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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ゴアにいます
2011-02-20 Sun 10:41
 きのう(19日)の記事にも少し書きましたが、現在、旧ポルトガル領インドの中心だったゴアに来ています。というわけで、ご当地ネタです。(画像はクリックで拡大されます)

        ノヴァ・ゴア消

 これは、ノヴァ・ゴア(パナジ)の消印が押された英領インド切手です。

 ポルトガル領インドとポルトガル本国リスボンとの定期的な郵便交換は1825年から始まりました。郵便印が使用されるようになったのは1854年のことで、同年、ゴアとイギリス東インド会社領のダマンに郵便局が設置されています。

 1874年に万国郵便連合が発足する以前、ポルトガルはイギリスと郵便交換協定を結び、ポルトガル領インドと海外との郵便交換はボンベイ経由でイギリス商船によって行われていました。その料金を徴収するための英領インド切手は、ダマンでは1854年から発売されましたが、同時に、ゴアのポルトガル局でも英領インド切手が有効とされていました。

 その後、1871年10月にポルトガル領インドとして最初の切手が発行されましたが、この切手はポルトガル領インド域内においてのみ有効で、1877年まで、ポルトガル領インドから海外宛の郵便物の料金は英領インド切手で徴収する状況が続きます。

 今回ご紹介の切手の消印のノヴァ・ゴアはポルトガル領インドの首府ゴアの中心地で、現在ではインド・ゴア州の州都としてパナジと呼ばれています。横線で構成された楕円の中に1の番号が入っているのが、ノヴァ・ゴア局の消印で、英領インド切手のゴア使用の中では比較的よく見られるのではないかと思います。ちなみに、上記のダムンの番号は13です。

 パナジの中央局は、市内を流れる運河のすぐ西側にあり、こんな外観をしています。

      パナジ局外観     パナジ局庭園

 さすがに、19世紀の建物がそのまま残されているというのではないでしょうが、敷地の中に庭園を作って噴水を置いているところなどを見ると、基本的にはポルトガル時代の建物が現在もなお踏襲されているのではないかと思います。ちなみに、中央郵便局前のMGロードを挟んで反対側にはゴア地区の郵政総局長のオフィスがありますが、こちらもなかなか風情のある建物です。

       ゴア郵政総局長オフィス

 こういうところを、かつてのポルトガル人は英領インド切手やそれを貼ったカバーなんかを手にうろうろしていたんですねぇ。
 
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