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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 マレーとスマトラ
2005-12-26 Mon 13:09
 スマトラ沖の地震からちょうど1年だそうです。というわけで、こんなモノを引っ張り出してみました。

 マレーのスマトラ使用

 これは、太平洋戦争中の1943年12月、スマトラのアチェ州(地震・津波の被害が最も大きかったところです)のクタラジャで取り扱われた郵便為替証書です。

 現在、マレー半島の大半を領有しているマレーシアとスマトラ・ジャワなどを領有しているインドネシアとは別個の国ですが、これは、植民地時代の英領と蘭領の線引きをそのまま継承した結果であって、歴史的にはスマトラ島はマレー半島とのつながりが濃厚な地域です。

 太平洋戦争が勃発し、日本軍がこの地域一帯を占領すると、それ以前の英領・蘭領という線引きは必ずしも意味を持たなくなり、新たな支配者となった日本軍は、当初、スマトラを昭南(現シンガポール)に設置した昭南軍政監部の管轄下におき、郵便も昭南郵政総局の傘下におかれることになりました。こうした状況は、1943年5月1日にスマトラ軍政監部が発足するまで続きます。

 こうしたことから、スマトラには一部、日本軍占領下のマレーの加刷切手が配給され、使用されることもありました。今回ご紹介している証紙にも、“DAI NIPPON 2602 MALAYA”と加刷された切手が貼られています。

 “昭和の戦争”にからむ仕事をそれなりにしているせいか、1年前の地震の時に出てくる地名は僕にとってなじみの深いものばかりで、事件当時は大いに胸が痛んだ記憶があります。被災地の復興はまだまだ道半ばといった状況のようですが、一日も早い復興をお祈りしています。

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この記事のコメント
#20
初めまして
インド洋地震からもう一年たったんですね
亡くなられた方にご冥福を祈ります
私の知り合いも当時そこに居ました
命からがら助かったんですが、今もその時のことが
トラウマになって寝れない日が続いているようです
今年は、国内でも地震の被害が多かったですよね
来年は、どんな年になるんですかね
災害から免れいい年になってくださいね
ぜひ遊びにきてくださいね
2005-12-26 Mon 23:39 | URL | なお #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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