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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 雪中送炭
2011-03-19 Sat 23:35
 きのう(18日)、台湾で紅十字会(赤十字に相当)やテレビ各局などの主催で東日本大震災の被災者を支援するチャリティー番組が行われ、生放送中に7億8800万台湾ドル(約21億5000万円)の義援金が寄せられたとのこと。なんともありがたい話です。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

        雪中送炭

 これは、1980年9月23日に台湾で発行された「民間故事」のうち、“雪中送炭”を取り上げた1枚です。

 “雪中送炭”とは、宋の太宗(趙光義)の時代、天候異変で大雪に見舞われた際に、皇帝が城内の貧しい人々に米と炭を与えた故事にちなみ、人が苦難を抱え困っている時に助けの手を差し伸べることをいう表現となりました。今回の台湾の方々の善意は、いまだ厳しい寒さの中で震えている被災地の方々にとって、文字通り“雪中送炭”の義挙であり、日本人として感謝の念に堪えません。

 わが国では、ときどき、大陸の共産政権に阿り、彼らの主張する「一つの中国」論なる荒唐無稽なデタラメに追従して台湾を粗略に扱う人がいますが、大陸の共産政権は、わが国に向けて核兵器の照準を合わせ、尖閣諸島に事実上の軍事侵略を行う国だということを忘れてはなりません。

 もちろん、今回の震災に際して大陸からの支援にも感謝すべきではあるのでしょうが、彼らが潜在的な敵国であるという厳然たる事実は、震災の前後でも何ら変わっていないのが現実です。それゆえ、無邪気に彼らの“善意”を信じ、安易に原発事故の処理や重要な防衛拠点での“支援活動”に参加してもらうのは、控えた方が良いように思います。

 じっさい、震災復興のために必要であるとはいえ、自衛隊の兵力が一挙に10万人も被災地に派遣されているという現状では、わが国の国防には大いに不安があります。したがって、中国がわが国に対する“援助”を申し出るのなら、なによりもまず、わが国に向けて核兵器の照準を向けることを止め、尖閣地域での侵略活動を停止することこそが、わが国に対する真の援助といえるのではないでしょうか。

 ちなみに、19日付の香港紙『東方日報』には、「中国が釣魚島を奪回するには、コストとリスクを最小限にしなくてはならず、今が中国にとって絶好のチャンスだ」との論評が掲載されたそうです。日本に支援をしようという一般の香港人が多数いる中で、中共政権の本音が垣間見えた瞬間といえましょう。

 なお、“雪中送炭”の反対語は“錦上添花”ですが、これは金持ちにへつらい、堤燈を持つことの比喩として使われます。対中ビジネスでの目先の利益を追求するばかりに、真に日本のことを心配してくれている友邦を蔑にする人には、ぴったりの表現ですな。

 こういう時だからこそ、我々には真の友好国を見極める眼力が必要だということを忘れてはなりません。


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