FC2ブログ
内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 クライスト・チャーチ
2011-02-24 Thu 17:18
 一昨日(22日)、ニュージーランド南島クライスト・チャーチ付近で大地震が発生し、現在までに死者98人、不明226人という大惨事となっています。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

        クライスト・チャーチ大聖堂

 これは、1950年にニュージーランドが発行したカンタベリー州100年の記念切手で、州都クライスト・チャーチの大聖堂が描かれています。今回の地震ではこの大聖堂も被災し、塔がぽっきりと折れてしまっている様子がメディアで報じられましたな。

 ところで、今回のニュージーランド地震をきっかけに、ニュージーランドの地震対策があまりにもずさんであったことが明らかになりつつあるようです。

 そもそも、ニュージーランドは太平洋プレートとオーストラリアプレートが重なり合った地点に位置しており、世界有数の火山国であり地震多発国です。マグニチュード6クラスの地震は毎年、マグニチュード7クラスの地震も10年に一度程度は起きていといいますから、日本とほぼ変わらない状況といってよいでしょう。

 ところが、この国では、2004年の法改正までは、耐震基準が全くありませんでした。建築後の検査も極めてずさんで、建設コストを抑えるために柱やボルトの質・量を落としたり、粗雑な基礎工事が行われたりすることは日常茶飯事で、かつて耐震偽装問題で話題になったアネハ某でさえ、ニュージーランドの建設業者の標準レベルから比べるとかなり良心的な仕事だというのですから、驚くばかりです。

 もちろん、地震そのものは天災として防ぎようのないものではあるのですが、昨年のハイチ大地震の時もそうだったように、その被害の大きさが人的要因に大きく左右されることはいうまでもありません。犠牲者・被災者の方には申し訳ないのですが、極悪非道な環境テロリストを野放しにし、日本の調査捕鯨に難癖をつけている暇があったら、その前にやるべきことがあったんじゃないでしょうかねぇ。


  ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★

        マカオ紀行・表紙カバー

   マカオ紀行:世界遺産と歴史を歩く
       彩流社(本体2850円+税) 

   マカオはこんなに面白い!
   30の世界遺産がひしめき合う街マカオ。
   カジノ抜きでも楽しめる、マカオ歴史散歩の決定版!
   歴史歩きの達人“郵便学者”内藤陽介がご案内。

 全国書店・インターネット書店(amazonbk1boox storeconeco.netDMM.comHMVJBOOKlivedoor BOOKSYahoo!ブックスカラメル紀伊国屋書店BookWebゲオEショップジュンク堂セブンネットショッピング丸善楽天ブックスなど)で好評発売中! 
スポンサーサイト




別窓 | ニュージーランド | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
<< リビアとキレナイカ | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  無事帰国しました>>
この記事のコメント
#1949 行革の影響は、
一時期は行革の見本としてマンセーされていたけど、郵政民営化など行革失敗の見本となっていたようだけど、救出や復旧作業の段取りが悪く見えるのはその影響なんだろうかと、単なる憶測で根拠もなく感じておりました。

耐震対策は、地震を知らない宗主国による植民地だったことの悲劇で、地震による被害の問題は、都市の問題であることを改めて感じました。
2011-02-25 Fri 00:44 | URL | isaac #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
 ・isaac様
 たしかに、イギリスには地震ないですからねぇ。でも、その伝でいうと、旧仏領とかもどうなんでしょう。案外、旧イタリア領のリビアが必要以上に耐震基準バッチシだったりしたら、それはそれで笑えますが。
2011-03-06 Sun 21:26 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/