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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 1週間で2度の台風上陸
2011-10-02 Sun 23:15
 先月27日(先週火曜日)に台風17号に襲われ、少なくとも52人が死亡する被害を出していたフィリピンで、きのう(1日)、台風19号が1日、ルソン島イサベラ州ディナピクに上陸。台風2件での被災者数は約300万人にも達したそうです。被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。というわけで、フィリピンと台風といえば、やはり、この切手でしょうか。(画像はクリックで拡大されます)

        フィリピン水害加刷カバー

 フィリピンが日本占領下にあった1943年12月に発行された“水害救済慈善”の加刷切手です。

 1943年11月、ルソン島を襲った台風は大きな被害をもたらしたため、日本の占領当局は同年12月8日の開戦2周年にあわせて、普通切手に“洪水”を意味する“BAHA”の文字と1943の年号、それに付加金の金額を加刷した3種の事前切手を発行しました。加刷に使われた台切手は日本の内閣印刷局製造ですが、加刷はマニラで行われています。

 なお、寄付金付き切手の常として、この切手も売れ行きがイマイチだったため、12月22日にこの切手の記念印を作り、2度目の売り出しを行いました。今回ご紹介のカバーはその際に作られたもので、いわゆる“初日カバー”ではありません。
 
 そういえば、今年6月に発行された東日本大震災寄附金付切手って、売れ行きの方はどうなんでしょうか?先日、わが家に書留を届けに来た郵便配達員氏は「よかったら1シート買ってくれませんか」と営業をかけてきましたので、あまり芳しくないんでしょう。フィリピンの先例を応用して、毎月11日にカッコいいデザインの記念印を作り、寄附金付切手に限って押印するというようなことをやるくらいのことをしないと、なかなか、完売は難しいかもしれませんな。


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この記事のコメント
#2042 民営化と分社化
 郵政分社化により、配達は郵便局(株)ではなく郵便事業(株)の業務になったので、寄附金付切手のセールスに来たのは郵便局員ではないですな。
 麻生太郎が言った「国民は郵政民営化は知っていても分社化は知らない」は本当だと思う。でも日本の郵便学者にはきちんと理解していて欲しいです。
2011-10-03 Mon 21:09 | URL | いわゐ將軍 #B7q/.fmY[ 内容変更] | ∧top | under∨
 ・いわゐ將軍 様

 ご指摘ありがとうございます。単純な僕のミスですので、記事の一部を修正しました。

 今後とも、よろしくご指導ください。
2011-10-04 Tue 00:22 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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