内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ヴィエンチャンに来ています
2013-08-05 Mon 08:29
 世界切手展<Thailand 2013>も後半戦に突入ですが、僕は今回、コミッショナーでもなければ審査にタッチしているわけでもありませんので、比較的、時間に余裕があります。そこで、パルマレスまでの合間を利用して、思い切ってバンコクを抜け出し、現在、ラオスの首都ヴィエンチャンに来ています。バンコクへは今夜の夜行列車で戻りますので、せっかくなら現地にいるうちにと思い、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       タート・ルアン

 これは、王制時代のラオスで1959年に発行されたタート・ルアンの切手です。ちなみに、きのう(4日)、僕が実際に見てきたタートルアンはこんな感じでした。

       タートルアン・実物(塀の外から)

 タート・ルアンは、ラオスの国章にも描かれている仏塔で、ヴィエンチャンの、というよりもラオスのシンボルとして、切手にも何度か取り上げられています。もともと13世紀初頭に建てられたクメール様式の仏塔で、その後、廃墟になっていたものを、ルアンパバーンからヴィエンチャンに遷都したラーンサーン王国のセーターティラート王の命で1566年に改修したのが直接のルーツです。

 度重なる戦乱で何度も破壊され、現在の塔は1930年代の大修復後のもので、外壁の一辺は85mの正方形、その中に60mの正方形の土台があり、その上に塔が立っているという構造です。あいにく、塔の内部に入ることができず、周辺から外観を眺めるだけでした。実物のタート・ルアンは前身これすべて金ぴかという感じでしたが、切手を見ると中心となる大仏塔の周囲の塔は金色ではありませんので、金ぴかになったのは最近のことなのかもしれません。そういえば、タイ・チェンマイの古刹ワット・スワンドークも、1973年の切手では石肌が見える渋いつくりなのに、現在は金ぴかですからねぇ。日本人の感覚としては、時代を経て少しくすんで来たり、色が落ちて素材の地肌が自然と出ていたりする方が、味があって良いと思うのですが、そのあたりは美意識の差ということなんでしょう。

 なお、ワット・スワンドークに関しては、拙著『タイ三都周郵記』でも取り上げておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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