内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界漫郵記:ゴア②
2012-11-30 Fri 23:12
 『キュリオマガジン』2012年12月号が出来上がりました。僕の連載「郵便学者の世界漫郵記 インド西海岸篇」は、前回に引き続き、ゴアの2回目です。その記事で使ったモノの中から、こんなモノをもってきてみました。(以下、画像はクリックで拡大されます)

      マンドヴィー川絵葉書(絵面)     マンドヴィー川絵葉書

 これは、ゴア市内を流れるマンドヴィー川を行きかう船を取り上げた1945年の絵葉書です。葉書はポルトガル領モザンビークからポルトガル本国のセトゥーバル宛(7月の着印はありますが、差出時の日附は読めません)で、経由地の南アフリカ共和国(南ア)で検閲を受けたことを示す印が押されています。検閲印の文言は、英語の“PASSED BY CENSOR”とアフリカーンス語(南アのオランダ系白人の言語)の“DEUR DIE SENSOR COEDCRKEUR”というバイリンガルです。

 第二次大戦中、ポルトガルは中立国だったため、ポルトガル領のマカオやゴア、モザンビークは、連合国・枢軸国の双方にとって、物流の重要な拠点となっていました。この葉書の差出人も、ゴアでこの葉書を買ってモザンビークへと移動し、そこから葉書を差し出したのではないかと思われます。
 
 さて、マンドヴィー川では一日に何便か川下りの船が出ていて、僕も、夕暮れ時のクルーズに参加しました。

 18時15分の出発に合わせて、18時ちょうどに船に乗り込むと、白人の老夫婦など、ビデオカメラを構えた観光客の姿がちらほらと見えたのですが、出発の時刻が近づくにつれ、外国人観光客よりも地元の若者と思しきインド人の数が増えて行き、出発時には、満員の船内で、明らかに外国人という風情の人間は圧倒的少数派に転落してしまいます。

 定刻を少し過ぎて船が動き出し、対岸の建物や看板などを見ていたら、突如、ビートの効いた音楽が大音量で鳴りだし、夕陽を背にダンサーたちが踊りだすと、それに合わせて、地元のインド人たちも舞台下のフロアでガンガン踊りだし、船内は一挙にディスコと化し、白人の老夫婦は目をぱちくりさせていたのが印象的でした。

 老夫婦が期待していたのは、遊覧船で川下りをしながら、船から見える建物や景色についての解説を聴き、安手の民族舞踊などを見るという、型通りの“リバー・クルーズ”だったのでしょう。明らかに場違いなスペースに迷い込んでしまった老夫婦には、お気の毒様としか言いようがありませんでしたな。
 
 今回の記事では、インド人のノリノリのダンス空間の様子なども含めて、マンドヴィー川クルーズの様子を取り上げてみました。機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。

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