内藤陽介 Yosuke NAITO
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 無事帰国しました
2013-08-13 Tue 09:34
 昨日(12日)夕方、無事、バンコクから帰国いたしました。世界切手展<Thailand 2013>の会期中、現地では、コミッショナーの山崎好是さんをはじめ、多くの方々にいろいろとお世話になりました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。(冒頭の画像は、会場入口でキンナリー姿の女性と一緒に撮影したものです)

       <Thailand 2013>会場にて

 今回の切手展は、キンナリーがマスコット・キャラクターになっていて、会場内にはいたるところにキンナリーのイラストが掲げられていました。下の画像のうち、左はカタログの表紙で、右は今回の出品に対して頂戴したメダル(賞のランクに関わらず、全員“銅メダル”でした)ですが、そのいずれにも、キンナリーのキャラクターが描かれています。

       バンコク展カタログ     バンコク展メダル

 というわけで、このキャラクターの切手があればぜひとも買ってきたかったのですが、残念ながら、キャラクターそのものの切手は発行されませんでしたので、次善の策として、会期中、会場内の郵便局で入手した切手のなかから、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

       タイ郵政130年シート

 これは、8月4日に発行された“タイ郵政130年”の記念切手のシートです。

 タイにおける近代郵便制度は、英国領事館が、バンコク駐在の外国人商人や宣教師の要請に応えて“郵便局”を開設し、1858年からタイと英本国やインド、シンガポールなどとの通信を取り扱ったのが最初ですが、タイ国家としての自前の郵便制度の導入が計画されるようになったのは、1881年のことでした。ただし、当時のタイには切手を製造するための設備がなかったため、切手の製造はイギリスのウォータールー・アンド・サン社に委託されました。
 
 このとき準備された切手は、ラーマ5世の横顔を描く凹版印刷のもので、1ソロト、1アット(=2ソロト)、1シロ(=2アット)、1シク(=2シロ)、1サルン(=4シク)の5種類。国号の“シャム”の表示はなく、額面はタイ語のみの表示でアラビア数字も記されていません。これら切手は1883年に入ってからバンコクに到着し、同年8月4日の郵便創業から使用されています。

 今回ご紹介の切手の“タイ郵政130年”というのはここから起算した年回りで、今回の切手展や中央郵便局の改装なども、その記念事業の一つとして行われました。今回ご紹介の切手は、中央郵便局の局舎を背景に、1883年の最初の切手のうちの1ソロ切手をそれを拡大するルーペを組み合わせたデザインです。背景の郵便局がトリミングで一部隠れていますが、これは、デザイン制作の時点では改修工事が終わっていなかったためでしょう。改修後の局舎には、ちょうど切手では隠れている部分に、シート上部のガルーダ像が新たに取り付けられています。(参考までに、下に、実際の郵便局外壁のガルーダの装飾の写真を貼っておきましょう)

       バンコク中郵・ガルーダ

 なお、今年はこの後11月にリオデジャネイロで世界展が予定されています。僕自身は、コミッショナー兼審査員見習いとして参加を予定しております。今後とも、皆様にはいろいろとお世話になることがあるかと思われますが、よろしくお願いいたします。


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