内藤陽介 Yosuke NAITO
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 インドネシアが原油輸出停止も
2012-01-27 Fri 15:23
 きのう(26日)、インドネシアの副エネルギー相がロイターの取材に対して「インドネシアは基本的に輸出より国内需要を優先する。需要が増大し、生産が減少していることから、原油輸出の停止を検討している」と述べたそうです。というわけで、インドネシアがらみでこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

        ジャワ宛返戻便(払い戻し)

 これは、1942年2月、イギリスからオランダ領東インド(蘭印、現インドネシア)のスラバヤ宛に差し出されたものの、いわゆる太平洋戦争の開戦により配達不能となったため、“NO SERVICE/RETURN TO SENDER”(業務停止・差出人戻し)との表示が入った紫色の角印を押して、差出人戻しとされたカバーです。それだけなら、よくある返戻便のひとつなのですが、今回ご紹介のものに関しては、差出人戻しとなった後、料金の払い戻しを受け、そのことを示す“POSTAGE REFUNDED”(郵便料金払い戻し済み)の印が切手上に押されているのがミソです。

 さて、現在、インドネシア産原油は主としてオーストラリア、中国、日本、韓国に輸出されており、昨年10月の輸出量は1日あたり約47万7000バレル。ちなみに、わが国の1日当たりの石油の消費量は、ちょっと古い統計ですが、2009年のデータでは、約440万バレルで、原油輸入の3%がインドネシアからとなっています。まぁ、この数字を見る限り、インドネシアからの原油輸入がストップしても、一見、日本への影響は大したことがなさそうにも見えます。しかし、インドネシアが原油輸出を停止すれば、ただでさえ、値上がり傾向が続く原油価格がさらに上昇することは避けれられないわけで、イランからの原油輸入を削減し、その代替分を手当てしなければならない状況の中では、なんとも頭の痛い話です。

 こういうときこそ、とりあえず安全性に細心の注意を払いながら運転停止中の原発の稼働再開を急ぐべきだと思うのですが、昨日のダボス会議には野田首相の代理として前首相の菅直人が出席して“反原発”の与太話を飛ばし、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)に「日本の前首相、反核活動家に転身」と揶揄される始末です。「バカは死ななきゃ治らない」という以外の言葉が見つかりませんな。


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