAITO
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 中央アフリカ独立50年
2010-08-13 Fri 17:52
 1960年8月13日に中央アフリカ共和国が独立してから、きょうでちょうど50年です。というわけで、きょうはこの切手をもってきました。(画像はクリックで拡大されます)

         ウバンギシャリ加刷

 これは、1922年に発行されたウバンギシャリ加刷の切手です。

 現在の中央アフリカ共和国に相当する地域は、かつては、ウバンギシャリとして、チャドガボン、中央コンゴとともに、仏領赤道アフリカを構成していました。当初、ウバンギシャリとチャドはウバンギシャリ=チャドとして、一括してフランスの軍政下におかれていましたが、1915年に民政に移行し、1920年、チャドが分割されて、ウバンギシャリは単独の植民地となっています。

 ウバンギシャリの中心都市で、現在の中央アフリカ共和国の首都になっているばんぎにフランスの軍事郵便局が開設されたのは1893年のことで、その後、フランスはウバンギ川流域に沿って郵便網を拡大していきます。民間人用の郵便局が開設されたのは1907年のことで、当初は仏領中央コンゴの切手が無加刷で使用されていました。

 1915年には、中央コンゴの切手に“OUBANGUI-CHARI-TCHAD”(ウバンギシャリ=チャド)と加刷された切手が発行されましたが、1920年にウバンギシャリとチャドが分割されたことに伴い、1922年、今回ご紹介しているような“OUBANGUI-CHARI”(ウバンギシャリ)加刷の切手が発行されました。なお、1922年には、このウバンギシャリ加刷切手に、さらに“AFRIQUE EQUATORIALE FRANCAISE”(仏領赤道アフリカ)”と加刷された切手が発行されています。

 なお、中央アフリカ最大の有名人といえば、なんといっても、かつての“皇帝”ボカサですが、彼については、以前、このブログでもご紹介したことがあります。その記事はこちらですので、よろしかったら、こちらをご覧ください。


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