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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ヴェトナムのジャワサイ絶滅
2011-10-26 Wed 22:44
 世界自然保護基金(WWF)は、きのう(25日)、ヴェトナムに生存していた最後のジャワサイが密猟で殺され、ベトナムに生息するジャワサイは絶滅したと発表しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

        ヴェトナム・ジャワサイ

 これは、1988年にヴェトナムで発行されたジャワサイを描く小型シートです。

 ジャワサイは、かつては、インド北東部、インドネシア、カンボジア、タイ、バングラデシュ、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー、ラオス、ヴェトナムなどに広く分布していたサイで、体長300-320センチ、体重1500-2000キロほどの大きさです。主に低地の熱帯雨林に生息し、河川や沼を好み、餌は木の枝や樹皮、木の葉、芽、果実などです。

 古くから、角が装飾品とされたり、薬用になると信じられていたことから乱獲され、今回ご紹介の小型シートが発行された1988年にヴェトナム国内で個体群が発見されるまでは、ジャワ島西部のウジュン・クロン国立公園内を除いて絶滅したと考えられていました。

 ヴェトナム政府は、ジャワサイの絶滅を防ぐため、1992年に保護区を設定。さらにこの保護区をカティエン国立公園に併合するなどの対策を講じ、WWFもヴェトナム政府に協力して保護活動が進められてきましたが、密猟は後を絶たず、2004年の調査ではヴェトナムのジャワサイは2頭の生存が確認されただけになっていました。

 その後、今年4月にカティエン国立公園内でジャワサイ1頭の死体が見つかり、遺伝子調査の結果、2010年4月までに確認されていたジャワサイの糞22点すべてが、このジャワサイのものであることが判明。今回の絶滅の発表となりました。

 なお、ヴェトナムのジャワサイが絶滅したことにより、アジア大陸からジャワサイは姿を消すことになりましたが、インドネシア・ジャワ島の西部には、まだ50頭ほどのジャワサイが生き残っているのだそうです。こちらのジャワサイには、何としても、絶滅せずにいてほしいものですね。


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