内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 キューバ・リブレ
2006-03-21 Tue 23:04
 野球のWBCは日本がキューバを下して優勝しましたね。日本人として素直に嬉しいです。

 というわけで、勝者の余裕というわけでもないんですが、キューバ・チームの健闘とスポーツマンシップに則ったさわやかな態度(いや、別に準決勝で対戦した某国のことを問題にしたいわけじゃないんですが)を称えて、キューバがらみのモノの中から、こんな1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

自由キューバ

 スペインの植民地支配に対するキューバの第一次独立戦争は1868年から1878年まで続きました。その間の1874年、革命派は革命資金を捻出するため、キューバ国旗を描いた“自由キューバ”の切手を発行することを計画。アメリカのフィラデルフィアでここにご紹介しているような切手を制作しました。
 
 ところが、国旗の下に記された“自由キューバ”のスペルが、“CUBA LIBRA (正しくはCUBA LIBRE)”となっていたため、この“切手”は実際に発行されず終わっています。

 どうでもいいことですが、僕なんかは、“キューバ・リブレ”といえば、ラムをコーラで割ったカクテルを思い出してしまいますが、これは、1898年の米西戦争でアメリカがキューバの独立を“支援”したことにちなんでつくられるようになったものです。もっとも、スペインから独立した後のキューバは、1957年のカストロによる革命まで実質的なアメリカの植民地支配下に置かれてしまうわけで、この辺の事情については、ご興味がおありの方は、拙著『反米の世界史』もご覧いただけると幸いです。

 ちなみに、今回の“切手”が発行された1874年は、キューバで初めて野球の公式戦が行われた年でもあります。記念すべき第1試合は、同年12月、サマンサス球場で行われたハバナ対マタンサスの対戦で、結果は51対9でハバナが勝ったそうです。それにしても、51点というスコアが出てくる試合って…。やってる選手たちも、見てる観客も、さぞかし、しんどかったでしょうね。
スポンサーサイト

別窓 | キューバ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< 外国切手の中の中国:タイ | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  ハンニバル>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/