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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 切手に描かれたソウル:国立国楽院
2011-11-12 Sat 09:55
 ご報告が大変遅くなりましたが、『東洋経済日報』10月28日号が刊行されました。僕の連載「切手に描かれたソウル」では、今回は李明博大統領の私邸問題で話題になった瑞草区の施設ということで、国立国楽院とこの切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

        韓国・国立国楽院40年

 これは、1991年に発行された国立国楽院40年の記念切手で、デザイン化された楽人をバックに国楽院の建物が描かれています。

 国立国楽院は、韓国の伝統音楽である国楽の継承・発展を目的として、1950年1月19日の大統領令によって、組織としては同年4月10日に発足しました。しかし、同年6月、朝鮮戦争が勃発し、ソウルが戦場となったため、常設の施設としては1951年に釜山でスタートし、李王職雅楽部出身の李珠煥が任命されています。

 1953年の休戦後、国楽院はソウル市の鍾路区に移転しましたが、1970年代以降、いわゆる江南地区の開発がすすめられたのにあわせて、1987年、牛眠洞の現在の場所に移転しました。ちなみに、国楽院の所在地は、現在、瑞草区となっていますが、同区は国楽院が移転してきた翌年の1988年に江南区から分区して作られました。

 2つの劇場、事務棟、博物館が連結通路でつながっている国楽院の建物の構造は、寺の伽藍配置を真似ており、石垣で閉じられた外壁には、昔の城郭の強固で端正な線が込められているそうです。また、メインの公演場である礼楽堂は、水原の水原城をモデルに設計されました。

 今回ご紹介の切手では、竹笛のテグムを吹く楽人の衣装に、銀色の線描で国楽院の建物が描かれているのですがが、『東洋経済日報』に掲載のモノクロの図版ではちょっとわかりにくかったかもしれません。


 ★★★ トーク・イベントのご案内 ★★★

 11月19日(土)13:10より、東京・目白の切手の博物館3階で開催の(財)日本郵趣協会コーリア部会例会にて、拙著『ハバロフスク』の刊行を記念して、以下のトークを行います。

 ・題目 金正日生誕の地、ヴャツコエを訪ねて
 
 現在、北朝鮮当局は、金正日が北朝鮮内の白頭山中で生まれたと主張していますが、これは事実と異なり、金日成・金貞淑夫妻がソ連領内で軍事訓練を受けている間に生まれたことが確認されています。その具体的な生誕地については諸説がありますが、最も有力視されているのは、ハバロフスク近郊のヴャツコエです。

 拙著『ハバロフスク』では、本編とは別の“付録”として、近郊のヴャツコエを訪れた体験記も収録しておりますが、今回のトークでは、現在のヴャツコエのようすなどもご紹介しつつ、お話ししたいと思います。

 * 今回のコーリア部会例会は特別例会ということで、部会の会員でなくとも、どなたでも自由にご参加いただけます。また、トークのみのご参加の場合、博物館の入館料はかかりません。 


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