内藤陽介 Yosuke NAITO
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 地震で松本城にヒビ
2011-06-30 Thu 18:09
 けさ(30日朝)、長野県で強い地震があり、松本市内では7人の重軽傷者が出たほか、国宝の松本城にもヒビが入る等の被害があったそうです。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

        松本城

 これは、1977年8月に発行された第2次国宝シリーズ第5集の“松本城”です。

 戦国時代以降の日本の城郭建築では、権威・権力の象徴として壮麗な天守(一般には天守閣と呼ばれることも多いが、正式の建築用語は天守)がつくられましたが、現存する天守のうち、最も規模が大きく、なおかつ古いものの一つが松本城天守です。

 松本城は1594年、石川康長によって起工され、1597年ごろに完成したといわれています。天守は5重6階で勾配の緩やかな石垣の上に立っており、北と東に乾小天守などを従えるなど、その形状は変化に富んでいます。江戸時代の天守の先駆的な形式を持ちながら、戦国時代の古い形態も残しており、わが国の城郭建築史を記録する資料としても重要な意味を持っています。

 当初、この切手の原画写真として発表されたものは、1981年7月に発行の外信用葉書(額面80円)の印面とほぼ同じ構図となっていましたが、地元の切手収集家・藤野力が、この写真には、天守閣の前に国宝ではない黒門が入っていると指摘したため、松本郵便局と松本城管理事務所を通じて連絡を受けた郵政省は、急遽、デザインを変更しました。この結果、郵政省のデザイナーであった菊池吉晃が、あらためて、別の写真を元に切手としての原画構成を行いました。なお、切手の名称は“松本城”となっており、特に天守のみを取り上げているわけではありません。


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