内藤陽介 Yosuke NAITO
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 海の日
2013-07-15 Mon 14:17
 きょう(15日)は“海の日”です。というわけで、ストレートにこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       錨加刷・小スンダ列島

 これは、第2次大戦中、日本軍占領下に置かれていた蘭印(オランダ領東インド)の小スンダ列島で発行された錨加刷の切手です。

 日本軍占領下の蘭印では、陸軍がスマトラおよびジャワを、海軍がそれ以外の地域を、それぞれ分担して占領行政を行っていました。このうち、海軍担当地区の中心となったのは、セレベス島のマカッサルで、ここには、1942年4月27日、南西方面海軍民政府本部が設置され、同本部の下、セレベス、ボルネオ、セラムの3地方にそれぞれ海軍民政部が設けられています。

 郵便に関しては、日本軍の上陸以来、取扱停止となっていましたが、各民政部がそれぞれの担当地域で個別に再開しています。ただし、ロンボクを含む小スンダ列島では郵便の再開は遅れ、占領から半年以上が過ぎた1942年12月21日になって、ようやく、バリ島のバングリ、デンパサール、ギャニャール、カランアサム、クルンクン、ヌガラ、シンガラジャの各局と、ロンボク島のアンペナンの各局で郵便業務が再開されました。

 郵便再開後の1943年2月1日、これら各局に対して、戦前の蘭印切手に“大日本”の文字と海軍による占領を示す錨のマークを加刷するようにとの通達が出され、加刷作業が行われることになり、今回ご紹介のような切手が発行されました。

 さて、現在、夏の終戦商戦にあわせて、8月上旬に『蘭印戦跡紀行:インドネシアに「日本」を見に行く』と題する拙著を、切手紀行シリーズ⑥として彩流社から刊行すべく準備を進めています。すでに、編集作業も大詰めを迎えており、今週中には印刷機がまわりはじめる予定です。正式な発売日、定価などが確定しましたら、逐次、このブログでもご案内してまいりますので、よろしくお願いします。


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