内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 エジプト各地で暴動拡大
2011-01-27 Thu 14:32
 チュニジアでの政変の影響で、エジプトでも30年ちかく長期独裁体制を敷いているホスニ・ムバーラク大統領の退陣を求める反政府暴動がエジプト各地に拡大しています。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

        エジプト・警察の日(2007)

 これは、2007年にエジプトで発行された「警察の日」の記念切手で、ムバーラクの肖像とエジプト国旗、警察のマークなどが描かれています。

 エジプトでは、毎年1月25日が「警察の日」として国の祝日になっています。これは、もともとは、1952年に駐留イギリス軍に対して立ち上がったイスマイリアの警官たちを称える日でしたが、1981年10月のサダト暗殺以来の超長期独裁政権の下で、治安警察の強権体質に反発するエジプト人の間では、ひそかに、ムバーラク政権のさまざまな欠点を象徴する日とされています。

 特に、ことしの場合は、先日のチュニジア政変に感化された人々がフェースブックを使って、昨年6月、アレクサンドリアの若者ハーリド・サイードが警官による押収麻薬の横流しをインターネットで告発しようとしたところ、警官の激しい暴行を受けて殺害された事件をふまえ、1月25日を「警察の日」ならぬ「怒りの日」にしようと呼びかけたこともあって、各地で抗議行動や暴動が拡大しました。

 首都カイロでは、26日も午後からムバラク大統領の退陣を求める抗議行動が数カ所で行われましたが、政府は一切のデモを禁止し、違反者は逮捕するなど強硬方針で臨んでおり、これまでに4人が死亡、300人以上が負傷し、860人が拘束されたと報じられています。

 現在、エジプトの人口は約8000万人で、現時点で抗議行動の参加者はまだ10万人に達していない模様です。したがって、ただちに政権が転覆されるということにはならないのでしょうが、アラブの大国エジプトの動揺は、チュニジアの政変とは比べ物にならないほど大きな影響を国際社会に与えることは必至です。しばらくは、エジプト情勢から目の離せない日が続きそうです。


  ★★★ イベントのご案内 ★★★

 1月28~30日(金~日) 第2回“テーマティク出品者の会”切手展
 於・切手の博物館3階(東京・目白)
 僕も、今年夏の国際切手展に出品予定のコレクション「昭和の戦争と日本」のパイロット版を出品する予定です。詳細はこちらをご覧ください。


  ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★

        マカオ紀行・表紙カバー

   マカオ紀行:世界遺産と歴史を歩く
       彩流社(本体2850円+税) 

   マカオはこんなに面白い!
   30の世界遺産がひしめき合う街マカオ。
   カジノ抜きでも楽しめる、マカオ歴史散歩の決定版!
   歴史歩きの達人“郵便学者”内藤陽介がご案内。

 全国書店・インターネット書店(amazonbk1boox storeconeco.netDMM.comHMVJBOOKlivedoor BOOKSYahoo!ブックスカラメル紀伊国屋書店BookWebゲオEショップジュンク堂セブンネットショッピング丸善楽天ブックスなど)で好評発売中! 
スポンサーサイト

別窓 | エジプト | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< きょうからJTPC展です | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  北海道庁125年>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/