内藤陽介 Yosuke NAITO
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 鼻の日
2011-08-07 Sun 23:21
 きょう(8月7日)は、語呂合わせで“鼻の日”です。今年は、1961年に日本耳鼻咽喉科学会が“鼻の日”を制定してから50周年でもありますし、きょうはストレートにこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

        ドイツ・鼻

 これは、1986年に西ドイツが発行したヨーロッパ切手のうち、ミケランジェロのダビデ像の鼻の部分を大きく取り上げた切手です。

 ヨーロッパ切手というのは、毎年、ヨーロッパ各国が統一テーマの下、それぞれ趣向を凝らして発行している切手のことで、1986年のテーマは“環境”でした。このとき、西ドイツの切手は“鼻”を大胆に取り上げることで、大気汚染のない清浄な空気の大切さをアピールしたというわけです。

 ところで、ダビデ像の鼻といえば、こんなエピソードがあります。

 ダビデ像の制作中、ミケランジェロは作業現場に関係者以外が立ち入ることを固く禁じていましたが、フィレンツェ市長が視察に訪れた時は、これを拒むことはできませんでした。市長は制作中の像を見ると、「ダビデの鼻が高すぎるようだから少し削るように」とミケランジェロの要求。ミケランジェロはこの要求を無視しようとしたのですが、市長が執拗に迫ったため、槌音を響かせつつも鼻は削らず、隠し持っていた大理石の欠片を落として「このくらいでいかがでしょう?」と応じました。真相を知らない市長は、自分の要求が容れられたと思いこんで満足し、その場を立ち去って行ったそうです。

 まぁ、政治家の視察なんてのは、洋の東西を問わず、そんなものなんでしょう。ただ、フィレンツェ市長のエピソードは笑い話ですみますが、某総理のように、原発事故の直後に混乱する現場に乗り込んで、専門家たちの必死の作業の邪魔をしたというのは洒落になりません。そういう方は、素直に職を辞してお遍路を再開し、金輪際、視察なんてものを止めていただきたいものですな。


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